環境破壊が招いた殺人事件

違法森林伐採に絡む殺人事件 - インド

【ゴラグハット/インド 11日 AFP】警察はジャーナリストのPrahlad Gowalaさん(32才)殺人容疑で森林監視員を逮捕した。当局によれば6日死体で発見されたGowalaさんは、この地域での違法森林伐採を告発する一連の記事を執筆していたという。写真はインド(India)北部のグワハティ(Guwahati)から400キロ離れたゴラグハット(Golaghat)で11日、殺人事件に抗議する活動家たち。(c)AFP

AFPBB News


環境派ならばGLAYのTAKUROあたりを応援するんだろーが、
自分の着メロはラルクです。
ども、はじめまして。シノミヤです。
これから環境に因んだ記事を中心に取り上げつつ、
深刻になりがちな環境破壊問題を、
それでも元気で前向きになれるように、
のてのてと、このブログで綴っていきます。

では以下、本文。
.
.

◆森林の違法伐採がヒトゴロシの銃爪を引いた◆

で、今回取り上げた記事は、殺人事件と
その容疑者の逮捕という話。
あまり気分が落ち込みそうな記事は取り上げたくない
と思う自分でも、
これは取り上げざるを得ない、ということで選んでみた。

というのも、
殺人という深刻な事件が環境問題を契機に引き起こされている、
ということに注目していただきたい、ということで。

これ、たまたま場所はインドだけれども、
似たような事件は他にも多くの場所で起きているということ、
あなたはご存じだろうか。

しかもその中には、
日本に住むわたしたちが関わっている場所もある。
(この今回のインドの違法伐採に関しては、
日本との関連性は裏づけが取れていないので
むしろ関係はあまりないと見ていいかと思うのだが;
;詳細ご存じの方いたら情報ヨロシク)


◆森林の多様性は無視され、「木材」という価値だけで扱われる◆

たとえば、東南アジアのインドネシアやマレーシアで
広い面積の原生林が伐採されているが、
木材にされたその木が最後に辿り着く国は、日本だったりする。
現地では、
原生林の伐採に伴う環境破壊もあれば、
さまざまな人権侵害なんかも起きている。
巻き添え喰って、先住民族の子どもが死んでしまった例もある。
パプアニューギニアの原生林も木材にされ、
日本に結構な量やってきていて、
現地ではやはり似たようなことがたくさん起こっている。

日本に着いたこれらの木材は、
かたちを変えて、2、3回で使い捨てにされてしまうような
建築用材(コンクリートを固める型枠)やら、
安物の家具やら、はたまたダンボール紙なんかに使われている。


◆需要のためなら法も無視◆

とりわけ今、問題となっているのは、
違法材の密輸という問題だ。

少し詳しく見てみると、
インドネシアの原生林に、ラミンという名前で呼ばれる樹がある。
これが、加工しやすいということもあって、
伐られて売られ、運ばれて、日本で安く大量に使われている。

日本に持って行けば売れる、という需要があるおかげで、
現地では、国立公園だろうとなんだろうと、
ばっさばっさと伐り倒して売り払う。
伐ったらヤバい場所からの場合は書類を偽造したりするなど、
現地の法律をも破り、日本に運んできている。


◆知らないうちに環境破壊の片棒は担ぎたくねぇよな◆

インドの事件は、裏づけが取れていないので、わからない。
けれども、マレーシアの事例では、
日本に住む自分は、安易な欲望で、森林環境ばかりか
現地の人をも傷つけている。
恐らく、インドネシアでも、パプアニューギニアでも。

このことを意識すると、正直、自分もめげる。

そんな、知らない間に環境破壊ばかりか人殺しの片棒担いでた、
ということもあながち無い訳ではない世界に、
今のわたしたちは住んでいる。
と、いうことは、ある程度自覚を持っていたほうがいい。


◆知って使えば何かが変わる◆

んじゃ、
海外の森林(特に原生林)を破壊しないで暮らしていくための方法、
というのをどうやって探せばいいか、ということについて。
これについては、実は幾つか情報がある。

自分も参加している関西の環境NGO「ウータン・森と生活を考える会」が、
「ラミン調査会」という別働隊を立ち上げて、
そのための調査をみっちりとやり通した。
(サイトはこちら→http://www1m.mesh.ne.jp/~apec-ngo/sinrin/ramin/ramin.htm

で、環境破壊型でない資材調達をしている企業を一覧にまとめた
リーフレットを作った。
タイトルは、
「密輸材ラミンを買わないで フェアウッドを使いましょう」
というもの。
(自分も校正の一部とDTPを手伝ってたりする)
ただし、取り上げている森林資源は「ラミン材」だけなので、
これだけで全ての環境破壊型の資材調達を回避できるか、というと
まあナンですが。

でもまあ、
こういう情報が日本には意外と少ないことを考えてみても、
結構大きな一歩になると思うんだがな。どうだろう。

これは、もちろん書店などには置いていない。
読みたい人は、先のサイトへアクセスして送ってもらうのもいいし、
場合によっては、シノミヤのアドレスまでアクセスくれれば、
メールは必ず転送する。

ちなみに、このウータンの会は、
運営しているのは全員ボランティア。
別に仕事なりを持って活動しとるんで、
専従スタッフのいる大手NGOのような速やかな回答が
難しい場合もある。
(仕事が終わってから、また休みの日に
こういう作業をせっせとやるわけだから)
ので、あまり急かしたりしないで、気長に付き合ってやってくれ。


◆「アタリマエ」なんて、結局は自分や周りの日々の行動の積み重ね◆

あと、国際環境NGO「FoE Japan」などがやっている
こんなキャンペーンなども参考になるかも。
「フェアウッドキャンペーン」→http://www.fairwood.jp/campaign/index.html
「FoE Japan」のトップはこちら→http://www.FoEJapan.org/

森林問題の基礎知識を知りたい方にうってつけのサイトはこちら。
「熱帯林行動ネットワーク(JATAN)」→http://www.jatan.org/
「パプアニューギニアとソロモン諸島の森を守る会」→http://www6.ocn.ne.jp/~png/

適切な資材調達が、消費行動の中に
ごく自然に組み込まれていること。
そのことが「アタリマエ」になっていけば、
原生林の破壊も減るわけだし、
この記事のような殺人事件なども起こらずにすむようになるんだよな、うん。

と、やや強引に結論をつけたところで、また今度。

(こういうリーフレットを「置いていいよ」という名乗り出も大歓迎。
公民館やお店など、置けそうな場所をご存じの方、
アクセスよろしく)

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登録日:2006年 02月 02日 19:00:00

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◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
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