海流の異変、大量の迷子
【9月1日 AFP】ブラジルの海岸には、この6月末から多くのペンギンが漂着している。地球温暖化で暖流の流れが変わったため、通常の目的地から1600キロも外れた場所へ迷い込んでしまったのだ。(c)AFP
<AFP動画ニュース一覧へ>
動画のラスト、瞳を閉じるペンギンの表情がいい。
どうか無事で、生き延びて欲しいと思う。
最近のAFPの報道の中ではいい掘り下げ方をしている事例。
詳しくは動画を見ていただきたいのだが、
(訳文に「消防士」とあったが、ライフセイバーのような気がする、それはさておき)
海流が変わった影響で
1000羽を越えるマゼランペンギンが
迷子としてブラジルの海岸に打ち上げられており、
その保護と回復に現地のいろいろな人びとが尽力をしている、というもの。
チリやアルゼンチン南部に行くはずのマゼランペンギンたちが
ブラジルにいる、というところ、驚くしかない。
本来の目的地から1600キロも北上している、というのだから、
当人(ヒトじゃないけど)たちの混乱は大変なことだろう。
個人的には、
具体的な保護の仕方が動画で見られるのは、興味深い。
抱きかかえ方、餌の与え方(スポイトを使うんかー)、
体を温めたほうがいいということ、なども。
ただし、これだけ力を尽くしても、
ペンギンたちの生存率は決して高くなく、半数近くが助からないという。
話の中で、若い個体が多いということが出ていたが、
そこから類推すると、経験のなさ・浅さによる危機回避能力の低さも
迷子を悪化させている要因となっているのかもしれない。
海流が変わった原因として指摘されているのが例によって温暖化だが、
そうではないという見方もあるとしている。
が、いずれにせよ、
マゼランペンギンという種全体の保全を考えれば、
海流の変化が人為であろうとなかろうと、こうした保護に取り組む意義は
計り知れないほど大きい。
回復後は保護された地域から南に3000キロ離れた
本来の生息地の近くへと放す予定という。
その数がどうか1羽でも多いことを、祈らずにはいられない。
強く、つよく。
.
カテゴリー[ 種の多様性 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 09月 03日 23:26:16
コメントを追加
Trackback
この記事に対するトラックバックURL:
- プロフィール
- 山猫通信社 篠宮
- 山猫通信社
- カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
- このメモは猫のヒゲ
- ◆環境カウンセラー兼フリーランスのライター・編集業の「山猫通信社」については、上のHPをぽちっとどうぞ。ブログをみてのご連絡は、sorano_ki@yahoo.co.jpへ。
◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
◆トラックバック、どうも故障中の模様(早く直してくれAFP)。
- 最近のエントリー
- [12/31] 2008年の終わりに
- [12/24] 虹の記憶08、秋~冬
- [12/23] 目を背けるために取り組みをする。または取り組んでいるふりをする
- [12/23] ぼちぼち復帰(たぶん)
- [11/24] 簡単なお知らせ、ナドナド
- [11/23] 虹の記録、08.07末~09
- [11/22] ただ商売がしたいだけ。
- [11/21] 孫たちに「カメなんて見たことがない」と言わせないために
- [11/07] いいかげん、「倫理」や「正義」で口論してても、本質には辿りつけない。そんな気がする。
- [10/28] 空飛ぶペンギン(←嘘
- 最近のコメント
- [06/16] 波力発電について調べてみた hry123
- [06/30] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 管理人(山猫通信社)
- [06/27] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 kkneko
- [06/27] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 kkneko
- [05/29] ホッキョクグマは野生のクマ 管理人(山猫通信社)
- [05/28] ホッキョクグマは野生のクマ あるる
- [04/07] オーストラリアのアジアゾウと森林 管理人(山猫通信社)
- [04/05] オーストラリアのアジアゾウと森林 うえ
- [02/12] これはいい記事。 管理人(山猫通信社)
- [12/19] 発見、即、絶滅危惧指定、とならないように 管理人(山猫通信社)
- 最近のトラックバック
- 月別アーカイブ
- 2008年 12月 [4]
- 2008年 11月 [5]
- 2008年 10月 [9]
- 2008年 09月 [8]
- 2008年 08月 [4]
- 2008年 07月 [4]
- 2008年 06月 [4]
- 2008年 05月 [9]
- 2008年 04月 [9]
- 2008年 03月 [16]
- 2008年 02月 [19]
- 2008年 01月 [22]
- 2007年 12月 [14]
- 2007年 11月 [11]
- 2007年 10月 [11]
- 2007年 09月 [16]
- 2007年 08月 [18]
- 2007年 07月 [11]
- 2007年 06月 [12]
- 2007年 05月 [20]
- 2007年 04月 [19]
- 2007年 03月 [22]
- 2007年 02月 [20]
- 2007年 01月 [16]
- 2006年 12月 [21]
- 2006年 11月 [25]
- 2006年 10月 [24]
- 2006年 09月 [21]
- 2006年 08月 [19]
- 2006年 07月 [27]
- 2006年 06月 [27]
- 2006年 05月 [21]
- 2006年 04月 [17]
- 2006年 03月 [29]
- 2006年 02月 [11]
- 検索