まさかと思うけど、アブラヤシとココヤシを取り違えていないよな?

代替エネルギーとしてヤシ油が注目集める

【2007年9月17日 AFP】図は、ヤシ油の抽出過程を示したもの。ヤシ油は代替エネルギー源として太平洋諸島で再び注目を集めている。(c)AFP

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AFPBB News


この図解と説明だけでは情報が少なすぎるので確証は持てないのだが、
ちょっと驚いた、というか「まさかとは思うが、勘違いしてねーか、これ?」
という危惧をおぼえたのでエントリを立てる。

「代替エネルギーとしてヤシ油が注目を集める」というタイトル。
ここで代替エネルギーを求めている、の主語が、
(ココヤシが自生しているような)太平洋諸国であるとすれば、
これは正しいと思う。

ただ、代替エネルギーというが、
実際に産業や生活のために化石燃料を大量に使用していたり
温室効果ガスをたくさん出している国は、
以下のpdfファイルのグラフ(環境省の資料より)の通り、
 http://www.env.go.jp/earth/cop/co2_emission.pdf
アメリカ、中国、EU、ロシア、ニホン、といったろころ。
 (これは、二酸化炭素排出のトップ5の順、2004年度)

代替燃料の必要性の高い国と言えば、
やはりこれらの国のことを指すのが一般的だろう。
もちろん、太平洋諸国もまたエネルギーを必要としていることは
事実ではあるけれども。

で。

近年、バイオエタノールの原料として大きく話題になることが多いのは、
ココヤシではなく、アブラヤシ。
パーム油、パームオイル、と言われているのは、
アブラヤシから絞られた油を指す。

当ブログでも散々取り上げてきたとおり、
アブラヤシは、
原生林・天然林を破壊して、更地にして、そこに植林して、油を得るという、
大規模農園(プランテーション)の仕組みに則って生産されている。
森林破壊、地域住民への人権侵害、
さらには狭義の意味での環境汚染(農薬使用等による水資源汚染など)で
 環境にぜんぜんやさしくない 
ことは、よく知られている通り。 ※

これまでいろいろな情報を集めたり各種の報道を見てきた限りでは、
エタノールになるヤシ油の元は
このアブラヤシのことを指す場合がほとんどだったのだが、
自分が知らないだけで、ココヤシのエタノール技術が進んでいる、というのが
この図解記事の趣旨なのだろうか。

ニホンにおける、たとえば
間伐材使用の木質バイオマスや休耕田使用の菜種、
食用油のリサイクルなどのバイオマスエネルギーの利用のように、
地域の産物を地域で活用する技術であるのならば、これはすごく将来性があると思う。

ただし、このココヤシも、
アブラヤシのように
(あるいはトウモロコシやサトウキビ同様に)
グローバリゼーションに飲み込まれて、
世界への輸出を企てて、というようなことになれば、
また話は別のことになってしまうのだが。

今回は、どっちのハナシをしているのか、ほんまわからへん、これ。


※:森林、アブラヤシ(+アブラヤシプランテーション)に関する当ブログの過去記事など
 2006年11月12日 http://www.actiblog.com/yamaneko/20077
 2007年 2月13日 http://www.actiblog.com/yamaneko/29404
       2月26日 http://www.actiblog.com/yamaneko/30609

その他、参考になりそうな方々
 2月27日 FoEJapanニュースリリースより
 http://www.foejapan.org/forest/doc/070208.html
 http://www.foejapan.org/forest/doc/doc_recmndbiofuel.pdf
 http://www.foejapan.org/forest/doc/recmndbiofuel_pamph.pdf
 (最後のは、ファイルが重たいが、一番読みやすいかも。後半にアブラヤシの記述アリ)

なんか、アブラヤシでぐぐれ、という方が手っ取り早い気もするが。

.

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登録日:2007年 09月 17日 21:56:05

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