キミ、ちょっとイラクに行ってくれないか、捨て駒になってくれないか

軍当局の情報操作、公聴会で明るみに - 米国

【ワシントンD.C./米国 25日 AFP】国民らの注目を集めている米軍関係者2人が24日、政府改革委員会(House Government Reform Committee)の公聴会に出席し「軍当局がまったくのうその情報を広め、英雄を渇望する国民のために情報操作をした」との証言を行った。
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(c)AFP/Karen BLEIER

AFPBB News


タイトルはブルーハーツの「すてごま」をもじりながら。

戦争を制するには情報を制せよ、というのはセオリーだが、
それでも完全な情報統制はやはり難しい、と。
事後とはいえ、少しでもこの手の情報が出たのは幸い。

しかも今回、AFPにしてはえらく詳しい。

同様のニホンの報道だと、
4月25日の時事通信
 英雄物語、「真実ではない」=下院公聴会で元兵士ら証言-米
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070425-00000023-jij-int

あるいは同じ4月25日の朝日
 NFL選手「名誉の戦死」は偽装 米公聴会で疑惑浮上
http://www.asahi.com/international/update/0425/TKY200704250344.html
(こちらは写真つき)
といったところ。

アメリカ合州国政府が
ヴェトナム戦争時にあった「報道の自由」に懲りて、
以来、情報統制を敷いたということは、よく知られている話。
湾岸戦争時のものが有名だが、こうした情報操作は
常日頃から過剰に行われていると考えた方がいいだろう。
(この辺り、チョムスキーの各種の本が取り上げていたりする)


だいたい、こういう情報操作を行うような立場のヒトビトは、
砂埃舞う現場で重たい銃を背負って走り回るような日々を
過ごすことはない。

現場の苦労といっても、しょせんは他人事。
だのに、そういう立場のニンゲンが、
何をやっつけるか、どこを攻め落とすかを決めていく。

軍事ほど、倒錯した構造はないよな、という。


さらに、2月頭の以下のAFPの記事も、ぜひ参考に。
2月09日 AFP
 「イラク戦争開戦の根拠はねつ造だった」、国防総省機密文書が指摘 - 米国
http://www.afpbb.com/article/1322533
わ た し た ち は
 何 の た め に 戦 争 を し て い る ん で し ょ う か

(このタイトルでエントリをアップするはずが
2月の時点では頓挫した)

この件については、国内でも多くの報道がなされているので、
見ている人も多いと思う。
(でも、戦争が終わらないのは、ほんまなんんでやろ?)

とりあえず関連報道を一件確保。
2月9日 朝日
 イラク戦前「不適切な情報活動」 米国防総省が認める
http://www.asahi.com/international/update/0209/006.html


さらに昨日(4月28日)
それにダメ押しをするかのような、AFPの写真アップ。
4月28日 AFP
 CIA元長官暴露本、イラク開戦時「まじめな議論」はなかった - 米国
http://www.afpbb.com/article/1547792

結論先にありき、というハナシ。
理由はこじつけでも何でもよかったのだろう。
そのために殺されるイラクの人びとや、
いいように使い捨てにされるアメリカの兵隊たちにとっては
とんでもないハナシなんだが。


※報道テキストは、<続きを読む>に収納。
.
.


2月9日 朝日
イラク戦前「不適切な情報活動」 米国防総省が認める
http://www.asahi.com/international/update/0209/006.html
 イラク戦争の開戦前に、当時のファイス米国防次官(政策担当)が率いる部署が、「情報機関にまかせるべき情報活動に不適切に従事した」と認める機密報告書を、国防総省の監察総監が作成していたことがわかった。情報機関の結論と異なる形で、イラクと国際テロ組織アルカイダの協力関係が存在するかのような情報をファイス氏らが上層部に流したことを批判する内容だという。
 上院軍事委員会のレビン委員長(民主党)が声明で報告書の存在を指摘し、9日付で要旨が機密解除されると明らかにした。イラク戦争がらみの情報操作に関する国防総省内部からの自己批判の動きとして注目される。
 ファイス氏は新保守主義者(ネオコン)の一員として知られる。
 イラク戦争前、中央情報局(CIA)など米政府の情報機関は、大量破壊兵器の所有・開発疑惑やアルカイダとの関係は裏付けを欠くとの見方だった。これに飽き足らないチェイニー副大統領ら政権内強硬派の意向を受け、ファイス氏が次官室内に独自の「情報チーム」をつくり、「クロ」の判定を下す情報操作をしたと批判されてきた。

4月25日 時事(yahoo! 経由)
英雄物語、「真実ではない」=下院公聴会で元兵士ら証言-米
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070425-00000023-jij-int
 【ワシントン24日時事】米下院監視・政府改革委員会は24日、米軍が間違った情報を流して兵士を英雄に祭り上げていないか検証する公聴会を開催した。当初、「イラク兵と果敢に戦って捕虜になった」と伝えられた米軍の元女性兵士は「真実とは懸け離れている」と証言。同委員会のワックスマン委員長(民主)も「センセーショナルな物語が作り上げられた」と断じた。
 公聴会に出席したのは、2003年のイラク戦争時に捕虜になった後、救出された元女性兵士ジェシカ・リンチさん、アフガニスタン従軍中に味方の誤射で死亡したナショナル・フットボールリーグ(NFL)の元スター選手パット・ティルマン氏の母親ら。
最終更新:4月25日7時0分

4月25日 朝日
NFL選手「名誉の戦死」は偽装 米公聴会で疑惑浮上
http://www.asahi.com/international/update/0425/TKY200704250344.html
 米プロフットボールリーグ(NFL)スター選手の座をなげうった陸軍兵士の「名誉の戦死」は、軍幹部らがでっち上げた美談だった――。こんな疑惑が24日、米下院の政府改革委員会の公聴会で取り上げられた。
 元NFL選手のレンジャー部隊員、パット・ティルマンさん(当時27)が04年4月、アフガニスタンで死亡した。直後には「敵対勢力との銃撃戦の中、身をもって自由を守った」などと伝えられたが、後に仲間の部隊による誤射だったことが明らかになった。
 公聴会では、現場に居合わせたブライアン・オニール技術兵が「事件直後、上官から『何が起きたか話してはならない』と命令された」と証言した。ティルマンさんの弟でやはりレンジャー部隊に入っていたケビンさんと、母親のメアリーさんも出席。軍は事件の1週間後には、誤射を認めるメールをホワイトハウスあてに出していたのに、一家には一切告げず、ティルマンさんに勲章を出すなど隠匿工作に動いていた、と訴えた。
 ケビンさんは、軍が当時、イラク・アブグレイブ刑務所での捕虜虐待をめぐるスキャンダルで揺れていたことを指摘。友軍誤射を明かせば「さらに政治的な損失となりかねないので真相を抑えつけた」などと非難した。
 しかし、国防総省の監察総監は、当時のラムズフェルド長官やアビゼイド中央軍司令官は誤射だとは知らなかった、と主張した。

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登録日:2007年 04月 29日 23:29:56

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◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
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