いらない「欲」が多すぎる

【動画】絶滅の危機を脱したシロサイ、クロサイもあとへ続くか?

【2月18日 AFP】アフリカのシロサイは、角を狙う密猟のため、20世紀初頭に絶滅の危機に瀕していた。しかし約10年前からボツワナで保護活動が始まり、同地域ではシロサイの個体数が元の状態に戻りつつある。そして今、もう1つの絶滅が危惧される種、クロサイの保護活動にも期待がかかっている。(c)AFP


<AFP動画ニュース一覧へ>

AFPBB News


サイの親子の動画から。

一つ前のエントリではトラ、こちらはシロサイおよびクロサイの保護についてなのだが、
いずれの種も、その数が減った理由を辿ると
ニンゲンの欲望がその危機の原因をかたちづくっている。

欲望といっても、生き死ににかかわるような必要性などがあるわけではない。
虚栄心を満たすための毛皮だとか刀の柄だとか、
あるいはプラシーボ効果でしかない催淫薬(もしくはインポテンツの治療)だとか、
そういうしょーもねーモノのために。
象牙などのように、美的な意味合いのものもある。

何度も当ブログでもエントリを上げてきたとおり、
これはもうそうした「需要」をなくしていくしかない、というのが
根本的な解決への道筋なのだが、
しかしまあ動画の中にもあったように、韓国や華人たちの間では
(ヴェトナムなんかもそうかな)
需要は未だ、といった感じらしい。

サイの刀の柄に至っては、需要が1970年代、80年代に伸びている、
つまりは丁度、既に絶滅の問題が言われていた時代に
そんなことになっているという話すら。
イエメンの成金どもめ。

サイの角、あとは熊の胆なんかも
薬としての効き目はほとんど効果はないわけだし、
あとはそうした事実をもっと広く知らしめることが必要なのだが。

あるいはそれこそ、
こういうわけのわからん漢方薬にこそ
偽装表記をして
だな、
その実際のところでは 絶滅危惧種の体の一部などはぜってーに使っていねぇ
とだな、してしまったらどないじゃろか。

ま、それは冗談としても。
(まがい物であったとしても、欲望というか需要は減らないしな、それだと)


トラも、サイの角同様に漢方薬などにも使われているし、
先月から今月にかけて、トラの密猟や密輸に関する報道が多い。
下のエントリではさすがに取り上げるのが忍びなかったので流したけれども。
(幾つかは<続きを読む>に収納)


ともあれ、動画はシロサイ、クロサイそれぞれの保護政策が
順調にいきつつあるという話。
こうした動きを伸ばしていくためにも、
そうした需要というか欲望の芽を摘み取るとともに、
このようないい取り組みには適切な評価をしていくこともまた必要だろう、
ということで。

.

<続きを読む>

参考になりそうな報道を以下に紹介。一部は見出しのみ。

1月25日 サーチナ・中国情報局
象牙密輸未遂が多発、176.5kgを押収 北京税関
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080125-00000010-scn-cn
 
1月31日 ロイター(yahoo! 経由)
インド、絶滅危機のトラの保護に160億円投じる
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080131-00000863-reu-ent
 [ニューデリー 30日 ロイター] インドは、絶滅の危機にひんしたトラを守るため、今後5年間に総額60億ルピー(約160億円)を投じることになった。同国内閣が30日発表した。
 政府当局の統計によると、同国のトラの生息数は、1世紀前は約4万頭だったものが現在は1300─1500頭まで減少している。
 同国のトラ保護当局には、過去5年間で15億ルピーの予算しか下りていなかったという。
 同保護当局の責任者は「予算の大幅増は、政府がトラの保護問題を重要視していることの表れだ」と語った。
 内閣が出した声明によると、新たな予算は、トラの生息地に暮らす住民や部族コミュニティーの移動のほか、新たに設置する8つのトラ保護地などに充てられる見通し。

2月1日 CNN
軍兵士が野生トラを射殺、毛皮持ち帰る スマトラ島
 http://www.cnn.co.jp/science/CNN200802010016.html
ジャカルタ――インドネシアの野生トラ保護団体は1月31日、同国西部のスマトラ島中央部にあるリアウ州で国軍兵士が罠(わな)にかかったトラを射殺、毛皮をはぎ取った後、村民に肉を分け与えたと報告した。
スマトラ島のトラは絶滅の危機に直面している。年々減少しているとされ、現在の生息数は400頭以下と推定される。骨などが中国漢方薬の原料として重宝され、密猟も絶えない。毛皮も高価な値段で取引されている。
同団体は今回の射殺で国軍本部に抗議する予定。
罠は野生のブタを生け捕りにするためのもので、村民は最初、トラを解放するための助けを兵士に求めたが、9発撃ち込んで射殺。その後、村民に毛皮をはがさせ、持ち帰ったという。

2月13日 日経エコロミー
インドのトラが半減――絶滅の危機、保護強化必要
 http://eco.nikkei.co.jp/news/article.aspx?id=2008021402842n2
  【ニューデリー13日共同】絶滅の恐れがあるインドの野生のベンガルトラ(インドトラ)の生息数が、6年前の3642頭から半数以下の計1411頭に激減していることが13日、同国環境・森林省の調査で分かった。
 毛皮や漢方薬目当ての密猟が続いているほか、人間の居住区域拡大と森林面積の縮小が背景。同日付のインド主要紙はそろって大きく取り上げ、緊急に保護策強化が必要だと訴えた。
 インドでは今年、森林地帯で生活する部族住民の権利を保護する法が施行されたばかりで、政府は住民の権利か野生生物の保護かで板挟みになりそうだ。
 調査は17州にある保護区を中心に昨年から実施。中でも生息数が多い中部マディヤプラデシュ州で、2001―02年調査の710頭から300頭に、西部マハラシュトラ州では238頭から103頭に減少した。
 調査方法は、前回までの足跡を基に推計する方法から、地理情報や監視カメラ、DNA採取などを用いた詳細なものに変更、実数に近くなったという。大幅な減少は調査方法の変更も影響しているとみられる。

2月13日 CNN
スマトラトラの骨などの不法販売、公然と 英NGOが警告
 http://www.cnn.co.jp/science/CNN200802130039.html
 バンコク――野生生物の違法商取引を監視する非政府機関(NGO)の「トラフィック」(本部・英国)は12日、インドネシア国内でスマトラトラの骨、爪(つめ)、毛皮、ひげなどの不法販売がはびこっており、同国政府が迅速かつ徹底的な対策を講じない限り、同トラは絶滅するとの声明を発表した。
スマトラトラは年々、減少し、トラの仲間では最も絶滅の危機に瀕する種類と言われる。同機関は2006年にスマトラ島8都市で調査し、骨などが公然と売られていることを発見した。インドネシアではトラの毛皮などの取引は禁止されている。
トラフィックの調査によると、同島の調査で見付けた骨片などはトラ23頭分に相当するとしている。爪は14ドル(約1500円)相当、骨は454グラムで52.5ドル相当の値段が付いていた。
世界自然保護基金によると、スマトラトラの現在の生息数は推定で4百頭以下。1970年代の約千頭に比べ半減となった。農地開墾や伐採による生息地の減少、骨などが中国漢方薬の原料に使われるのを狙った密猟などが主因となっている。
インドネシア政府は昨年12月、スマトラトラの保護を目指す10年計画を発表したが、違反行為に対する罰則行為が乏しく効果が疑問視されている。また、資金、人材面の手当ても少ないという。

2月14日 朝日
野生トラ半減1400頭に 最大の生息地インド
 http://www.asahi.com/international/update/0214/TKY200802140277.html?ref=goo

2月16日 毎日新聞(yahoo! 経由)
ケニア 野生動物助けて…密猟防止NGO、資金難で危機
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080216-00000014-maip-soci
  昨年12月の大統領選の結果を巡って暴動が続くケニアで観光客が激減し、マサイマラ国立保護区で野生動物を密猟から守ってきた地元NGOが運営の危機に陥った。観光客の入園料で賄っていた保護監視員らへの給料が払えなくなったためだ。「このままでは保護区を守れない」として、著名な人類学者で元ケニア野生生物公社総裁のリチャード・リーキー氏や現地で活動する日本人獣医師らが支援を呼びかけている。
 マサイマラ保護区はゾウやライオンなど野生動物の数や種類がケニア随一で、面積は東京23区の2.5倍の1510平方キロ。タンザニアの世界遺産・セレンゲティ国立公園と隣接し、ヌー(ウシカモシカ)が両地域を季節ごとに移動することで知られる。日本人観光客は年間約1万人。
 窮状に陥ったのは、州政府の委託を受け01年から保護区西側のマラトライアングル地区を管理しているNGO「マラコンサーバンシー」(ブライアン・ヒース代表)。
 ヒースさんによると、密猟パトロールや道路補修などに当たる保護監視員40人を雇用。07年までの6年間に1005人の密猟者を拘束し、食用などとして野生生物が殺されるのを防いできた。
 活動資金は入園料(1人40ドル)で賄ってきたが、大統領選後の暴動の影響で入園者が激減。1月の同地区の入園者は例年の3割の2000人余、2月はさらに減っており、監視員らへの給料さえ払えない状況になった。
 リーキー氏は「このままでは密猟パトロールの回数や対象範囲の大幅縮小は免れない」と訴え、今後半年間の保護管理費として15万ドル(約1600万円)の支援を求めている。
 現地で家畜のワクチン接種に取り組む獣医師、滝田明日香さん(32)が日本での募金窓口を開設した。滝田さんは「観光収入はケニアの野生動物保護に不可欠。支援をお願いしたい」話している。
 募金先は郵便振替口座「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」口座番号00100-0-667889。【足立旬子】

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登録日:2008年 02月 21日 22:07:40

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