フェアウッド、という概念
【パプア州/インドネシア 12日 AFP】インドネシア僻地のパプア(Papua)州にある同国最後の原生林が危機に瀕している。そのため環境監視団体は、商業用の伐採を中断するべきだ、と警告している。写真はソロン(Sorong)で、船に積上げられたベニヤ板の前を歩く船員。(c)AFP
今回は森林にまつわる環境リーフレットの無料配布のお知らせ。
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◆どんなリーフレット?◆
以前のエントリともだぶるが、(※1)
熱帯の原生林がどんどん無造作に伐られ、
ニホンを中心とする国々がそれをバンバン消費している、
さあどうする? という話。
中でもマレーシア、インドネシア、パプアニューギニアなどの
貴重な熱帯林は、
ただの木材としてのみみなされ、伐られ、製品化され、
ニホンだと東急ハンズのようなところでも
ふつーの木材製品として並んでいる。
この問題、最近ではとんとマスコミに取り上げられなくなったが、
別に状況が良くなったから報道が減ったわけではない。
(マスコミがこのテーマに飽きただけだろう、きっと)
現地では、相変わらず原生林は伐られているし、
それによりますます森林の破壊も進んでいる。
そこで。
熱帯の原生林伐採の中でも、
とりわけタチの悪い「違法伐採」を中心に据えて、
「そういう木は買わんとこ」という内容のリーフレット、
そのご紹介をする。
この、違法伐採ではない木、というのが
今回のキーワード「フェアウッド」となる。
◆違法材を使わない暮らし方◆
このリーフレット、タイトルは、
『密輸材ラミンを買わないで~フェアウッドを使いましょう~』。
違法材の中でも、乱伐されている「ラミン」の木を
クローズアップして取り上げている。
ちなみに、ラミンはワシントン条約の保護対象にもなっている。
現在の主要な供給地であるインドネシアでも、
基本、伐採が禁止だ。
(だから違法材なんだが)
ラミンという樹種は、
木材としては丈夫で手触りが良く、加工しやすい。
だもんで、手すりやベビーベッド、写真の額や箒の柄、
窓枠やブラインドなどに加工され、
ニホンでも日常的に手広く使われている。
ラミンが減ることがどう問題なのか。
違法なのに、どうして伐採は止まらないのか。
どうやってそれを代替品に置き換えていくか。
そうした木材を使っていない製品をつくっている会社はどこか。
このリーフレットでは、そうした情報をコンパクトにまとめている。
特に、フェアウッドへ切り替えたり、切り替えようと努力している
会社名を具体的に挙げているので、
近所の店にいって「この製品ではなく○○社の製品を買いたい」
と交渉する材料としても使える。
少なくとも、「ニーズがあるから売れる」という流れを断ち切る
材料としては、確実に役に立つ。
◆配布にご協力を◆
このリーフレットを作ったのは、
大阪の環境NGO「ウータン・森と生活を考える会」と、
そこから派生した別働隊のNGO「ラミン調査会」
http://www1m.mesh.ne.jp/~apec-ngo/sinrin/ramin/ramin.htm
全て手弁当のボランティアが運営しているが、
環境オタクのエネルギー爆発、かなり質の高い情報が
まとまっている。
しかも、コンパクト。場所を取らない。
一部が、1枚のA4サイズの紙を三つ折りしてある小さいもので、
どこにでも置けるし人様にも差し上げやすい……たぶん。
と、いうことで、このリーフレットにご興味のある方は、
上記のラミン調査会のサイト(トップページにメールアドレスあり)か
こちら山猫通信社のブログ用アドレス(sorano_ki@yahoo.co.jp)まで。
タイトルは「フェアウッドのリーフレット希望」みたいな感じで。
(ラミン調査会にメールを出すときは、山猫通信社のブログを見て、と
添えていただけると助かりますです、はい)
部数を問わず、送料は無料。
必ず届く「住所と宛名」の明記をお忘れなく。
あと、ご近所の図書館や公民館、ちょっとしたショップなど、
こういう「環境リーフレット」を置いてくれそうな所のご紹介も大歓迎。
◆環境破壊がイヤ、頭の悪い人の暮らし方をするのは
もっとイヤだ◆
全ての熱帯木材を今すぐ輸入を停止、というのは
恐らく非現実的に過ぎるかもしれないが、
儲かるからというあまりにもえげつない理由で(※2)
原生林を伐ってしまうのもこりゃまためちゃくちゃ頭の悪い話。
絶滅危惧種が多く棲む熱帯林を根こそぎ商品化、というのは
人類の生存の保障すら揺らぐ。(※3)
こうした頭の悪い商業活動に与しない生き方、というのも
案外目指しがいのあるものだったりする。
ちなみにフェアウッドについては
国際環境NGO「FoE Japan」の行っている
「フェアウッドキャンペーン」
http://www.fairwood.jp/
が背景が分かっていい。
(ちなみに、ウータン・森と生活を考える会は
このキャンペーンにも協力している)
※1:http://www.actiblog.com/yamaneko/3109 を参照のこと。
※2:儲かるから、というのは経費が安いから。伐採される原生林の費用は、実際タダも同然。原料は大地(地球)から盗み放題、復元費用も無視、とくれば、そりゃ経費がかからないのもアタリマエだ。
※3:以前のエントリhttp://www.actiblog.com/yamaneko/3990参照。森が減ると温暖化が進む、というだけの話ではない。
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登録日:2006年 05月 11日 19:30:43
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