伝言ゲーム。
5000年後の子孫に放射性廃棄物の危険性をどのように伝えるか?
【7月11日 AFP】今から5000年後、「危険!」の表示はどのように書かれているだろうか? 5万年後は? 大半の人にとって、この答えを見つけることは急務とは思われないだろう。
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(c)AFP
自分の小学校の頃は、学校の朝礼の最後の時間に、ゲーム・タイムとして、
クラス対抗かなんかで「伝言ゲーム」なんかをよくやっていたりしたなあ、などと
ほのぼのとした思い出を連想しつつ。
ちなみに、このクラス対抗の伝言ゲーム、
だいたい40人程の子どもの行う伝言ゆえ(年長でも12歳とかそんなもんだ)、
元の単語がきちんと伝わった例はほとんどなかったと記憶している。
さて。
これと同じことが、放射性物質の管理に関して必要となるんだよ、というハナシが
この写真の記事。
この疑問点については、自分も一応、
原発のごみ問題に関心を持ってから、
ごくごく漠然とした疑問を抱いていた点でもあったのだが、
その筋の専門家の明確な指摘を聞いて、
正直、唖然とした。
いや、もちろん、
未来人に対して「警告」がきちんと伝わらないかもしれないということは
かなり漠然とした想像をしたことはあるけれども、
実はそれが結構な確率であり得る、となると、
想像するだけで背筋が寒くなるというか、なんというか。
それと、紙など記録媒体の保存性の問題もあるということも含めて。
>言語の進化速度は速い。11世紀の英語は、21世紀の英語とまったく別物だ。また、戦争や気候変動などによって、人々は居住地の移動を余儀なくされることもある。
>言語は死滅することもある。今日、死語となっている言語の中には、黄金期には世界最先端の文明に属していたものもある。
>その一方で、わずか数千年前の古代エジプトの象形文字が解明に数世紀を要し、それよりも近い時代のマヤ文字は現在も謎に包まれていたりもする。
>つまり数世紀後の人類には、今日の主要言語や慣習、シンボルなどが解読不能となっている可能性があるのだ。未来にもなおプルトニウムやセシウムの汚染廃棄物に致死性があったとしても、その脅威が伝わらない恐れがある。
>地下廃棄施設に近寄らないよう子孫に警告するには、単に赤字で危険を示す看板を設置するだけでは十分ではない。彼らにとってその看板は「ほら、ここを掘ってごらん。宝物が埋まってるよ」を意味するかもしれないのだ。
うわっ! 言語の世界の変遷って、こんなに世代交代が早いのかよ!
さらに。
しかも、欧州では「核のごみと一緒に住もうじゃああ~りませんか」、
というハナシまで。
>一方、欧州では、警告が世代を通じて伝わるよう、将来的に廃棄施設は人間社会に組み込まれるべきだという考え方が主流となっている。
>「廃棄施設は隔離されたところで稼働するのではなく、社会の一部として作るべきだ。そうすることで安全性は、損なわれるのではなく、かえって強化される」
理屈では、それが(現時点のアイデアでは)比較的、
間違いを防ぐ確率を高められる方法である、のだとしても。
核のごみと一緒に住むのは、イヤだよなあ。生理的に。
まあ、核でなくとも、ごみと隣り合わせに住むのは、
あんまいい感じじゃないだろうけれども。
しかもここに、どこぞの国からのミサイルが飛んでくるだとか、
(イランみたいにミサイルを飛ばした「つもり」だけならいいんだけれども)
あるいはマグニチュードがどでかいどでかい地震が起こるとかんなったら、
本当に管理しきれるんだろうか。
伝言と言えばもうひとつ連想するのが、遺言。
遺言もまた伝言の一種(もとい変種)ではあると思うんだが、
死者の遺志をきちんと汲んだものとして遺言を正確に施行できるのか、
ちょっと不安がないだろうか。
たとえば、その遺言が法的に正当と認められる要件を欠いていたり、
さらには遺産相続があらかた終わった後にそういうのが出てきたけれども
もう分けた後だからやり直しがきかなくなっていたりだとか、そういう例。
遺産はまだしも、葬式等の場合を想像してみると、
自分(死者)の本当に望むような葬儀をしてもらえるという事例は
かなり期待が薄い。
これはまあ、今のニホンの世相においては、という
限定的なハナシかもしれないけれども。
と、まあ、自分の死後のことをコントロールするだなんて、
ほとんど無理なんじゃないか? ということに、
多くのジンルイはもうちょい謙虚になった方がいいんでねーかと。
だいたい、「それ」がきちんと実施されたか、され続けているかどうかだなんて、
死んでしまえば「絶対に」分からないことなのだから。
.
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登録日:2008年 07月 12日 23:36:23
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