全ては わたしたちの欲望から

【動画】野生動物密売がはびこるベトナム、保護施設が直面する問題とは?

【AFP】カンボジア、マレーシア、ラオスから中国へ売買される野生動物の違法取引で中継地となるベトナムは、密猟業者の拠点となっている。ベトナム南部で唯一の保護施設は、違法取引から救い出された動物たちで溢れている。(c)AFP


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下のエントリに関連して、少し前の動画から。
これ、とても気になる事例なのだけれども、
どうせならこの運営を行っている団体の連絡先なんかがあると
もっと良かったのに。
途中WWFが出てくるけれども、WWFの施設だという感じでの紹介では
なかったし。


さて。
下のエントリではリスの避妊だったが、
こちらは逆に数を増やさなければいけない動物、希少種がほとんどの模様。

そして、それらの動物が保護されるまでの経緯も、
ホテルでショーをやらされていたマレーグマから、最後のカワウソまで、
いずれもニンゲンの欲がからんでいる。
熊の胆は言うに及ばず、
面白い動物・珍しい動物を飼ってみたいというエゴや
美しい動物・かわいい動物の仕草を見て楽しみたいという欲望まで、
ニンゲンの欲望はほんまに数限りないというかなんというか。

毛皮が欲しいとか象牙が欲しいとか熊の胆が欲しいとかいうような、
比較的わかりやすい直接的な物欲もあれば、
クヌートやフロッケを見る、あるいはこの動画にいた
マレーグマの「ナン」のショーを見て楽しみたいというような、
その動物の加害に直接加担していることが
当人にはわかりづらいパターンの欲望もある。 ※
(クヌートは不明だが、フロッケの「育児放棄」については、ニンゲンの、
「かわいい仔グマの写真を撮りたい」という欲望が直接の原因ととなっていることを
動物園側も明らかにしている)

けれども、その欲望の発露がどういうものであれ、
動物たちは捕らわれ、あるものは見世物に、またあるものは命を落とす。
運よく生き延びた個体も、囲い地の中で虐待に近い扱いを受ける。
そして野生下ではその種の生きものが数を減らし、
種の多様性(生物多様性)に赤信号を灯す。

地球環境において、生物種の数が減ること、
またその多様性が保たれないということは、
その生物種の環の中の一つでしかないジンルイにとっても、
地球環境上の安全保障を揺るがすものとなるというのに。


温暖化同様、目先の欲望が回りまわって自分の首を絞めることになる、
と、いうことに、その欲望の主が気づいてくれること。
地味でも、こういう記事を見たり知らせたりして
意識を喚起していくしかないのだろう。
あまりの歯がゆさに、地団太踏みたくなるときもあるのだけれども。


※:「かわいい(美しい、面白い、etc)」生物は、「だから所有したい」「だから見てみたい」という欲望を安易に引き出す。その意識はまた、「かわいくない(醜い、つまらない、etc)」生物を軽んじていい、というふうにひっくり返らないとも限らない。これは保護の立場も一緒で、「かわいい(美しい、略)」から保護する、「かわいくない(醜い、略)」から保護はせんとく、というような恣意的な選択へとスライドしがちなことも注意。PETAが扱っているのがいわゆる「かわいい」動物がほとんどであるのが、いい例だ。もちろん、そうした情感の全否定をするわけではない。長年保護を続けるためのモチベーションを維持するには、やはりある程度の贔屓目というか情というか思い入れは絶対に必要となる。やっぱ。

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登録日:2008年 04月 29日 00:17:30

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◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
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