無知であることは罪である

密輸組織の車から生きたトラ2頭を発見、ベトナム

【1月10日 AFP】ベトナムの首都ハノイ(Hanoi)中心部で7日、動物密輸組織に対する強制捜査中に、乗用車の中から生きたトラ2頭が見つかった。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


年明け早々から、動物関連で胸の痛むような話が多い。
表題の写真だけではなく、こちらとかも。
1月1日 密売アオウミガメを保護、インドネシア 
一応、カメ(アオウミガメ)が助かったという話ではあるのだが、
血を流すカメたちの写真はやはり痛ましい。
し、これ以外に生き延びられなかったカメもいるかもと思うと、
鬱々としてくる。

それとか、これも
1月2日 後を絶たない密猟、絶滅危惧種のシベリアトラ

こういう記事を載せるのであれば、
支援組織の連絡先やカンパ先なんかも一緒に記載してほしいところ。


◆ ◆ ◆

写真表題のトラたちもまた本当に危ないところを命拾いしたのだが、
ほかに7頭のクマも生き延びた模様。

>摘発された密輸組織メンバーのハノイ郊外の自宅を警察が捜査したところ、冷凍庫の中にトラ4頭の死体があったほか、生きたクマ7頭とクマの死体の一部、サイの角やゾウの牙などが見つかった。
……まんま、中国の漢方薬の材料と、あとは毛皮や象牙といったところか、という
ラインナップ。
反吐が出る。


シベリアトラの例もそうだが、
強壮剤など、まじないとなんら変わらない類の漢方に対する需要を
減らしていくこと、
こういう密輸が儲からない仕組みをつくっていくこと、が必要なんだが。
なかなか、じゃあどうしたらいいのか、という類の情報が少なすぎる。 ※
たまにこうして生き延びた話を聞いて溜飲を下げるだけでは、
絶滅を防ぐことに関してはほとんど何も解決に向かわない。

インドネシアもヴェトナムも、いずこも汚職で鳴らす地域だから、
こうした悪人どもがきちんと処罰されるかどうかも怪しいもんだし。
ほとぼりが冷めた頃、また同じ犯罪に手を染めるのでは、という不安が
つきない。

何より、こうしたものを欲しがるエンドユーザーに対して、
これまでのところどのような対策が講じられているのか。
たとえば、
そういうまじないレベルの漢方薬をありがたがる輩を矯正するような手段だとか、
そうしたものはないものか。

こと種の絶滅の危機という問題に関しては、
無知であることは本当に罪でしかない。
この写真記事を見て、しみじみとそう思う。


◆ ◆ ◆

それでも、インドネシアのトラたち、クマたち、生きてて良かった。
本当に。


※:パッと思いつくのは、WWFとかFoEとか、あるいは何かと物議をかもすグリーンピースとか、そのあたりにカンパするという感じだろうか。

.

カテゴリー[ 絶滅危惧種 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 01月 15日 16:54:27

コメントを追加

Trackback

この記事に対するトラックバックURL:

カレンダー
< 2008年 01月 >


1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

プロフィール
山猫通信社 篠宮
山猫通信社
カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
このメモは猫のヒゲ
◆環境カウンセラー兼フリーランスのライター・編集業の「山猫通信社」については、上のHPをぽちっとどうぞ。ブログをみてのご連絡は、sorano_ki@yahoo.co.jpへ。
◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
◆トラックバック、どうも故障中の模様(早く直してくれAFP)。
最近のコメント
[07/29] タテゴトアザラシ エトセトラ
[06/30] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 管理人(山猫通信社)
[06/27] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 kkneko
[06/27] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 kkneko
[05/29] ホッキョクグマは野生のクマ 管理人(山猫通信社)
[05/28] ホッキョクグマは野生のクマ あるる
[04/07] オーストラリアのアジアゾウと森林 管理人(山猫通信社)
[04/05] オーストラリアのアジアゾウと森林 うえ
[02/12] これはいい記事。 管理人(山猫通信社)
[12/19] 発見、即、絶滅危惧指定、とならないように 管理人(山猫通信社)
最近のトラックバック
検索