小さくツッコミ、小さくタメイキ

ミャンマーで少年兵が増加、人権団体が指摘

【10月31日 AFP】ミャンマーでは軍によって売買され強制的に徴兵された少年兵が増加し、徴兵された中には10歳前後の子どももいるという。
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(c)AFP

AFPBB News


深刻な問題だが、今日は本質ではなく枝葉の話を。

CNNにも同様の記事が掲載されていたが、
10月31日 CNN
ミャンマー軍政、少年兵を募集 人権団体報告書
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200710310013.html
(こちらはゲリラであるカレンの少年兵の写真つき)
ネタ元はアメリカの人権NGO、ヒューマン・ライツ・ウオッチ。

少年兵というかほとんど少年狩りちゃうんか、という感じの兵隊集めだが、
それだけビルマ(ミャンマー)の軍隊に忌避感が高まっているもしくは
士気が恐ろしく低下していることの表れでもある、模様。


◆ ◆ ◆

先にAFPの訳文に小さくツッコミを入れておきたいのだが、
多くの先進諸国では、
この国の呼称について、
「ミャンマー」ではなく「ビルマ」を採用している例が多い
ときいている。
確かアメリカも「ビルマ」派だったはず。
アメリカ合州国の団体であるヒューマン・ライツ・ウォッチが
この国を「ビルマ」と呼ぶことはただ単純に国内の習慣で、
別に怒りの強調をしたというワケではないと思う。

ニホンでも、この国の軍事政権に対して与したくないということで
「ビルマ」を用いる人は(一般人のレベルでは)意外と多い。
弾圧を逃れてやってきたビルマ人たちも、
「ミャンマー」はあまり使わないという。
(そんなわけで、自分もまあ「ビルマ(ミャンマー)」で一応統一しているんだが)


◆ ◆ ◆

と、小さなツッコミは脇へ置いて、
CNNの記事では、
写真でカレン民族の少年兵の写真を取り上げたり、
軍事政権側の言い分をやや長めに紹介するなど、
軍事政権そのものへの批判というよりも
少年兵というシステムそのものへの批判の意図が若干強く感じられた。

確かにこの軍事政権の根性のひん曲がり具合は
ほとほとどうしようもないけれども、
よく考えてみれば、アフガンやらアフリカの紛争地域やらでも
少年兵(という児童虐待)の形態は標準化してしまっている。
恐ろしいことに。

そういえば、
ヴェトナム戦争時のアメリカ軍の平均年齢は19歳だったというが、
(朝鮮戦争で平均26歳)
今のイラクやアフガンに派兵されているアメリカの兵隊たちは
どのくらいの年齢なのだろうか。
学費のために入隊したという大学生も多い、というのも
ちらりと聞いたことがあるが。
となると、まあ20歳程度のそこそこ若い、まだ子どもっぽい若者たちも
大勢銃を握って兵隊をやっているのだろうか。

なんだか、どっちも子どもや、せいぜい20歳そこそこの若者同士を
いいように駒にして、搾取しているというかなんというか、
なんだかそういう性根が腐っているというか澱んでいるというか、
そんな構造が目に浮かんでくるんだが。

※:CNNの記事は<続きを読む>に収納。
.

0月31日 CNN
ミャンマー軍政、少年兵を募集 人権団体報告書
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200710310013.html
 バンコク──米ニューヨークを拠点とする人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは、ミャンマー(ビルマ)軍事政権が少年たちを兵士として募集しているとの報告書を発表した。わずか10歳の少年兵もいるという。
135ページの報告書によると、軍政が子どもを採用目標にする理由は、軍が規模拡大を継続する一方で兵士の脱走率が上昇しており、志願兵が不足しているため。年齢や身体の面で採用基準に違反しているのは明らかだが、軍の採用官と民間のブローカーは少年兵採用の見返りに現金を受け取っている。ミャンマーの少数民族カレン人の武装勢力も、軍政より小規模ながら少年兵を採用している。
軍の採用官は少年兵の年齢を、採用年齢の下限である18歳と偽るのが慣例になっている。ある少年兵は11歳で採用され、身長は約130センチ、体重は約30キロに過ぎなかった。
少年兵は採用後に18週間の軍事訓練を受け、戦闘地域に送られるのが典型例。村を焼き打ちしたり、民間人を強制労働させたりといった人権侵害行為に関与することもある。脱走を図った場合は虐待を受け、再び強制採用されるか拘留される。
ミャンマー情報省の関係者はAP通信に対し、報告書について「事実無根の主張や反体制グループの誇張されたうそに基いており、偏向している」とコメントした。関係者が電子メールで回答したところによると、軍政は1973年から未成年者や、本人の意思に反した兵士採用を禁止。2004年には少年兵採用防止に取り組む委員会を設立し、規制を強化したとされる。
ただ、ヒューマン・ライツ・ウォッチは、委員会が少年兵に関する海外の報道を非難することに集中し、問題に効果的に取り組んでいない、と指摘している。

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登録日:2007年 11月 05日 22:26:40

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