ヒトは皆、自分に甘い

フロッケ初の一般公開、ドイツ全土が熱狂

【4月9日 AFP】(写真追加)ドイツ南部ニュルンベルク(Nuremberg)の動物園で8日、ホッキョクグマのフロッケ(Flocke)が初めて一般公開された。
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(c)AFP

AFPBB News


ニュルンベルグ動物園の園長の談話を読んで、お題のようなことを思った。

まあ、確かに可愛いっちゃー可愛いけれども、
いつまでも(それほど)でかくならない猫などとは違って
あっという間にでかくなるからな、クマは。
その点、猫や犬はいつまでも可愛いっちゃー可愛い。
外見も、精神面でも。
ペット(もといコンパニオン・アニマル)と野生動物との、
最も違う点のうちのひとつだろう。


◆ ◆ ◆

そうした、
野生のもんをペットかなにかと勘違いさせるような見せ方は、
やはり「商業主義」という非難がぴったりなんだろうね。
だって、それは何かを学び知る機会というよりも、
ただの猫可愛がりを楽しむ「娯楽」だろうから。


◆ ◆ ◆

さて。
きっと元記事もそうなんだろうけれども、
母親の育児放棄ばかりが強調されている。
が、
その原因となったニンゲンのカメラ取材の行動、
その件については最近のニュースでは全然触れていないんだが、
それはどうしてなんだろう。

その方が同情が引けるから?
あるいは、
同類(ニンゲン)がフロッケに対する加害者の一員であることを
広告的にイメージさせたくないから?

なんて、穿った見方をしちまうのも、
こちらの心が貧しい証拠ですかね?


◆ ◆ ◆

ところで、一時もてはやされたあのクヌートはどうなっているんだろうか。

>動物愛護団体によると、体重150キロになったクヌートは現在、不安行動を見せているという。

つまらん喩えだが、最近の加護亜衣の話題を連想。
小学校を出て間もない内にアイドルとしてちやほやされて、
中学もろくに行かず(そして恐らく「学ぶ」楽しさもほとんど知らず)、
スキャンダルをきっかけに芸能界を干されて、 ※
そりゃリスカもしたくなりまんがな、という彼女。

それと似てるのかどうかは、ようわからへんけれども。

ともあれ、クヌートにしても、
あれだけ世界中からちやほやされていたけれども、
まあ、ちやほやすることと「きちんと子育てすること」とは
全然違うもんな、というようなことがあってもおかしくはないというか。

言い換えれば、クヌートの不安行動とは、
結局ホッキョクグマの子育てをニンゲンがきちんとできるのか、という
(それこそ身を呈した)問題提起でもあるのだろう。

それと子育てということでいえば、
クヌートの母が育児放棄をしたように、
クヌート自身も親となれるのかどうかは、はなはだ疑問だ。
人工授精用の種要員と考えれば別だけれども。


フロッケは、大丈夫だろうか。


◆ ◆ ◆

で。
ハナシはお題にしたことに立ち戻る。
>園長は「野生のホッキョクグマは絶滅の危機にさらされているが、密猟などの直接的な人間の影響ではなく、間接的な地球温暖化が原因」と指摘

はいはい、温暖化、温暖化。

とりあえず〒ポストが赤いのも電信柱が高いのも、みーんな温暖化。の、
訳は無いが、
まあ何かあったらとりあえず地球温暖化を悪者にしておけば大丈夫。
温暖化は、加害者がいっぱいいっぱいいっぱいいて、
自分の罪悪感を薄めてくれる、恰好のアイテムだからな。


でもさ。
選んだ写真にはこ~んなにカメラがいっぱいおるんだが、
このカメラたちのせめて半分でも、
これだけの熱意をもって、きちんと「温暖化」についての報道をしてくれれば、
世の中もっともっと温暖化についての興味がぐんと高まると思うんだけどな。

てか、どうして「密猟」などという喩えを引き合いに出したんだろう。
どこかやましいところでもあるのか、
誰かツッコミ入れてくれればよかったのに、これ。


※:スキャンダルそのものは自身で起こした問題かもしれないが、そもそも10代そこらの子どもの身辺をきちんとコントロールできなかった、また自身で身を律することを学べる機会を与えなかった事務所なりつんく♂なりにも相当の加害性があると思う。その意味でも、クヌートと飼育動物園との関係と、ローティーン・アイドル(崩れ)と所属事務所の関係って、ちょっと……似てへんか、やっぱ(←かなり強引)? 

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登録日:2008年 04月 10日 00:23:37

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◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
◆トラックバック、どうも故障中の模様(早く直してくれAFP)。
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