ツルとカメ

広島で韓国人原爆犠牲者の慰霊祭

【8月5日 AFP】広島の平和記念公園で5日、韓国人原爆解犠牲者の慰霊祭が行われ、在日韓国人女性が「鎮魂の舞」を踊った。

 1945年の8月6日に米国により広島に投下された原子爆弾は、一瞬にして数十万人の生命を奪い、その後も多数の犠牲者が被ばくの後遺症に苦しんでいる。(c)AFP

AFPBB News


カメはやっぱりピースフル、と思いつつ。

国内報道で幾つか気になったものがあったので、記録がてら貼り付けていく。

8月6日 朝日
原爆特別視を懸念、被爆者治療せず 50年代の米公文書
http://www.asahi.com/international/update/0805/SEB200708050043.html

この公文書が公開されたのは1980年代だという話だから、
今回初めて話題に上った出来事なのかどうかは分からない。
(過去にも取り上げられていただろうか)

そういえば、被爆者たちの証言として、
駐留軍の医者にかかってもろくな治療をしてもらえなかった、
サンプルを取られているような感じだった、
といった類の話を何度も目にしたことがあるが、
改めて思うのは、この件も含めて、
原爆を落とした側にとってみれば
これは人体実験以上の視点を持っていなかったのだろうな、ということ。
かような、かの国の振る舞いには、強い憤りが。


少し戻って8月5日 時事通信
皇居への原爆投下を討議=45年春、標的選定委員会-米
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-05X962.html
(続き)http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-05X963.html

まあ、実はこれも自分が知らなかっただけで、本当はもう既出かもしれないが、
こういう話もあったんだよ、ということで。


それぞれ、62年(あるいは何十年か)も経ってからようやく明らかになったというか、
これだけ間を置かなくては明らかにできなかったというあたり、
原爆の実戦使用という、その事実の大きさ、影響力の強さそのものを
意味しているとも言えよう。

もっと早くに正確な情報が共有されていれば
世界はまた違った道を選ぶことができたのかもしれない、と思うと、
この非公開の日々の長さはやはり悔やまれる。

とりわけ、被爆者たちの医療面における、人道上の問題については。
きちんとした治療が受けられていれば……と思うと、やりきれない。
だいたい、怪我人や病人を目の前にして医療が手抜きされてたってこと自体、
狭義の意味でも犯罪の範疇に含まれる事例のような気がしてならない。

日本政府は、損害賠償の請求とか、考えてみてもいいような。
別にお金を取る云々じゃなくて、米国の国策によって自国民が被害を受けたんだから、
そのことを明白にしていくこと、意思表示としては大いに意味があると思う。

もうひとつ。

8月6日 中國新聞
元安川に「明日の神話」映像
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200708060081.html

岡本太郎作で名高い「明日の神話」を、原寸大で、
原爆ドーム前の元安川に映し出すというパフォーマンス。
何気にカッコエエ。

この件は、時事通信の報道の方が詳しいかもしれない。
ただしこっちは写真なし。
8月5日 時事通信
原爆ドーム前に「明日の神話」=平和祈り水面に投影-広島
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-05X947.html


各々の報道は、<続きを読む>に収納。

.

<続きを読む>
取り上げた順で。

8月6日 朝日
原爆特別視を懸念、被爆者治療せず 50年代の米公文書
http://www.asahi.com/international/update/0805/SEB200708050043.html
  原爆投下後に広島、長崎に設置された米国の原爆傷害調査委員会(ABCC)をめぐり、米政府が「原爆は特別な兵器ではない」との主張が揺らぐのを避ける意図で、被爆者の治療をさせなかったことが50年代の米公文書で明らかになった。原爆投下への謝罪と受け止められることも懸念し、被爆者と他の戦災者を区別しない方針を固めていた。米国は当時の冷戦下で、非人道的と非難されて原爆が使いにくくなるのを防ごうとしていたとされ、研究者は「被爆者への対応も核戦略の中に位置づけられていた」とみている。
 朝日新聞が米国立公文書館に対し、ABCCに関する複数の公文書の閲覧を請求した。いずれも50年代に作成された当時は機密扱いで、機密期間が過ぎた80年代以降に開示対象になった。
 ABCCは被爆者を検査してデータを収集したが治療はせず、被爆者の間に批判があった。50年代になって日本の報道機関も取り上げるようになっていた。
 今回閲覧したうち、パーソンズ駐日公使が国務省北東アジア部にあてた文書(54年2月)には、治療しない理由について「ABCCには日本での医療資格がない」ことなどを列挙。さらに重要なこととして「(治療すれば)被爆者に特別な意味があり、他の兵器の被害者とは異なるという見方を支持することになる」と説明した。「原爆投下への謝罪と解釈されかねない」とも指摘した。
 また、ロバートソン極東担当国務次官補にあてた文書(同年1月)の中で、北東アジア部の担当者は米政府の公式見解として「被爆者支援の責任は負わないし、その他の爆撃による被害者と区別することはできない」と述べている。
 こうした考え方の背景について、核問題を研究する米ジョージタウン大歴史学部博士課程の樋口敏広さん(28)は「旧ソ連とにらみ合った冷戦下で、米国は原爆を使用可能な兵器と位置付ける必要があった。ABCCが被爆者を治療しなかった理由は核戦略と結びついていた」とみている。


8月5日 時事通信
皇居への原爆投下を討議=45年春、標的選定委員会-米
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-05X962.html
 【ワシントン5日時事】1945年(昭和20年)8月に広島、長崎に原爆が投下される約3カ月前の同年春、米国の原爆開発プロジェクト「マンハッタン計画」を指導した核物理学者オッペンハイマー博士らも出席した「標的選定委員会」で、東京・皇居への原爆投下の可能性が討議されていたことが、米国立公文書館所蔵の委員会議事録により裏付けられた。
 議事録の存在はこれまでも知られており、皇居を含む東京はその後、標的から外されたまま終戦を迎えたとされる。しかし、議事録は、45年春の激しい沖縄戦の最中、国体の頂点に位置する皇室への原爆攻撃も辞さない強硬意見が米軍部と原爆開発に当たった科学者の間に根強かったことを物語っている。
 議事録によれば、米軍の超大型爆撃機B29部隊を統括する陸軍戦略航空軍の幹部軍人やマンハッタン計画にかかわった科学者が出席した同委員会は、少なくとも2回にわたって東京への原爆攻撃を検討した。
 同年4月27日にワシントンのノースタッド米陸軍戦略航空軍後方司令官(准将)の会議室で開催された初会合では、マンハッタン計画の最高責任者グローブズ少将も出席。委員会は「東京は(3月の大空襲で)焼き払われ、がれきの中に皇居が立っているだけ」(議事録)と指摘しながらも、「東京は一つの可能性」と位置付けた。(続)

(続き)
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-05X963.html
 同年5月10、11の両日、オッペンハイマー博士の事務所で開催された第2回会合の議事録は、「皇居への原爆投下の可能性を討議した」と明記。議論の結果、委員会は「(皇居への原爆投下を)勧告しないことで一致した」ものの、「この標的に対するわれわれの兵器の効果を判定できるような情報を取得すべきであるとの点で合意した」として、高度な政治・軍事的判断があれば、皇居を原爆の投下目標とする計画が再検討される可能性に含みを持たせた。
 一方、長崎への原爆投下翌日の8月10日、グアム島のスパーツ太平洋戦略航空軍司令官がワシントンにあてて暗号電報を送り、日本に徹底的な心理的打撃を与えるため、東京への原爆攻撃を進言。終戦間際まで東京を標的とする主張が軍部に根強かったことが浮き彫りになっている。(了)

8月6日 中國新聞
元安川に「明日の神話」映像
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200708060081.html
 原爆投下の愚かさと、その悲劇を乗り越えていく人類のたくましさを描いた岡本太郎の原爆壁画「明日の神話」の広島誘致を実現するため、原寸大映像が5日夜、広島市中区の原爆ドーム前の元安川に映し出された。午後9時前、川に張られたシートに幅30メートル、高さ5.5メートルの幻想的な映像が投影された。「『明日の神話』を広島へ」のメッセージとともに映し出された映像に、市民たちは思いをはせていた。
【写真説明】原爆ドーム前の元安川に張られたシートに映し出される「明日の神話」の映像=5日午後9時5分、広島市中区(撮影・坂田一浩)

8月5日 時事通信
原爆ドーム前に「明日の神話」=平和祈り水面に投影-広島
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-05X947.html
  「原爆の日」の6日を前に、広島市中区の原爆ドーム前を流れる元安川の水面に5日夜、故岡本太郎氏の壁画「明日(あす)の神話」が平和を祈って映し出された。主催する地元の市民団体は「人類は核の破壊の力も持っているが、復元する力も持っている。『明日の神話』を映すことで、人類の復興へのエネルギーを見てもらいたい」としている。
 「明日の神話」は、核のさく裂する瞬間を描いた縦5.5メートル、横30メートルの巨大壁画。燃える白い骸骨(がいこつ)の周囲に赤い炎が全体に描かれ、核の残酷さと、さく裂の瞬間に人間の誇りも強烈に燃え上がって決意が生まれるという未来へのメッセージが込められているという。
 川面に張ってスクリーンに見立てた大きな白い布の上に、大型ビデオプロジェクターで実物大の「明日の神話」が投影された。
 水面をじっと見詰めていた広島市西区の教員白土俊介さん(60)は「原爆投下後、この川は死体でいっぱいだったと被爆した母から聞いた。ここに平和の象徴が映し出されたのを見て、小さな声を束ねて、大きな力にしていかないといけないと改めて思った」と話した。(了)

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登録日:2007年 08月 06日 23:36:24

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◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
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