カテゴリー [絶滅危惧種]
孫たちに「カメなんて見たことがない」と言わせないために
【11月20日 AFP】マレーシア北部トレンガヌ(Terengganu)州の各モスクで21日、金曜礼拝で希少種のカメを保護することの大切さに関する説教が行われる。
≫続きを読む…
(c)AFP
多忙と余裕のなさで間が飛びすぎたので、
半ば自分用の備忘録として写真をチョイス。
カメ(タイマイ)のアップ、かわええ。
このマレーシアの件は、11月に当局が動いた
野生生物の不法取引の摘発の件との関連があると見てよさげだが、
どうなんだろうか。
(参考)
11月14日 ロイター(yahoo! 経由)
マレーシア当局、食用の希少動物など大量に押収
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081114-00000044-reu-int
11月18日 ナショナル ジオグラフィック
食材向けに加工された野生生物を押収
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=73954677&expand
上の2つについては、hatenaのニュースクリップサイト(カメのて)の方で
コメントをつけているので、
同じマレーシアの
同じ希少種(地球上のウミガメの仲間は全て絶滅が心配されている)ということで、
宜しければご参考に。
◆ ◆ ◆
さて。
ウミガメの卵はマレーシアでも昔から食べられていた(地元中心で)
という経緯はあれども、※
ここまで数を減らしているウミガメたちに対してさらに追い討ちをかけるのは
いかがなものか、という話。
イマームたちが言うように、
>「みなの意識が変わらなければ、未来の世代に何が残されるかを想像してみたまえ。孫たちがカメなど知らないと言い出す日がやがて来るかもしれない」
ということが現実になってしまわないとも限らない。
イマームたちが取り上げるのはウミガメのみらしいが、
(というか、この入れ知恵をしたのはWWFということでいいのかな)
他の希少種についても触れてくれるのだろうか。
そうだといいのだが。
まあ、たとえウミガメのみであったとしても、
現地で影響力のある人たちがこう強く言ってくれるのはありがたい。
どうか、これで少しでもいい方に転がりますように。
もちろん、コトは欲望のなせる業だから、
そうした偉い人の説教でどれだけ抑止力になるのかどうかというと
不安はあるのだけれども。
※:ウミガメの卵は結構美味いというのはよく聞く話で。最近も、ウチの猫の主治医(カメ;;ギリシャリクガメ;;を飼っている、カメ好きだ)とその手の話で盛り上がったり。
ロイターの記事のみ、《続きを読む》に収納。
11月23日;一部文章訂正済。
.
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登録日:2008年 11月 21日 23:57:06
いいかげん、「倫理」や「正義」で口論してても、本質には辿りつけない。そんな気がする。
【11月7日 AFP】欧州連合(EU)の欧州委員会(European Commission)は5日、加盟国で行われる科学実験での類人猿の使用禁止と、研究およびテストでの動物使用の制限を求める法案を提出した。
≫続きを読む…
(c)AFP
「EU域内では過去9年間、類人猿を使った実験は行われていない」
ということを、果たしてどれだけのニッポンのヒトビトが知っていたのやら。
この件について、昔、本家サイト(最近手入れできていない;;滝汗)のオマケのページで
長々と取り上げているが、
→2003年10月 「動物実験に切り結ぶメディアの不在について」
たぶんニホンだとその当時とあまり状況が変わっていないと思うので、
できれば今回、併せて読んでいただきたい、
ということでリンクをペタリ、と。
◆ ◆ ◆
さて。
ニホンで動物実験が話題になるときは、
「倫理」「アニマルライト」など、情緒的な文脈で話されることが多い。
また、反対側よりも賛成側(やむなし派 含む)の方が
こうした論に目を向けがちな(というよか「しか」見ていない)ように見えるのは、
偏見だろうか。
そりゃ、その方が単純に理解でき(たつもりになっ)て、
自分の中での結論も出しやすいだろうけれども。 ※1
この写真記事の場合、
確かに欧州もといキリスト教圏独特の、
哺乳類(特にニンゲンに近い種)への過剰な思い入れ、同情、
アニマルライト的なものをよしとする価値観、
等によって判断がなされている面も大きいとは思う。
しかし、欧州で、
少なくとも類人猿を使った動物実験が9年間も絶えていたという事実が、
そうした情緒的な理由だけで続くとは、ちょっと考えにくい。
◆ ◆ ◆
もう少し広く網を投げて考えてみる。
たとえば最近の技術革新の進み具合を考えれば、
動物実験以外の手法で充分カバーできるものも
かなり増えているはずだ。
人工皮膚などによる代替方法の話題が出たのは、
もうずいぶんと前のことだし。
それとは逆のベクトルとして、
動物実験では
ニンゲンとの遺伝上の違いから正確なデータが得られない実験例
も確実に存在する。
これは冷徹な、科学的事実だ。
◆ ◆ ◆
そして、もうひとつ。
これらに加えて、
多くの類人猿がこの地球上において「絶滅危惧種」となってしまった、
という端的な事実が挙げられる。
そうした、希少な生物を使って実験すること、
絶滅の危機をさらに悪化させることについては、
「環境配慮」の面からも欧州市民の共感は到底得られまい。
これは先の「倫理」等の情緒的なものとは別の感情として
理解したほうがいい点だ。
(逆にPETAなんかはたぶんこうした考え方はほとんどしていない、と推測)
そしてこの、類人猿たちの絶滅の危機という事態を、
情緒を差し挟まずに単なる事実として捉えれば、
そうした地球上の残り少ない資源を使って実験を行うことなんぞ、
経営的・コスト的にも割に合わない行動だろう。
確実に。
てか、ひょっとするとこれが一番大きな停止の動機ではないのか、とすら
思えるほどだ。
◆ ◆ ◆
この件における個人的な考え(のひとつ)を提示すると、
ジンルイの「地球環境面における安全保障」として、
絶滅危惧種が増えたり
そうした危惧種が絶滅してしまうこと、そのケースが増加することは、
絶対に避けなければならない。
だから、そうした絶滅の危機に加担する、類人猿での動物実験は
停止されて然るべきだ、
という歓迎の姿勢が、自分の立ち位置になる。※2
だいたい、有名どころのザ・ボディショップをはじめ、
いくつかの企業は、そうした動物実験をしないでも商業活動を成立させている。
そうした事例を複数知れば、
この方向性は決して困難な道ではないことが、理論的に理解できるはずなのだが。
さて。
参考図書:『なぜサルを殺すのか』(デボラ・ブラム/アメリカ/2001)
あと、余力がある方は『限りなく人類に近い隣人が教えてくれたこと』(ロジャー・ファウツ/アメリカ/すまんが絶版、悲しい)あたりが、とてもオススメ。
山猫屋の読書記録はこちら→空の栞・もくじ
※1:だいたい、科学教のヒトタチも、どうして過去の技術となりつつある動物実験にこうも拘泥し続けるのやら。ただ単に慣れ親しんだ習慣を手放したくないだけか、他の方法論や発想を取り入れたり考えたりするのが面倒くさいからなのか、あるいは変化をすることが何となく不安なのか。こうした、「情緒的」な心理は、動物実験反対派の言いそうな、「哺乳類かわいそう」「倫理的に扱わないとおかしい」という情緒的な言い回しと、とてもよく似ている、というかコインの裏表のようだ。むしろ、そういう共通の土台(情緒でしか反応できない)があるから、そういうふうに楽しくいがみ合っていられるのかもしれねーな、と。
※2:いつもこのブログで言っていることだが、そのための動機は問わないということも、例によって付け加えておく。かわいそうであろうとなかろうと、お金がもったいないからであろうとなかろうと、ジンルイが生き延びるためであろうろなかろうと、結果的に生物種の絶滅の危機が回避されるのであれば、それだけで意味があり、価値がある。
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登録日:2008年 11月 07日 23:55:00
水には弱い、ヒナペンギン(+空を飛んだペンギンたちの話)
【10月9日 AFP】世界自然保護基金(World Wildlife Fund、WWF)は8日、地球の平均気温が2度以上上昇すると、南極の主なペンギンの50-75%が死滅する可能性があるとの報告書を発表した。
≫続きを読む…
(c)AFP
ペンギンの話が続いてスマン。
(「カメ」改め「鳥から学ぶ……」とはしないつもりで)
◆ ◆ ◆
このニュースの元情報が既に日本のWWFのサイトにも出ているので、
そっちをチラリと紹介しながら。
→10月09日 気温2度でも高すぎる! 南極のペンギンの危機
こちらでは、
オキアミの減少のほかにどういう影響があるのか、
温暖化をシミュレーションしたものを生物学的見地から
詳しく紹介している。
以下、引用は全てこのWWFの情報に基づくもの。
◆ ◆ ◆
元となった研究は、
南極半島西部のペンギン類のコロニー(集団繁殖地)での調査が
中心とのこと。
南極大陸本体と違い、
海洋部に飛び出した半島部分は
とりわけ温暖化の影響が大きいとされており、
既に現時点で平均気温の上昇などの変化が出てきているという。
そうした気候変動に伴う変化、影響には、
たとえ降雪・降雨のサイクルを狂わせることも含まれる。
そのため、
>季節はずれの嵐は、海辺に作られたペンギンの巣と卵をびしょぬれにし、親鳥たちに巣作りを諦めさせてしまいます。また、夏の雨の増加が、生まれたヒナを脅かしています。ヒナをくるんでいる羽毛は、雪ははじいてくれますが、水をはじくことはできないため、雨で身体が冷え、ヒナは死んでしまうのです。
温暖化だから、もちろん、雪や氷が減ってしまうことも大問題。
>陸から続く氷が減少すると、親鳥たちは食物のオキアミなどをとりにゆく際に、氷をつたって沖合いへ行くことが難しくなります。また、温度変化はオキアミの発生量にも影響を及ぼすと見られています。
餌を獲りに行くことができない、それどころか
餌(オキアミ)の減少が言われている
(オキアミの減少については
他の科学者たちから別の話で出てきたのを聞いた記憶がある)、
んでもって営巣できないとは、トリプルパンチもいいところ。
WWFお得意の危機感を煽りまくりの文章は正直言って萎えるが、
内容的には概ね妥当な記述と思うので、
とりあえずは温室効果ガスを出さない方法を考えることしかない、と。
今週の別エントリでも取り上げた通り、
種の絶滅に関しては、
明日のペンギンは明後日のわが身、
ともなりかねないのだし。
(→10月07日 誰が「それ」を望んでいるというのだろう)
◆ ◆ ◆
そうはいっても、
>南極半島に生息するペンギンたちを、どうすれば救えるのか。そのために南極で出来ることは、ほとんどありません。必要なことは、世界が一つになって、実質的に温室効果ガスの排出を削減することです。
と、「どないせいっちゅーねん!」とツッコミたくなる
具体性に欠ける提案にはトホホだが、
実際問題、それがほとんど事実というだから仕方が無い。
そうはいっても、
もうちょいモチベーションの上がる提案というか書き方をすればいいのに、
とも思ったり。
◆ ◆ ◆
以下、おまけ。
ブラジルのペンギンたちの続報が、
ナショナル ジオグラフィック日本語サイトのニュース欄で
写真入りで紹介されていた。
10月08日 ナショナル ジオグラフィック
ペンギン400羽、故郷の海へ
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2008100904&ST=yahoo_headlines
軍用機で帰った370羽もとい399羽(ほんま、どっちなんやろ)の方で、
行進スタイルが面白い写真となっている。
胸張って、元気そうに歩いているので、
嬉しい、っちゃー嬉しいわな、やっぱ。
それにしても今週は、なぜかペンギンづいているよなあ。
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登録日:2008年 10月 09日 23:15:35
今月のお気に入り
【9月8日 AFP】密輸業者によってヘロイン入りのバナナを与えられていた4歳のアジアゾウが、中国南部の海南島(Hainan)で3年のリハビリを受け、麻薬中毒を克服した。
≫続きを読む…
(c)AFP
写真としてもいいし、内容も嬉しい話だったので。
環境ニュースクリップ・ブログ(はてな)の方でも1行感想程度で取り上げた話だが、
このゾウのリハビリの為にがんばってくださった現地の方々の努力には、
本当に頭が下がる。
感謝の念が、自然と涌いてきて涌いてきて、仕方がない。
ありがたや。
とはいえ、今頃気づいたのだが、
まさかこれって氷山の一角ってことはないのかな、と。
他にも、苦しんでいるゾウがいるのだとしたら、それは……(泪
どうか、そういう話にはなりませんように。
【ついでのお知らせ】
いちいち言うことではないかもしれないが、
スパムコメントやスパムトラックバックは気づき次第削除している。
先ほども2件ほど。
あと、文字化けで、スパムかどうかわからなかったコメントがあったが、
すまんが併せて削除したので、
カキコされた方(姫さん)、もしもお目を通されていたら、
文字化けしていない書き込みをぜひ、再度お願い申し上げる。
それと、ついでのついで。
はてなのニュースクリップは2つあるので、念のため。
カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
このメモは猫のヒゲ
気が向きましたら、こちらActiblogと併せて、ごひいきに。
と、いうことで、本日はこれにて。
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登録日:2008年 09月 27日 23:07:10
発見と言われましても……
【8月22日 AFP】インドネシア・ボルネオ(Borneo)島の奥地で、希少な「ボルネオウンピョウ(Bornean Clouded Leopard)」の個体群が新たに発見された。
≫続きを読む…
(c)AFP
先月の写真だが、気になったので短くツッコミ。
このAFPの報道からキーになる単語をサクッと取り出すと、
ボルネオウンピョウの個体群が「新たに」「発見」された、ということなんだが、
要は写真に捉えることのできた「雄2頭」のみを指してのことなのだろうか、
これは。 ※1
現地、ボルネオ島は森林破壊の進行が著しく、
そこで伐られた木材のうち結構なボリュームがニホンにやってきていて
建材や内装材などになっていたりする。
そうした現地の森林環境の悪化ということを踏まえた場合、
(もちろん、ニホン社会の問題も見ていかないといけないのだが) ※2
ここで注意すべきなのは
ほとんど絶滅に瀕していたウンピョウを久々に写真に捉えることができた、
という方ではないかと思う。
むしろ、森林破壊が進んだことで発見されやすくなった、という可能性も
否定しきれない。
てか、そう考える方がむしろ無理がない。
現に、この地では、同じく森の住人である霊長類・オランウータンの
絶滅の危機がさらに酷くなっているという話すら、
今年に入って何度も取りざたされているわけだし。
この写真が貴重なのは、数が減りすぎていて
まさか写真に納まるとは思ってもみなかった写真が撮れたことへの驚き
の方ではないかと思う。
森林環境がまだある程度高い自然度で保たれていれば
ボルネオウンピョウとニンゲンとの邂逅は避けられ
このような写真は望めなかったのかもしれない、
というような例ではないのか。
かなり甘く考えたとしても、数が増えたから発見できた、写真が撮れた、
というものではないだろう。
それが、「新しい個体群を発見」だとかそういうポジティブなだけのメッセージで
簡単に終わってしまうのはどうだろうか。
もうちょっと、そのあたりの事に読み手が気づくことのできるような
フックというか視点の提示が
この記事の中に欲しかったな、と思わずにはいられない。
※1:ちなみに、世界中の大型ネコ属、野生ネコの仲間は、いずれも、程度の差こそあれ絶滅の危機に瀕しているとされる。
※2:たとえばスクラップ&ビルドを是とするような建築ワッショイ的な意識だとか、安ければ海外の原生林からやってきた木だろうがガンガン使うぜというような原材料経費削減至上主義だとか、だって伐ったのはボクじゃないから知らないもんねそれは持って来たアイツラに文句を言ってよ系の自分は悪くない的発想だとか、そういう、ニホン的な社会構造など。
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登録日:2008年 09月 15日 21:08:09
産卵は確認、孵化は危うい
【6月30日 AFP】絶滅が危ぶまれるオサガメの産卵地として知られるマレーシアの海岸で、2年ぶりにオサガメの産卵が確認された。
≫続きを読む…
(c)AFP/Ivy Sam
時間しんどいんだけれども、大好きなカメの写真なので、エントリ。
お題は、まあ見出しだけでは誤解するよ、ということで。
記事の見出しそのものは、
2年ぶりの孵化という事象ゆえ、
環境的(含む生態系)に見て事態が好転したか、というようなイメージを
抱かせるもの。
だがしかし、本文の方にあるように、それは実際困難な道。
ニュースクリップ(もういっこのブログ)の方でも取り上げたのだけれども
カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
地球上に棲むウミガメ(7種)の全てが絶滅の危機にあること、
そしてまたそれであるにもかかわらず乱獲が減らない(地域もある)こと、
乱獲以外にも海洋汚染(ごみの投棄など)や他の漁に巻き込まれての被害など、
それらの事実を冷静に見つめれば、
ウミガメの前途はなかなか困難な道であるとしか言いようがない。
ツライ。
自分は食ったことがないんだが、
ウミガメの仲間たちは肉も卵もかなり美味いという話ゆえ、
なかなか乱獲が減らないのもそういうところがネックなのかも
という話も聞いたことがある。
に、しても。
>1950年代には毎年雌ガメ最大1万匹が産卵のため砂浜に上陸していたが、84年までにその数は800匹に減少、さらに2006年には雌ガメ2匹が5か所に産卵していることが確認されたのみだった。この時の卵はふ化しなかった。
たかだか50年強の月日の間に、
10000対00002、
という圧倒的な生息数の減量が行われてしまったということに、
ただただ、ニンゲンの欲望の深さに恐怖と怒りを、
カメたちへの悲しみを
感じずにはいられない。
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登録日:2008年 06月 30日 23:29:28
ま だ い う か (あるいは、どうしていつもそのことはスルーしまくるのか、という件について)
【6月29日 AFP】ドイツ南部ニュルンベルク(Nuremberg)の動物園で、柵の中を歩き回るホッキョクグマの「フロッケ(Flocke)」。ドイツ語で雪片という意味の名をもつフロッケは、母グマ「ベラ(Vera)」によって危害を加えられる可能性があったため、人工飼育に切り替えられた。(c)AFP
小ネタ。
というか、小さくツッコミだけ。
>フロッケは、母グマ「ベラ(Vera)」によって危害を加えられる可能性があったため、人工飼育に切り替えられた
ニンゲンの介入があったから、
母グマのベラ(Vera)がそういう行動を取るようになったんだぜ、というところは、
どうしていつも触れないんだろーか。
続報になればなるほど。
子ども産みたてで気が立っている母親の写真を撮ろうとした
ニンゲンのバカがいたから、
こうなったんだろうに。
もしもここで言うとすれば、
ドイツ語で雪片という意味の名をもつフロッケは、ニンゲンの介入があったことで母グマの飼育放棄がなされたため、人工飼育に切り替えられた。
の方が言うべき話だと思うんだが。
そこんとこ、きちんとツッコミ入れないと、
メディアの言う報道の使命がとかなんちゃらとかいうお題目が、泣くぜ。これ。
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登録日:2008年 06月 30日 23:03:37
生きている!
【5月30日 AFP】世界自然保護基金(World Wildlife Fund for Nature、WWF)は、インドネシア・ジャワ島にあるウジュン・クーロン(Ujung Kulon)国立公園に生息する希少種のジャワサイを隠しカメラで撮影することに成功し、29日に映像を公開した。
≫続きを読む…
(c)AFP
生きて、動いている。
その生命の躍動感が、モノクロのトーンであってもジンジンと伝わってくる。
この動画は貴重。視聴推奨。
2頭、片方がやや小さいので、恐らく母子だろうと推測。
こうして生きているジャワサイの姿が動画に残せたこと、
それを見ることが出来るということはそれだけで嬉しい。
けれども、そのジャワサイをそこまで追い詰めたのも、
ツノ目当ての乱獲あり、また生息地たる森林の破壊あり、という理由で、
つまりはニンゲンの手が関わっているということ。
サイを愛する者としてとしても、また加害者の種に属する存在としても、
とても悲しい。
この件、既にWWFジャパンに情報があがっている。
こちら「世界で最も希少なサイの映像撮影に成功」
http://www.wwf.or.jp/activity/wildlife/news/2008/20080530.htm
個人的にはWWFに全面的に賛同というわけではないものの、
こうしたデータを集めること、それを研究に行かすことは
大いに価値があるものと考えている。
(ちょっと疲れ気味なので、中途半端だけれども、本日これにて失礼)
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登録日:2008年 05月 30日 23:49:47
全ては わたしたちの欲望から
【動画】野生動物密売がはびこるベトナム、保護施設が直面する問題とは?
【AFP】カンボジア、マレーシア、ラオスから中国へ売買される野生動物の違法取引で中継地となるベトナムは、密猟業者の拠点となっている。ベトナム南部で唯一の保護施設は、違法取引から救い出された動物たちで溢れている。(c)AFP
<AFP動画ニュース一覧へ>
下のエントリに関連して、少し前の動画から。
これ、とても気になる事例なのだけれども、
どうせならこの運営を行っている団体の連絡先なんかがあると
もっと良かったのに。
途中WWFが出てくるけれども、WWFの施設だという感じでの紹介では
なかったし。
さて。
下のエントリではリスの避妊だったが、
こちらは逆に数を増やさなければいけない動物、希少種がほとんどの模様。
そして、それらの動物が保護されるまでの経緯も、
ホテルでショーをやらされていたマレーグマから、最後のカワウソまで、
いずれもニンゲンの欲がからんでいる。
熊の胆は言うに及ばず、
面白い動物・珍しい動物を飼ってみたいというエゴや
美しい動物・かわいい動物の仕草を見て楽しみたいという欲望まで、
ニンゲンの欲望はほんまに数限りないというかなんというか。
毛皮が欲しいとか象牙が欲しいとか熊の胆が欲しいとかいうような、
比較的わかりやすい直接的な物欲もあれば、
クヌートやフロッケを見る、あるいはこの動画にいた
マレーグマの「ナン」のショーを見て楽しみたいというような、
その動物の加害に直接加担していることが
当人にはわかりづらいパターンの欲望もある。 ※
(クヌートは不明だが、フロッケの「育児放棄」については、ニンゲンの、
「かわいい仔グマの写真を撮りたい」という欲望が直接の原因ととなっていることを
動物園側も明らかにしている)
けれども、その欲望の発露がどういうものであれ、
動物たちは捕らわれ、あるものは見世物に、またあるものは命を落とす。
運よく生き延びた個体も、囲い地の中で虐待に近い扱いを受ける。
そして野生下ではその種の生きものが数を減らし、
種の多様性(生物多様性)に赤信号を灯す。
地球環境において、生物種の数が減ること、
またその多様性が保たれないということは、
その生物種の環の中の一つでしかないジンルイにとっても、
地球環境上の安全保障を揺るがすものとなるというのに。
温暖化同様、目先の欲望が回りまわって自分の首を絞めることになる、
と、いうことに、その欲望の主が気づいてくれること。
地味でも、こういう記事を見たり知らせたりして
意識を喚起していくしかないのだろう。
あまりの歯がゆさに、地団太踏みたくなるときもあるのだけれども。
※:「かわいい(美しい、面白い、etc)」生物は、「だから所有したい」「だから見てみたい」という欲望を安易に引き出す。その意識はまた、「かわいくない(醜い、つまらない、etc)」生物を軽んじていい、というふうにひっくり返らないとも限らない。これは保護の立場も一緒で、「かわいい(美しい、略)」から保護する、「かわいくない(醜い、略)」から保護はせんとく、というような恣意的な選択へとスライドしがちなことも注意。PETAが扱っているのがいわゆる「かわいい」動物がほとんどであるのが、いい例だ。もちろん、そうした情感の全否定をするわけではない。長年保護を続けるためのモチベーションを維持するには、やはりある程度の贔屓目というか情というか思い入れは絶対に必要となる。やっぱ。
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登録日:2008年 04月 29日 00:17:30
檻の中では愛され、野に走れば殺される。
北極圏の島、人とホッキョクグマの共生に異変 気候変動も一因か
【3月25日 AFP】北極圏にあるノルウェー領スバルバル諸島(Svalbard)では、黒の背景に白いホッキョクグマを描いた標識が設置されており、危険な動物の存在をはっきりと思い起こさせる。
≫続きを読む…
(c)AFP/Pierre
檻の中では愛され、野に走れば殺される。
殺されるのは、まあ、ニンゲンと遭遇したときのみだけれども。
あるいは、化学物質の体内汚染や地球温暖化の影響といった、
緩慢な手法で死の危機にある、とも言えるが。
過去エントリ(03月16日ホッキョクグマは野生のクマ)とは、やや違うトーンの記事。 ※
ともあれ、クヌートやフロッケを可愛がっているヒマや金は
こっちへ回すべきだよな、ということを
さらに強く感じつつ。
スバルバル諸島の人々の、配慮に満ちた対応ぶりを思うと、余計に。
>スノーモービルのエンジンを噴かしたりヘリコプターを使ったりして威嚇しても追い払えない場合にのみ、最後の手段として銃を使用する。
>威嚇射撃をして3回追い払ったが、それでも建物に入ろうとし続けた。殺さざるを得なかった
もっとも、
ニンゲン側の死者が4人(1970年代~)、クマ側の死亡が24頭(1998~2005年)
は、ちと不公平っちゃー不公平な気もするが。
でも、この数字も、上のようなぎりぎりの配慮があればこそ、の
ぎりぎりの数字だということは理解できる。
今日もたまたま身内(きこり)とクマの話題になったのだが、
身内自身はクマを撃つことはないものの
(だいたい狩猟の許可証がないどころか狩猟の経験もない)
死んだクマ(ツキノワグマ)の解体や
その死体の山からの運び下ろしは行うので、
下手に同情を持ったりしていてはやっていけない、そうだ。
最近ではウサギも敵だという(植林した新芽を食っちまうから)から、
ウサギにも同様の感情を持つことになるのだろう。
ナショジオの、ホッキョクグマの素晴らしいルポなんかを読ませようものなら、
泣きそうな顔で拒否をすることになりそうだ、これは。
ヒトとの軋轢が増えることで、ヒト側もまた、自らの内にあった
大切な「何か」を失うことになる、ということなのか。
Flygelさんの言う、
>本当に嫌な感じだった。父が脅して追い払おうとしたができず、とうとう殺さざるを得なかった
という、その嫌な感じ、
その割り切れない思い。
それは、辺境の地に住む、クマと相対する人びとが望んだわけでもなければ、
その原因をつくったわけでもなんでもない。
決して。
クヌートやフロッケといったホッキョクグマの愛されぶりを思い返すにつれ、
愛だけでは何も解決しないのだな、と思いながら。
.
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登録日:2008年 04月 06日 00:51:25
- プロフィール
- 山猫通信社 篠宮
- 山猫通信社
- カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
- このメモは猫のヒゲ
- ◆環境カウンセラー兼フリーランスのライター・編集業の「山猫通信社」については、上のHPをぽちっとどうぞ。ブログをみてのご連絡は、sorano_ki@yahoo.co.jpへ。
◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
◆トラックバック、どうも故障中の模様(早く直してくれAFP)。
- 最近のエントリー
- [12/31] 2008年の終わりに
- [12/24] 虹の記憶08、秋~冬
- [12/23] 目を背けるために取り組みをする。または取り組んでいるふりをする
- [12/23] ぼちぼち復帰(たぶん)
- [11/24] 簡単なお知らせ、ナドナド
- [11/23] 虹の記録、08.07末~09
- [11/22] ただ商売がしたいだけ。
- [11/21] 孫たちに「カメなんて見たことがない」と言わせないために
- [11/07] いいかげん、「倫理」や「正義」で口論してても、本質には辿りつけない。そんな気がする。
- [10/28] 空飛ぶペンギン(←嘘
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