擬人化はうんざり

2匹の赤ちゃんライオン、父親の「虐待」で米国に「亡命」 - スイス

【バーゼル/スイス 29日 AFP】バーゼル(Basel)動物園は28日、同園で生まれ飼育されている赤ちゃんライオンの兄弟が来週、米国へ「亡命」すると発表した。亡命するのは「Cabara」と「Catali」の2匹で、父ライオンの「虐待」が理由。ミズーリ(Missouri)州セントルイス(St. Louis)動物園に引き取られる。父ライオン「Mbali」は、赤ちゃんライオンたちが母ライオンに近づこうとすると投げ飛ばしたり、引っかいたり、かみついたりするようになっていた。写真は28日、あくびをする生後14か月の「Kabara」。(c)AFP/FABRICE COFFRINI

AFPBB News


この写真説明だけから推測するので
以下の自分の話も大幅に間違っているかもしれない。
その場合は、大いにツッコんで頂いて結構。


◆ ◆ ◆

ライオンは、野生動物の中では珍しく、
飼育下でもあまりストレスなく子づくりをバンバンする哺乳類だ。
満足な餌があれば、本当によく増える、とされている。

そうした性質を考えると、
自分の遺伝子を持つ幼体を攻撃する、というのは
どうにも腑に落ちない。

檻の面積はどうなのか。狭くないか。
運動量は足りているのか。
オスメスの比率が自然下の環境に近いものかどうか。
または、檻の面積に対して
個体数が多すぎるようなことはないのか。


あるいは、
哺乳類ともなれば、ヒト同様にそこそこの違い(個性)もあるから、
このMbaliの個性によるものなのかもしれない。
そうだとしたら、このMbaliは自然下で生きていたとしたら、
子孫を残せないオスとして淘汰されていた側だっただろう。
(ライオンのオスのうち、子孫を残せるものはごく一部のみ)


◆ ◆ ◆

それにしても、本日のお題にしたように、
動物の母親の「子捨て」やら父親の「虐待」やら、という見出しの
多いこと、多いこと。

こうした過度のニンゲン習慣の投影は、
逆にその生態について誤解を招くような気がしてならない。

もしも飼育方法に問題があり、
ニンゲンの「虐待」(ニンゲンに自覚がなくても動物側からみれば)
が高じて動物間の虐待が派生したのだとすれば、
それはもう擬人化や投影ではなく、
明らかに飼育するニンゲン側が加害者であり、
本当の虐待者だと思うんだが。

バーゼル動物園がそういうアホアホな動物園ではないことを、
ただただ、強く祈りながら。
.
.

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登録日:2007年 03月 29日 20:08:15

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