我、櫂より氷を欲す

英国の冒険家、カヤックで北極点を目指す 「失敗」を望む胸の内

【7月17日 AFP】英国人の探検家、ルイス・ゴードン・ピュウ(Lewis Gordon Pugh)さん(38)が15日、北極点までカヤックで到達する計画「ポーラー・ディフェンス・プロジェクト(Polar Defense Project)」をロンドンで発表した。
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(c)AFP

AFPBB News


カヤック乗り(といっても自分の場合は過去形、今やオカパドラー)として
強く頷きつつ。


まあ、温暖化問題にちょっとでも関心を持っていれば、
ここで言う「失敗」の意味は、テキストを見る前から想像つくと思う。
し、自分が今更ここであれこれ言うほどのこともない。

ここんところは、
「人間ホッキョクグマ」ことピュ―さんの言う、

>「北極を守らなければならない。ホッキョクグマや我々の子孫のためではなく、わたしたち自身が生きのびるために。事態はそれほど切迫しているのです」

これに、全てが集約されていると思う。


◆ ◆ ◆

あと、パドラー(カヌー・カヤック乗り)だった立場からフォローしておくと、
ここでサポート用のボート(伴走船)がつくのはごく当然のことなのだが、
元記事を読んだ方のなかで、
 そんなん冒険ちゃうやんか、ヌルい……
というような思いを抱かれるヒトがいたとしたら、それはちょっと待って欲しい。

なんせ、カヤック・カヌーは、丸々人力で移動するんである。
腕の力だけで(まあ実際は全身運動だけれども)櫂を漕いで、進むんである。
しかも、艇は、とっても小さい。
大海と比べると、笑っちまうほど、小さい。
しかも、薄い。
写真でお分かりになるとは思うが、ほんっとに、薄い。

(もっとも実際に使うのが写真のあの白い艇だとは考え難い
 ;;艇の形から;;が、それでも、別の艇になったとしても
薄さが急に変わるわけではない)

そして相手は、氷点下の、荒れる海だ。

人力ならではの困難と問題、
むき出しの自然と対峙し、危険に常に晒されながら
この挑戦を行っているのだということを、
どうか理解していただければ、と。

まあ、元記事にも、氷の海に落ちる可能性 云々の話が出ているから、
 こんな説明いらんわい!
と思われる方が大半かとも思うのだけれども。


◆ ◆ ◆

ともあれ、
失敗・成功以前に、どうか無事に帰還してほしい、といったことを
思いっきり強く祈りながら。

.

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登録日:2008年 07月 25日 00:03:26

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