誰が「それ」を望んでいるというのだろう

【動画】絶滅危惧種リスト08年版に登場した動物たち

【10月7日 AFP】絶滅危ぐ種を示す「レッドリスト(Red List)」の08年度版が6日発表され世界の哺乳(ほにゅう)類の半分の種で個体数が減少している上、三分の一以上の種は絶滅の危機に瀕していることが明らかになった。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


肝心のIUCN日本委員会の方にはまだニュースリリースがない。
(ひょっとすると暫く出ないかも)
同系統の情報としてはWWFジャパンのニュースの方が詳しいと思うので、参考にリンクを。
→10月06日 WWFジャパン
 1万6,928種が絶滅の危機に 2008年版IUCNレッドリスト発表される
  http://www.wwf.or.jp/activity/wildlife/news/2008/20081006.htm

この件、ほとんどの日本語メディアが取り上げている、
(<続きを読む>にそのリンクを収録予定、オススメはナショジオの2つの記事)
それだけ注目度の高いテーマであるとも言える。
そこから感じられることは、今回のお題にした通り。
つまり、そんなことは誰も(というかほとんどの人が)望んではいないこと、なのだ。

それなのにどうして? という、この結果。

その動物たち・植物たちがいなくなってしまうことが悲しいという
情緒的な反応も当然あるだろう。
ニンゲンに他の生物を絶滅させることが許されるわけがない、というような
道義的な観点からの反応もあるだろう。


それから。
その「リスト」にいつ何時ジンルイが加わらないとも限らない、という
セーフティネットとしての生物多様性、
それが崩壊しつつあることについても、
もっと目が向けられていいと思うのだが、
こういう発想をするニンゲンはやはり数が少ないのだろうか。

生物界の共生システムを見てみれば、
地球環境内において、他生物とかかわりを持つことなく、
単独で繁栄を続けられるような生物種は、一つとして存在しない。
そう考えれば、哺乳類の25%が絶滅の危機にあること、
いわんやアジアの霊長類の79%にその恐れが高くあるということは、
ジンルイにとっても文字通り「他人ごと」ではない。


一つ、余分な感想を言えば、
今回は哺乳類や海洋生態系に関する記述が多く見られたし、
また両生類についてもきちんとポイントを押さえているが、
鳥類に言及している記載がほとんど見当たらなかったのが、残念。

ナショジオの報道によれば、
>2008年版レッドリストでは、現在確認されている両生類、哺乳類、鳥類の全種が評価の対象となった。これは初めてのことだ。
とある。
し、
鳥類の種としての脆弱さはこれまでも長く指摘されてきている点だ。

(ところで、ここの「哺乳類」には「ジンルイ」は入っていないんだろーか?)


ともあれ、他人事ではなく「自分事」としても立ち上がってくる話として、
この件をもう少しまじめに、そして頻繁に意識して
行動を少しでも変えていくしかないのだと思う。
わたし・たちが本当に、「それ=生物種が絶滅すること」を
望んでいないのであれば。

(以下、この件に関連する国内の報道を)

.

<続きを読む>
とりあえず、報道がたんまり。

忙しいのであれば、このナショジオの2つの記事がとりあえずオススメ。

10月06日 ナショナル ジオグラフィック
哺乳類の4分の1が絶滅の危機
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=82283301&ST=yahoo_headlines

10月06日 ナショナル ジオグラフィック
絶滅危惧指数は悪化模様
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=72838727

その他、目だった主な報道はこちら。

10月06日 時事通信
種の4分の1が絶滅危機=全哺乳類調査、海洋でより深刻-国際自然保護連合
 http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-081006X232.html
または
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081006-00000170-jij-int

10月06日22:12 朝日新聞
哺乳類の4分の1「絶滅の危機」 国際自然保護連合発表
 http://www.asahi.com/science/update/1006/TKY200810060266.html

10月06日22:14 毎日新聞
絶滅の危機:哺乳類の4分の1、人間が原因で 国際調査
 http://mainichi.jp/select/science/news/20081007k0000m040110000c.html
10月07日 毎日新聞
哺乳類:25%、絶滅危機 生息地消失や環境悪化で--国際自然保護連合調査
 http://mainichi.jp/select/science/news/20081007ddm012040023000c.html

10月06日23:20 読売新聞
絶滅危惧種、哺乳類の4分の1…沖縄のアオサンゴも
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20081006-OYT1T00734.htm

10月06日23:24 共同通信(goo経由)
38%の生物に絶滅の危機 最新版のレッドリスト発表
 http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/life/science/CO2008100601000724.html

10月06日 日経エコロミー(共同配信)
38%の生物に絶滅の危機 沖縄などのアオサンゴも
 http://eco.nikkei.co.jp/news/today/article.aspx?id=NN002Y766%2006102008

10月07日17:04 CNN
ほ乳類の約4割が絶滅の危機、IUCNが警告
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200810070022.html

10月07日17:44 ロイター(yahoo! 経由)
哺乳類の4分の1に絶滅の危機=調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081007-00000478-reu-int

カテゴリー[ 種の多様性 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 10月 07日 22:59:39

コメントを追加

Trackback

この記事に対するトラックバックURL:

カレンダー
< 2008年 10月 >



1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
山猫通信社 篠宮
山猫通信社
カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
このメモは猫のヒゲ
◆環境カウンセラー兼フリーランスのライター・編集業の「山猫通信社」については、上のHPをぽちっとどうぞ。ブログをみてのご連絡は、sorano_ki@yahoo.co.jpへ。
◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
◆トラックバック、どうも故障中の模様(早く直してくれAFP)。
最近のコメント
[11/22] スティングのbass 管理人(山猫通信社)
[11/21] スティングのbass マァーーーーーー
[06/30] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 管理人(山猫通信社)
[06/27] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 kkneko
[06/27] 食うは一時の欲、食わぬは一生の快 kkneko
[05/29] ホッキョクグマは野生のクマ 管理人(山猫通信社)
[05/28] ホッキョクグマは野生のクマ あるる
[04/07] オーストラリアのアジアゾウと森林 管理人(山猫通信社)
[04/05] オーストラリアのアジアゾウと森林 うえ
[02/12] これはいい記事。 管理人(山猫通信社)
最近のトラックバック
検索