ならば、「これは地球温暖化に加担する食品ですね」と言おう

ビッグマックセットは伝統食より素材の多様性に富む、研究発表

【2月8日 AFP】ファストフード大手マクドナルド(McDonald)が販売する「ビッグマックセット」に使用されている材料には、世界各地原産の植物などが20種も含まれているとの研究結果が、専門誌BioScienceに7日発表された。
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(c)AFP

AFPBB News


ツッコミどこ満載だな、これ。

まず根本は、「食のグローバル化」を「正しい」と信じて疑わないその神経に、
誰も問い直しをしなかったのか、ということ。
今流行りのスローフードの逆をいく発想なんだがな、これ。
(まあ、スローフード概念についての検証というのもあってもいいとは思うが)


>南米原産のジャガイモ、インドで育ったマスタード、中東に由来するタマネギと小麦、エチオピアのコーヒーなど、地球上のさまざまな土地で生まれた約20種類の植物が含まれていることが判明。

だいたいこれが、「多様性」というものなのか。
多品目、ではあるかもしれないけれども。

同じように多品目を採りたいのであれば、どうせ食うなら
地元産のもので多品目を揃えたほうが、
より「健康的」で「環境負荷」も少ないだろうに。

あちこちから取り寄せて「多品目」というのは、
事業体としてのマクドナルドにとって
そうするほうが安いから、というだけのハナシだろ、これ。

なんでわざわざこうやってマクドをよいしょしているんだろう、この研究所。
(研究費とか何とか貰っているのかどうか、報道側はそこんとこも併せて調べろよ)

てか、ひょっとしてすんげー皮肉としてこういう言い方をしてる可能性も、
ということが頭に浮かんだんだが。
引用するAFPの記者がそこんとこ読み取れなかっただけで。
元記事(BioScience)を読まないとなんとも言えないけれども。

んでもって、
>この研究結果は、伝統的な食事より現代の食生活の方が多様性に富んでいることを示しているという。「現代のグローバル化の波の中でもあまり影響を受けていない社会では、全部の食事を合わせてもおよそ50-100種の植物しか摂取できない。ところが、1回の食事に20種も含まれていることは驚くべきことだ」

ばっかり食べの問題もそうだけれども、
それよりもニンゲンの体がそれを本当に欲しているのか、というのも
考えないと。

冬に、体を冷やすトマトやキュウリを食べるのは、
バカのやること(乃至は無知)だと思うんだが。

食物にはその食物ごとに特長があって、それを上手く採り入れることによって
ニンゲンは体を調整しているんだし。
「身土不二」ということばがあるように、
ヒトは、その土地でできた食べ物を食べて体をつくっていく方が
生物としては理に適っている。

冬に大根が美味いのは、
冬に大根を食べることによって体の調子がよりよく整えることができる、
という側面もある、というか
それが「ものを食べる」ということの本質の重要な一項目であると思うんだが。
だから、食物には「旬」があるわけで。
そのときに、一番体に必要なものを比較的手軽に採ることができる、という。

グローバル化はその逆を行く発想だよな、ほんま。


あと、この写真記事を見て最初に思ったのが、
「フードマイレージ」。

その食品がどこから来ているのか、
それによってどのくらい石油を消費しているのか、
温室効果ガスを排出しているのか、
というのを原料の産地から消費地までを辿っていくことで
数字で明らかにしてみると、
遠くから原料を取り寄せをすることが増えれば、当然これらの数字は増大する。
つまり、グローバル化はその推進の要因と見ることもできるわけだ。

グローバル化によって安く原料を手に入れることで、
多品目を取ることはできても、
温室効果ガスの排出をその分増やす、わけだから、
そこまでして食わなきゃいけないのか、という問いかけこそが、
まずは学問的に、先になされなきゃあかんのとちゃうか、と。

ことは食だけに限らないけれども、
このことひとつとっても、グローバル化は「多様性」とは真逆の概念だよな。

.

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登録日:2008年 02月 09日 15:07:18

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