いらんツッコミ?
【コカ/エクアドル 18日 AFP】エクアドル(Ecuador)のアマゾン地帯、オレジャアナ県コカ(Coca)で、密林・暴動鎮圧戦闘の訓練が行われた。写真は、兵士にサバイバル術を教えるウアオラニ族(Huaorani ethnics)のMarcelino Uyuncarさん。(c)AFP/Rodrigo BUENDIA
ども。
モーニング娘。が環境省のサポーターみたいなのをやっとるが、
あれでどれだけエコロジストとやらが増えたんだろう。
と、ふと疑問に思うことが多い、今日この頃。
モーニング娘。とは全く関係のない写真だが、
今回は、先月からずっと気になっていたこの一枚を取り上げる。
.
.
◆世界のどこにだって、先住民族はいる◆
サイードの「オリエンタリズム」じゃないが、
どうしてカラード(有色)の先住民族の場合は
ウアオラニ「族」なんだろう。
今、話題沸騰中?の「ホテル・ルワンダ」の登場民族、
アフリカ・ブルンディの「フツ」や「ツチ」も
そう呼ばれているが。
旧ユーゴの人々は、
「人」「民族」だったのにねぇ。
と、どうでもいい重箱の隅。
この記事を見て、
先の15年戦争で日本兵として徴用されたアイヌ民族の
死亡率の高さを思い出した。
狩猟民族であったアイヌ人の場合、
狩猟経験のある人が多かったとか、
視覚が特に優れている人が多かったとか、そういうことで
狙撃兵として重宝されたらしい。
で、狙撃兵ということから前線へ行く比率が高くなり、
死亡率も和人に比べて高かったと聞く。
差別感情から、
和人よりも昇進が難しかった、だから前線率が高かった、
という可能性ももちろん含むが。
と、いうことを思い出した。
◆自然との共生の知恵が軍事にしか活用されない時代、か◆
アイヌだけではなく、東北のマタギなどもそうだが、
狩猟を行う人のサバイバル能力の高さは、
利用しようとすれば戦時での利用はいくらでもできる。
というか、戦時には、この能力はより優位に働く。
一方で、その知恵は、
自然の恵みを略奪し過ぎない、
森を荒らさない昔からの習慣であったり、
貴重な薬草の知恵などであったり。
つまりまあ、そういった自然と共に生きる術も
当然含まれるわけで。
そうした活かし方が、なかなかできないものなのか。
それは、やはりヒトの思考回路の問題で、
そうやって自然に則って生きることよりも、
それを悦脱した利用法(つまり戦争)にしか興味がない、
ということなのだろうか。
たぶん、ウアオラニの人たちが持っている
自然との共生の知恵は、
戦争なんかに使わなくてもいい、というか、
そのために発達したわけではない
大切な知恵のはず。
◆政治の手抜きに軍備は欠かせません!◆
話を写真に戻す。
説明によれば、
暴動鎮圧戦闘のための訓練ということになっているが、
そもそも
暴動が出ないような政治運営をきちんとしているのか。
そのあたりのことを
為政者たちはきっと、
なーんも考えていないんだろーなぁ、と。
合州国などもそうだが、
テロに対する(テロ撲滅が名目の)戦争はやらかすが、
テロを生み出さない政治にはとんと無関心なのと、
構造は同じなんじゃなかろうか。
60年前のニホンの事例を他山の石として、
ウアオラニの人びとが、政治の道具に利用されないように。
Marcelino Uyuncarさんや他の多くの先住民族たちが、
いいように使われるだけにならないように、
強く祈らずにはいられない。
(以下、思いっきり、余談。
先日見ていたモ娘。の出ていた某バラエティ番組で、
オーストアリアの先住民族、アボリジニを
「原住民」と言い切ったテレビ東京のアナウンサー、
あんた、どこの20世紀(旧世紀)人? 言語感覚、古すぎねーか、おい)
カテゴリー[ 戦争と平和 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2006年 03月 10日 00:19:38
コメントを追加
Trackback
この記事に対するトラックバックURL:
- プロフィール
- 山猫通信社 篠宮
- 山猫通信社
- カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
- このメモは猫のヒゲ
- ◆環境カウンセラー兼フリーランスのライター・編集業の「山猫通信社」については、上のHPをぽちっとどうぞ。ブログをみてのご連絡は、sorano_ki@yahoo.co.jpへ。
◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
◆トラックバック、どうも故障中の模様(早く直してくれAFP)。
- 最近のエントリー
- [10/10] 野生動物はペット(飼育動物)ではありません
- [10/09] 水には弱い、ヒナペンギン(+空を飛んだペンギンたちの話)
- [10/08] ダンボールに、ペンギンを詰めて
- [10/08] ブラジルのペンギン、続報
- [10/07] 誰が「それ」を望んでいるというのだろう
- [09/28] 虹の記録 08、初夏~7月いっぱいまで
- [09/27] 今月のお気に入り
- [09/23] バイオキャパシティと森林破壊
- [09/18] カメの話題
- [09/15] 発見と言われましても……
- 最近のコメント
- [06/30] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 管理人(山猫通信社)
- [06/27] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 kkneko
- [06/27] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 kkneko
- [05/29] ホッキョクグマは野生のクマ 管理人(山猫通信社)
- [05/28] ホッキョクグマは野生のクマ あるる
- [04/07] オーストラリアのアジアゾウと森林 管理人(山猫通信社)
- [04/05] オーストラリアのアジアゾウと森林 うえ
- [02/12] これはいい記事。 管理人(山猫通信社)
- [12/19] 発見、即、絶滅危惧指定、とならないように 管理人(山猫通信社)
- [10/05] なんかちょっと本質からビミョ~にズレている(ような気がする) 管理人(山猫通信社)
- 最近のトラックバック
- 月別アーカイブ
- 2008年 10月 [5]
- 2008年 09月 [8]
- 2008年 08月 [4]
- 2008年 07月 [4]
- 2008年 06月 [4]
- 2008年 05月 [9]
- 2008年 04月 [9]
- 2008年 03月 [16]
- 2008年 02月 [19]
- 2008年 01月 [22]
- 2007年 12月 [14]
- 2007年 11月 [11]
- 2007年 10月 [11]
- 2007年 09月 [16]
- 2007年 08月 [18]
- 2007年 07月 [11]
- 2007年 06月 [12]
- 2007年 05月 [20]
- 2007年 04月 [19]
- 2007年 03月 [22]
- 2007年 02月 [20]
- 2007年 01月 [16]
- 2006年 12月 [21]
- 2006年 11月 [25]
- 2006年 10月 [24]
- 2006年 09月 [21]
- 2006年 08月 [19]
- 2006年 07月 [27]
- 2006年 06月 [27]
- 2006年 05月 [21]
- 2006年 04月 [17]
- 2006年 03月 [29]
- 2006年 02月 [11]
- 検索