「バイアグラ」はごく一例
ウガンダで「バイアグラの木」絶滅の危機、地元住民男性ら不安の声
【1月3日 AFP】アフリカ東部のウガンダで「バイアグラの木」として愛好されている木が絶滅の危機にひんし、地元の男性たちの間で不安の声が高まっている。
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(c)AFP/Lucie Peytermann
と、2週間ほど前の写真を引っ張り出してきたのだが、
エントリ自体は元記事からもう少し踏み込んで考えてみたい。
これ、キャッチーな「バイアグラの木」だけではなく、
それを含む生物の多様性が失われつつあるという問題として捉えないと
なーんも見えてこないと思う。
もともとの森林にあったあれこれの生物が失われ
二度と再生することがないかもしれないという、
種の絶滅の危機の、その分かりやすい一例が
「バイアグラの木」に過ぎないのではないか、というか。
たとえばこの「バイアグラの木」が失われてしまった場合、
困るのはニンゲンだけではなくて、
その木に棲んでいた昆虫や、
黴などの微生物から、共生関係にある他の植物、
それらを餌にしていた小動物など、
その種につながるさまざまなものたちにまで影響が及ぶ。
ことは、この木が失われ絶滅するかも、というだけの問題ではなく。
逆に、この「バイアグラの木」が無事だったとしても、
他の種が失われたとしたら、
その失われた種に依存していた生物が
(植物でも昆虫でも動物でも)数を減らし、あるいは逆に増えすぎえることで、
結果的にこのバイアグラの木にもまた影響が及ぶこともある。
いずれにせよ、トータルに生態系そのものが維持されなければ、
ニンゲンもまたバイアグラの木の恩恵には与れないということだ。
それにおそらく、地元ではほかにも
さまざまな薬草類が森林から得られていたことと思う。
たとえば、子どもの熱さましや傷薬といったようなものが失われることの方が、
より問題は深刻な気がするのだが。
と、このように、
つまりは「バイアグラの木」は一例に過ぎないということ、
もっとより多くの「種の絶滅の危機」がこの地には潜在的に存在するということを、
この写真を見て、その背景として想像した方がいいんじゃないかな、と。
.
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登録日:2008年 01月 19日 22:43:37
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