褒めていいのかわからん

二酸化炭素フリー発電試験プラント、2008年運転開始めどに建設中

【9月21日 AFP】スウェーデン系のドイツ電力大手バッテンファル・ヨーロッパ(Vattenfall Europe)は、独東部シュワルツェプンペ(Schwarze Pumpe)で、二酸化炭素を排出しない(二酸化炭素フリー)火力発電所の建設を進めている。出力30メガワット、二酸化炭素貯蔵タンクを備えたこの試験プラントへの投資額は7000万ユーロ(約11億3000万円)で、2008年の運転開始をめざす。(c)AFP

AFPBB News


詳細がよくわからないハナシ。
ちょっとググってみたが、大した情報がない。
ニホンに同社の法人もないようだ。

このAFPの報道のほかには、
今年、同社のドイツにある2ヵ所の原発施設でそれぞれ事故が起きたものの、
詳細をきちんと公開せず、事故の影響を小さく報告したため、
批判が集まり社長が辞任したっぽい、
などといったマイナスの情報がちらり、と。
どうやら同社は、原発も商品として取り扱っている様子。


◆ ◆ ◆

この写真と添付の説明文を見る限りでは、
単純に、排出した二酸化炭素をタンクの中に溜めていくだけ
のような感じにしか受け取れないんだが。
溜める以外、その後どうするのか、さっぱりわからん。
つか、そこんとこ取材しろよ、と。


それと、二酸化炭素フリー、ってのも、あんま遣わないことばだよなぁ。
カーボンフリー、は多少聞くことはあるけれども
(主にビジネス業界なんかで見かける)。

それよりも、カーボンニュートラルという方が一般的だろう。
で、このカーボンニュートラルの考え方でいけば、
排出した二酸化炭素の吸収源が必要なんだけれども、
(プラスマイナスゼロにするからニュートラル、という考え方なわけで)
そういう装置やら手法やらがあるのか、この写真だけではよくわからない。
カーボンフリーも、このカーボンニュートラルに近い概念を持つ用語だったと理解していたが、
自分の思い違いだろうか。

来月、温暖化問題の専門家に会う予定なので、
このあたりのことも訊いてみようと思う。


◆ ◆ ◆

10月5日追記
同社の原発事故関連について、記録をとっておいてくださったブログはこちら
 ぴゃーっと行こう!  さん
「ドイツ:原発事故相次ぐ 旧施設は前倒し廃止も 」7月22日

他のコンテンツも充実。
偶然とはいえ、いいブログにめぐり合い、情報面で助けていただいて
なんとも嬉しい限り。
(確認その他遅くなり、失礼しました。ありがとうございました)


※:ふと、放射性廃棄物処理方法のくだりでよく出てくる「ガラス固化」(技術的には確立されていない処理法だ)を連想したんだが。

.

カテゴリー[ 環境与太話 ], コメント[4], トラックバック[0]
登録日:2007年 09月 27日 22:43:43

コメント

 山猫通信社さん、どうもです。
市民のための環境学ガイドに
「CCSは救世主なのか」
http://www.yasuienv.net/CCS2007.htm
という記事があります、この中で紹介されている2012年までに15基作るという施設の一つがおそらくAFP通信で紹介されたバッテンフォール社の発電所なのでしょう。
 写真のタンクは、地中へ埋めるためのパイプラインにつなげる単なる一時貯蔵タンクだろうと思います。

 用語の件、少なくともカーボンニュートラルとはしないで、「ゼロエミッション」とでも呼びそうな気がしますが。

小倉 @ 2007年 10月 02日 20:28:54

小倉さん、こんばんは。フォローの情報ありがとうございます。
助かります。

地下貯留を想定したもの、であれば、この記事も「ああそうか」というところです。
でも、(二酸化炭素の)地下貯留もまだ決して技術的には確立されている技術ではないですよね。
地下貯留に問題なく、それでいけるのであれば、これはいい方向性になるのかもしれませんが。今は様子を見るしかないようで。

そう考えると、まだ「ゼロエミッション」の方がしっくりくる感じですね。もっともそれも、地下貯留で何も問題がなくて、という前提つきですが。

管理人(山猫通信社) @ 2007年 10月 02日 23:20:25

「ジオエンジニアリングのユーワク」
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/stopglobalwarming/3037.html
の中では、CCSもジオエンジニアリングの一種として批判をしています。

 ピークオイル論者の中には、ピークオイル時代に入れば、CCSなんて金を捨てるだけの事業にはお金をかけないだろう、実用化される可能性があるのはCO2を油田に入れるEOR(石油増進回収)だけだ、という批判もあります。

小倉 @ 2007年 10月 03日 11:39:44

「ジオエンジニアリングのユーワク」
おお、これはとても分かりやすい記事ですね。
不勉強で申し訳ないのですが、ジオエンジニアリングとは要するに科学至上主義みたいな概念でいいんでしょうか? これで誤解がありましたら、ツッコミ入れてください。

あと、地下貯留について、こんなスクラップを発見しましたので、貼り付けておきます。また、やはり技術的にはどっちに転ぶかわからん感じですが、少なくとも技術開発という利権だけは持ち上がりそうな気配が。
10月3日 毎日 
地球温暖化対策:CO2海底貯留可能に 政府、海洋投棄規制条約「96年議定書」加入
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2007/10/03/20071003ddm003040144000c.html

管理人(山猫通信社) @ 2007年 10月 05日 20:32:55

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