アオウミガメ、助かる。そして……
【5月24日 AFP】人間に食べられそうになったアオウミガメが中国の僧侶に救われた。
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昨日と同じくカメ続き。といっても、こちらはウミガメ。
個人的にかな~り贔屓のアオウミガメだ。
ウミガメは7種とも全部が絶滅危惧種になってしまっているが、
残る6種が肉食のウミガメなのに対して、
アオウミガメだけが草食性。
そういう意味からも、希少かつ貴重なウミガメでもある。
保護され、卵を産むことができたということは、
ものすごくいい話。
しかし甲羅に直接文字を彫るとは、なんとも大胆な。
普通こういう場合、タグをつけるのが一般的だし、
よく知られてもいる方法でもある。
し、こういった彫刻はあんま真似しないほうがいいことも確か。
まあ、カメを助けるシチュエーションだなんて、
人生でそう何度もないかもしれないけれども。
(って友人に一人いるんだよな、そういうウラシマタロウが)
このニュース、朝日の報道でも詳しい。
5月22日 朝日
カメ命拾い3千キロの旅 中国で僧侶が放流 父島で保護
http://www.asahi.com/science/update/0522/OSK200705220013.html
僧侶が4500元(!)もの大金を支払って保護したことや、
>寺関係者の話では、同寺はウミガメを何頭も救ってきたが、今回は特別に大きく、みなでお金を集めて買い取り、寺で一晩保護したうえ、海に返した。放流してもウミガメは何回か岸に戻ってきたが、やがて海に消えた。放流地の港では、数百人の群衆が沖へ向かうカメを見守り、お祭り騒ぎだったという。
といったエピソードなど、なんとも微笑ましい。
ちなみにこの朝日の記事、
実際に保護し、海に帰した尼僧への追加取材などもある。
カメを食う文化がある一方で、
生きものを自然に帰すことで善行を積むといった思想もあるなど、
何気に分裂気味だが、
それはまあニホンも同じことだろう。
◆ ◆ ◆
さて。
中国つながりで、ちょっと気になる記事をクリップしておく。
AFPでの報道はないのだが、
ロイターの報道でのヨウスコウワニの話題。
5月8日 ロイター
中国の絶滅危惧種ワニ、専門家は近交退化を危惧
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-258738.html
または
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070508-00000738-reu-int
まあ、タイトルの通りなのだが、
ヨウスコウワニについて、
保護策を取って数こそ増えているものの、
近親交配がたたって遺伝的に弱くなってきている、
というもの。
ネタ元がこのロイターだけだから、
(ってロイターもチャイナ・デーリーの孫引きだが)
どこかで情報が拾えないかと気になっているのだが、
なかなかアンテナに引っかかってくれない。
もっとも、
これまでの保護策の経過の断片的な情報から判断しても、
このロイター(チャイナ・デーリー)の指摘は
充分に起こりうる問題であることは納得がいく。
ヨウスコウワニにも、
このアオウミガメの個体のような幸運が
舞い降りてくれないものか。
※:報道各社のテキストは<続きを読む>に収納。
.
<続きを読む>
報道テキストは以下の通り。
5月22日 朝日
カメ命拾い3千キロの旅 中国で僧侶が放流 父島で保護
http://www.asahi.com/science/update/0522/OSK200705220013.html
中国・広東省で危うく食用になるところを地元の僧侶に救われ、海に返されたウミガメが今月中旬、小笠原諸島(東京都小笠原村)の父島に上陸し、産卵した。NPO法人エバーラスティング・ネイチャー(本部・横浜市)が運営する小笠原海洋センターが、カメの甲羅に書かれた地名や日付をもとに確認した。放流地とは直線距離で約3000キロ離れており、カメを救った尼僧の釈文敬(シー・ウェンチン)さん(82)は「カメが日本で無事でいることが分かって、とてもうれしい」と話している。
同センターの山口真名美所長によると、メスのアオウミガメで、甲羅の長さは約90センチ、体重は120キロ余り。父島・二見湾内の砂浜に14日夜、上陸した。翌日も同じ場所に上陸したが、砂が少なく産卵できない浜だったためセンターの施設で保護したところ、16日に77個の卵を産んだ。
小笠原では、アオウミガメが漁業の対象になっているが、カメ漁師に捕まることもなかった。
甲羅には「広東」「普善庵」「徐聞」などの漢字が赤く彫り込まれていた。山口さんは、知人で北海道大大学院に留学中の中国人女性、任敏儀(レン・ミンイー)さん(23)に相談した。任さんがインターネットで調べたところ、中国の現地紙「羊城晩報」が今年1月中旬、広東省徐聞県にある普善庵という寺の僧侶がウミガメを助けて海にもどしたという記事を掲載していた。
同紙によると、商人がウミガメをレストランに売ろうとしているのを知った僧侶が4500元(約7万2000円)で買い取り、地名や日付などを甲羅に記して翌日海に放した。
朝日新聞が任さんに問い合わせてもらったところ、カメを救ったのは尼僧の釈さんと分かった。寺関係者の話では、同寺はウミガメを何頭も救ってきたが、今回は特別に大きく、みなでお金を集めて買い取り、寺で一晩保護したうえ、海に返した。放流してもウミガメは何回か岸に戻ってきたが、やがて海に消えた。放流地の港では、数百人の群衆が沖へ向かうカメを見守り、お祭り騒ぎだったという。
山口さんは「中国本土で放されたウミガメが小笠原まで泳いできたこと自体、非常に珍しい。しばらくセンター内で保護してさらに産卵を見守り、8月上旬をめどに海に返したい」と話している。
日本ウミガメ協議会(大阪府枚方市)によると、ウミガメの個体を識別するには通常、体に取り付けたプラスチック製や金属製の標識が使われる。今回のように、甲羅に書かれた文字で同じ個体と分かるのは珍しいケースという。
5月8日 ロイター (yahoo! 経由)
中国の絶滅危惧種ワニ、専門家は近交退化を危惧
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070508-00000738-reu-int
[北京 8日 ロイター] 中国に生息するワニで絶滅危惧種のヨウスコウアリゲーターについて、専門家らは、近親交配によって体質などが劣化してしまう近交退化を危惧している。8日付のチャイナ・デーリーが報じた。
長江下流地域の生態学的条件悪化を背景に、ここ数年で同種の生息数は急速に減少しており、2005年に行われた調査では、野生のヨウスコウアリゲーターは150匹を下回ると報告されている。
一方、同紙は専門家の話として、人工繁殖センターでふ化した同種を大量に野生に放すことは「近交退化」につながる恐れがあるとしている。
安徽省宣城にあるアリゲーター繁殖研究所のシニアエンジニアは「遺伝子的に近い両親から生まれた子供は弱かったり、生存が難しかったりする」と指摘。「当センターでは毎年1000匹近いアリゲーターが生まれますが、それによって近親交配の懸念が高まります」と述べた。
(goo経由のアドレスはこちら)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-258738.html
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登録日:2007年 05月 28日 23:21:46
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