カテゴリー [地球温暖化]

目を背けるために取り組みをする。または取り組んでいるふりをする

地球温暖化防止の「奇策」に注目集まる、まるでSFの世界?

【12月15日 AFP】国際社会の地球温暖化に対する取り組みが進展せず、グリーンランド氷河が後退する速度に遅れを取っている昨今、かつては「クレイジー」「危険」とみなされていた地球救済策が脚光を浴びるようになってきた。
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(c)AFP/Richard Ingham

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てか、SF好きとしては、こういうのを引き合いにSFと言って欲しくなかったり。

悪いが、ちょいと昔の事例を引っ張り出して、話をしたい。


◆ ◆ ◆

まだ地球温暖化が話題にすらならなかった頃。
1980年代後半から1990年代の半ばくらいの頃までの
環境問題のトレンドの一つに、
「オゾン層の破壊」があった。

惑星・地球を覆っているオゾン層が、
ニンゲンが排出するフロンなどの物質などにより破壊されてしまった、
その結果、通常ならばオゾン層にブロックされていた分も含めて
有害な紫外線が大量に地球に届くことになった、という
環境破壊の問題である。

オゾン層が薄くなったり消えたりした地域で紫外線量がドカンと増え、
対ニンゲンに関しては皮膚癌が増えるだの、
動植物についても
たとえばカエルなどが紫外線で種の数を減らすかもしれないなどなど、
その害は散々言われてきた。

この危険は今もまだ去ってはいないのだが、
この間にジンルイは
オゾン層破壊のもととなるフロン類の多くを使用禁止にし、
またオゾン層を破壊しないとされる「代替フロン」に切り替えるなどの対策を図り、
オゾン層破壊の問題については、少しずつ状況は好転している、と言える。

で。

ここで「オゾン層の破壊」の対策のひとつとされた「代替フロン」の中に、
地球の温室効果を高める物質があった、わけだ。

そのことがわかったのは、
この対策が取られてしばらく経ってからのこと。
何年も使い続けてきた代替フロンが、
オゾン層は守るものの地球の温室効果をもたらすガスになろうとは……という
皮肉めいた事実。

この代替フロンについては、
京都議定書で定めた6つの温室効果ガスとしても
きっちり認定されている。


◆ ◆ ◆

オゾン層対策の場合、
オゾン破壊物質の排出削減をそこそこきちんとやっていた。
それでも、対策の中の一つが、別の環境破壊を招いた。


まあ、科学技術で解決! という発想は、
概ね、このような事態の繰り返しを招く(場合もあるよ)
といったところか。

以上、
ニンゲンの知恵というか科学力なんて、まあその程度、
というハナシ。


◆ ◆ ◆

さて。

それと。

地球温暖化の場合、
現時点では、温室効果ガスの排出削減そのものの取り組みが、
まず相当遅れていることを、
この「科学的アイデア」を出したヒトビトは
どの程度真剣に取り組んだり考えたりしているんだろうか、
というのが大きな疑問として浮かび上がる。

そりゃ、省エネみみっちくやりましょう、というようなことを考えるよりも、※
増えた二酸化炭素をああやってこうやってごみとしてポイ!
太陽光を遮ってホイ!
みたいなことを考える方が、楽しそうだもんな。
「科学的な」新しい技術で悪い対象物をやっつけるの、カッコいいもんな。

部屋は暗くて気温も寒いまんまで(夏は暑いまんまで)、
というのを我慢するよりかは、
増えすぎていらなくなった分の二酸化炭素をガンガンなくすこと、の方が
ニンゲン、楽できるもんな。

はあ。

やれること、先に、やれよ。
一番やらなきゃいけないことから目を背けるために、
もっと楽だったり楽しそうだったり、
あるいは資金援助が取れそうだったりする手法を
大法螺こいてやってる場合じゃないっての。

 甘いもん食いたいんだけど痩せたい (by Feel so Bad)
んであれば、走るのもいいけれども、
食べるべき甘いもんの分量をきちんと考えろよ、というのと一緒。


◆ ◆ ◆

まとめに入るが、
この心理というか研究したいという動機は、
面倒なことから目を背けたいという心根から来ているというのは、
自分の深読みなのかもしれない。

とはいえ。

>さまざまな学会や雑誌で発表されてきたこれら地球工学的な手法は、酔狂であるばかりか生物圏を破壊する恐れもあるとして、敬遠されてきた。また、安全性が確認できたとしても、温室効果ガスを削減する方がはるかに安上がりだとの指摘もあった。(強調引用者)

逆に、この手のことが今、言われ始めたというのは、
そうするほうが投資の資金が取れるから、
というような
(つまりは上で強調したのとは動機は同じで逆のベクトルの)
心理が働いているのではないか、と勘ぐってもいるのだが。

ヒトが動く動機なんて、往々にして
「楽」だったり「欲」だったりするわけだし。
(まあ、それだけではないにせよ)


※:1997年のCOP3(京都会議)の際は、結構「効率を上げる」ことに関する技術の向上が結構言われていたと思うんだが(それが、たとえばコ・ジェネの技術へと結びついたりするわけだが)2000年越えた辺りからそこらへんのことあんま言われなくなってきているのは何故なんじゃろか。ただ単に我慢する、だけじゃなくて、エネルギーそのものを効率よく使いまわしていく、という発想は、とても有効な考え方であり方法論であると思うのだが。

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登録日:2008年 12月 23日 23:52:31

よい旅を。

英探検家がカヤックで北極点に向け出発、温暖化に警鐘

【9月3日 AFP】英国人探検家のルイス・ゴードン・パフ(Lewis Gordon Pugh)さんが8月31日、北極点までカヤックでの到達を目指す遠征に出発した。地球温暖化の影響により北極圏で氷床が急速に溶けつつある事実を、世界に注目させるための冒険だという。

 パフ氏はブログに30日、次のようなメッセージを投稿している。「(北極圏の環境)変化の速度は、これまで示されてきたほぼすべての予測をも明らかに上回っている。この変化は気候変動や気候変動対策に非常に大きな影響をもたらすものだ。今回の遠征で、北極圏で起きている現実を、世界の指導者たちにはっきりと認識してもらいたい」(c)AFP

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ちょっと前のエントリ(我、櫂より氷を欲す)の続報として。

うわ。ホンマに「ふつーの」シー・カヤックで漕ぎ出した、わけだ。
オカパドラーとしては、カヤックのメーカーが微妙に気になりつつも、※
ともあれ、無事で帰ってくることを祈る。

前述の話題の通り、
(http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2418563/3132350)
ゴードンさんは決してこの冒険が「成功」することを望んではいない、というのが
ミソ。
もしも目的どおり、本当に北極点にシー・カヤックで辿り着けてしまったとしたら、
それは地球環境的にはとんでもないこと、なのだから。
失敗して、けれども命には別状なくて、という、
どうかよい旅となりますように。


※:夜間とか、どうやってやり過ごすんだろう? 隣のカヤックは誰やねん? 伴走船の性能も気になる……などなど、ツッコミしだすときりがないのだけれども。

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登録日:2008年 09月 04日 00:07:46

我、櫂より氷を欲す

英国の冒険家、カヤックで北極点を目指す 「失敗」を望む胸の内

【7月17日 AFP】英国人の探検家、ルイス・ゴードン・ピュウ(Lewis Gordon Pugh)さん(38)が15日、北極点までカヤックで到達する計画「ポーラー・ディフェンス・プロジェクト(Polar Defense Project)」をロンドンで発表した。
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(c)AFP

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カヤック乗り(といっても自分の場合は過去形、今やオカパドラー)として
強く頷きつつ。


まあ、温暖化問題にちょっとでも関心を持っていれば、
ここで言う「失敗」の意味は、テキストを見る前から想像つくと思う。
し、自分が今更ここであれこれ言うほどのこともない。

ここんところは、
「人間ホッキョクグマ」ことピュ―さんの言う、

>「北極を守らなければならない。ホッキョクグマや我々の子孫のためではなく、わたしたち自身が生きのびるために。事態はそれほど切迫しているのです」

これに、全てが集約されていると思う。


◆ ◆ ◆

あと、パドラー(カヌー・カヤック乗り)だった立場からフォローしておくと、
ここでサポート用のボート(伴走船)がつくのはごく当然のことなのだが、
元記事を読んだ方のなかで、
 そんなん冒険ちゃうやんか、ヌルい……
というような思いを抱かれるヒトがいたとしたら、それはちょっと待って欲しい。

なんせ、カヤック・カヌーは、丸々人力で移動するんである。
腕の力だけで(まあ実際は全身運動だけれども)櫂を漕いで、進むんである。
しかも、艇は、とっても小さい。
大海と比べると、笑っちまうほど、小さい。
しかも、薄い。
写真でお分かりになるとは思うが、ほんっとに、薄い。

(もっとも実際に使うのが写真のあの白い艇だとは考え難い
 ;;艇の形から;;が、それでも、別の艇になったとしても
薄さが急に変わるわけではない)

そして相手は、氷点下の、荒れる海だ。

人力ならではの困難と問題、
むき出しの自然と対峙し、危険に常に晒されながら
この挑戦を行っているのだということを、
どうか理解していただければ、と。

まあ、元記事にも、氷の海に落ちる可能性 云々の話が出ているから、
 こんな説明いらんわい!
と思われる方が大半かとも思うのだけれども。


◆ ◆ ◆

ともあれ、
失敗・成功以前に、どうか無事に帰還してほしい、といったことを
思いっきり強く祈りながら。

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登録日:2008年 07月 25日 00:03:26

あくまで一時的な話、かと。

CO2増加で作物の成長促進か、独研究

【7月10日 AFP】世界中の専門家や各国指導者を悩ませている温室効果ガスの激増が、植物の成長を促している可能性があるという。
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(c)AFP

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植物は生長するために二酸化炭素を呼吸しているんだよ、というのは、
小学校の理科の時間でやったハナシ。

この、AFPのレポートで言われているようなことについては、数年前に、
 ――一時的には増産もあるだろうけど、でもねぇ~……
というようなことを、確か環境省の資料かなんかで読んだ記憶がある。


◆ ◆ ◆

まあ、植物の生長に必要な二酸化炭素が増えるわけだからして、
植物にとってはエエ環境になるのんとちゃいますのん? という発想は
誰しも漠然と持つ、かもしれない。

が。

でもまあ、これからの地球環境において
起こるであろうと見られている変化は、
二酸化炭素が増えることだけではないのだからして。


せっかく二酸化炭素が増えたとしても、
その後を追うように、すぐに地球は暑くなる。
というかまあ、今も既に、結構暑いんだけれども。
農作物の場合、
気温が上がるわけだから、その暑さに耐性のある品種でないと、
枯れたり花を咲かせなかったり実らなかったりもする。

環境省などは、
既にそうした温度の変化に対応した米の品種改良に取り掛かっているし、
そのほかの農作物の生産地も今の地域から変化するから
(たとえば、温暖化が進むと今現在リンゴの主要生産地である長野で
リンゴは作れなくなり、北海道がその生産の適地になる、など)
そうした植え替えや移転、品種改良などがバンバンと必要となるとして、
そのための研究を進めている。


それと、
そういうことができるのも、農業に多大な投資のできる、
いわゆる先進国ならではの農業事情だろう。

世界的に見て、そういう余裕のある農業を行っている地域は
人口比で見たら少数派だ。

飢餓が常に話題となるアフリカ諸国の農業地帯で、
そうした対応に投資することが、実際どこまで可能なんだろうか。

この報道の元となった当該のレポートの研究対象地域が、
研究者たちの地元であるドイツ国内なのか、
それとも世界各地の食糧をもっとも必要とする地域でのことなのか、
という観点を取り入れて分析すると、
この話題はまたずっと違った解釈がなされるだろう。
そんな気がする。


◆ ◆ ◆

それと、温暖化に伴う世界各地の変化を考えれば、
農耕に必要となる水源の確保ができなくなる可能性が高い。
少なくとも、今後の地球環境の変化と農業という観点から見た場合、
多くのヒトが恐らく真っ先に想像するのは、水資源の問題だろう。

今も、たとえば中国の内陸部では、
水源を確保することができずに、畑が砂に飲み込まれて
沙漠化している地域が増えているとされている。

こうした例は、中国内陸部だけではない、
世界各地でこの傾向が見られる、ということだが。

そう考えると、水も確保できないような、
耕作地に向かない、農耕のできないような土地面積が
地球規模で増えているのだから、
二酸化炭素が増えて植物が育って食糧増産というのは
全く短期的視野の結論、もしくは
一部の地域での出来事にしかならないんじゃないかと思う。

さらに言えば、海沿いにある農地などは、
海面の上昇により農地を失うことにもなるだろうし。
それ以前に、同じ理由で国土を失う国すらあるのだから(涙。


まあ、植物の生長を促進するから食糧事情がよくなるのでは、というような読みは、
こと温暖化の影響という側面を理由としてみれば、
あまりにも1面的というか、恐らく一時の利に留まるだろうな、というのが
大方の読みではないかな、と思うんだが。
どないじゃろか。

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登録日:2008年 07月 11日 23:39:02

温暖化とホッキョクグマ

グリーンピース、ホッキョクグマに扮して海面上昇対策を訴える

【12月16日 AFP】インドネシア・バリ(Bali)島のデンパサール(Denpasar)にあるクタ(Kuta)ビーチで15日、国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)のメンバーが、海面上昇から次世代を保護する必要性を示すため、ホッキョクグマに扮(ふん)して抗議活動を行った。
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(c)AFP

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かぶりもののクオリティが平均して低いグリーンピースにしては珍しく、
このホッキョクグマはいい。
さらにこっちの写真だと人さらいっぽい(←嘘)のが面白い。

でも、こっちのペンギンの方が個人的にはもっと好みかもしれん。
目がイッちゃっている感じとか。
このペンギンは別の写真でWWFの団扇を持っていたから、
中の人はWWFのサポーターかもしれない。
 
と、お題写真にグリーンピースがらみのものを立て続けに選んだが、
本当に紹介したい写真は、実はこちら
 http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=51339

自分が息抜きでよく使う写真投稿サイトのpya! さんの中で
 http://pya.cc/index.php
偶然出逢った一枚。


◆ ◆ ◆

ついでに、最近拾った温暖化の影響を受ける動物関係の情報を。
一部は、備忘録がてら<続きを読む>に貼り付け。

12月11日 WWFニュースリリース
  南極からのSOS! ペンギン・パンフレットを作成
 http://www.wwf.or.jp/activity/climate/news/2007/20071211.htm

↑を受けて、
12月11日 共同(goo経由)
 温暖化で南極のペンギン危機 氷解け繁殖地減少
 http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/CO2007121101000646.html

共同だけではなく、時事も報道。
12月12日 時事(yahoo! 経由)
 ペンギンが温暖化の犠牲に=WWF
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071212-00000019-jij-int

ペンギンだけではなく、サンゴも。
12月17日 時事通信(goo経由)
 大気中のCO2濃度の増加でサンゴ全滅の危機=米研究者
 http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/science/jiji-AFP015603.html
これは元記事がAFPのようなので、そのうちBBに写真がアップされるかも。

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登録日:2007年 12月 18日 23:37:19

すまん、何がめでたいのかわからない。

京都議定書採択10周年、環境相が記念のケーキカット

【12月11日 AFP】京都議定書採択から10年目に当たる11日、インドネシアのバリ(Bali)島で開かれている国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)第13回締約国会議(COP13)会場の一角で、巨大な記念ケーキが披露された。

 京都議定書は1997年12月11日に採択され、地球温暖化防止のための野心的な目標を設定した。しかし、ポスト京都議定書に向けたCOP13の協議は難航、10周年記念に暗い影を落としている。

 11日夜には日本の環境保護団体とUNFCCC主催のパーティーがそれぞれ予定されている。(c)AFP

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ちょっと前の写真ですまんが、どーしても違和感がぬぐいきれないので一言だけ。

ニホンの場合、
10年前に定めた二酸化炭素の排出抑制の目標を達成できていないばかりか
その目標を大きく上回る悪いペースで二酸化炭素を排出し続けている状態が
ずっと続いている。
何を祝っているのか、なんでケーキカットしてんのか、
ほんま わ か ら へ ん 。

ただ単純に、この報道がそこんところのツッコミが甘いだけなのか、
それともただ本当に「お祝い」をやっているのか。
(てか、その手の息抜きなら、他人の目につかないところで身内だけでやってくれ)

もしもここで祝うことがあるとすれば、
政権の変わったオーストラリアが京都議定書に参加してくれたことくらいだろう。

ニホンの場合、地元の名前入りの議定書でありながら、
それに泥を塗るかのような10年間でもあったわけで。
さらにそれが各方面から非難の素となっているというのに、なんじゃこりゃ。※

京都議定書は
別に何らかのかたちで「誇る」ような国際ルールでもなんでもなく、
定めた目標に向かって行動し、目標が達成できればスパッと解散するような、
道具立てのひとつに過ぎない。

京都、と日本名が入った国際ルールが10年維持できたことが
そんなに誇らしいのなら、
それに見合った結果を出してからお祝いをすればいいと思う。
てか、美味いビール(ケーキでもいいが)が飲めるのは、そのときだけだろう。

なんだか、グリーンピースらしからぬイベントだな。
広告戦略をミスったかのような。

ちなみにこのケーキの件、オフィシャルサイトでは一切触れていないことが
さらにナゾなんだが。

※:たとえばこの記事とか。
 12月8日 朝日 温暖化対策実行ランク 日本、42位に急落 NGO調査
(本文は<続きを読む>に収納)

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登録日:2007年 12月 18日 23:03:11

その「やさしさ」は誰のため?

地球環境に優しい「カンガルーのおなら」で、温室効果ガス排出量を抑制

【12月6日 AFP】一般に温室効果ガスといえば、煙突から吹き出される二酸化炭素といったイメージがある。
≫続きを読む…
(c)AFP

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地球の温暖化を進めたのは他ならぬヒト、けれどもその尻拭いは
家畜や野生動物に負わせる、という研究だろ、これ。

てか、肉食減らせばいいんでね? ※1

その方がたぶん、本質的な意味において「環境にやさしい」と思う。


まあ、一度覚えた贅沢はやめたくない(肉 美味ぇし)、という
ジンルイの性質が強くあるからこそ、
そういう方向性はなかなか選択されないのだろうけれども。

で、そのためにわざわざほかの動物が人身御供となっている、というのが
この誇らしい記事、というわけか。 ※2


◆ ◆ ◆

元々その生物の体内にいない、他の生物種のバクテリアを移植するとか、
なんか遺伝子組み換え技術と同じように科学技術ですべてを解決、てな
科学信仰のようなことになっているな、これ。

しかも読み進めると、
>しかし、バクテリアを分離するのに最低3年はかかるうえ、ウシやヒツジへの移植方法も研究する必要がある。

なんか、あんまり考えていなさそう。
思いつきを紹介、てなハナシのようにも見えるんだが。
なんせ、「おならが役立つ」ってのは、なかなかキャッチーだしな。
科学的にどうかよりも、マスコミ的にみて面白いネタにはなりそう、と
自分ですら思うほど。

んでもって、
その技術が別に確立されたものではないばかりか、
このアイデアに関して、いい影響だけでなく悪い影響が出る可能性について
一切触れていないのは、
その可能性を考えていない、からなんだろうか。
どんな変化でも、100%いいことだけしか起きないよ、ということは
そうそうあり得ないと思うんだが。


◆ ◆ ◆

で、結論はやっぱり、
 そこまでして、大量の肉をヒトビトが食う必要があるんだろうか?
というところに落ち着くんだが、どうだろうか。

肉の量が減れば、
単純に温室効果ガス(この場合はメタン)の排出も減る。
成功するかどうかわからない科学技術に賭けるよりも
確実な結果が得られる手法だ。
ヒトの持つ「欲」の要素を考えなければ。


あと元記事のタイトルを見てもうひとつ思ったんだが、
いいかげん「環境に優しい」とかって手垢のついたことばで思考停止をするのは
止した方がいいと思う。
もちろん、環境のために。

むしろこれ、本当は「環境」よりも「ヒトに」優しく見えるというか、なんというか。 ※3


※1:本当は「食うの止めね? (全面的に)」といいたいところだが、それだとほとんど賛同が得られなさそうだから、ヒトに甘く「減らせね?」と提案。基本的に、ヒトの体はウシ肉食わなくても生きていけるし。ましてカンガルー食うとかっていう提案は論外。野生種の肉を食べる必要性があるんか?

※2:「おなら」ばかりではなく。たとえば、ウシのゲップに含まれるメタンも温室効果ガスの一種であり、畜産国なんかだとその排出が問題だということは、既に1997年の京都会議のときにも大きな議題となっていた。実際、京都議定書で温室効果ガスとして規制対象となっているのは二酸化炭素だけではなくメタンやフロン類など6つのガスが対象となっている。ウシの数が少ないニホンで話題になっていないだけで、ウシのゲップ対策もまた速やかに取り組まなければならない温暖化対策のひとつでもある。

※3:過去記事でも取り上げた話。
2006年3月19日 「やさしい」のまやかし
 http://www.actiblog.com/yamaneko/4125

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登録日:2007年 12月 12日 00:29:34

なんかちょっと本質からビミョ~にズレている(ような気がする)

海底に無数の巨大鉄パイプ? 温暖化阻止の奇策

【9月29日 AFP】地球温暖化を阻止する方法として、英国の著名な研究者2人が、海底100~200メートルに最高数百万本にも及ぶ巨大な鉄パイプを垂直に設置することを26日、提言した。
≫続きを読む…
(c)AFP/Marlowe Hood

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こういう記事を取材する記者や写真家って、
どの程度この問題について知っているんだろう。

このAFPの報道以外にこの件についての情報が探し出せなかったのでナンだが、
少ない情報から推測してみる。


◆ ◆ ◆

この鉄パイプ云々を言うているジェームズ・ラブロックは、英国の有名な科学者。
名前は知らなくても、「ガイア仮説」(あるいはガイア理論とも)ということばならば、
聞いたことのあるヒトもいるだろう。
これを提唱したのがラブロックだ。
(もう一人の人については、よく知らないので、パス;すまん)

ガイア仮説とは、つまりはまあ「地球は生きている」というか、
地球のシステム全体を巨大なひとつの生命体と見なす考え方。
この考え方はエコロジー運動なんかにも影響を与えてきた。

ただこのラブロック、とりわけ最近になってから原発推進をバンバン言い出して
今は各国の環境派からはほとんど総スカン状態、らしい。
ニホンの反核団体からも、公開質問状が送られているくらいだ。


◆ ◆ ◆

まあ、そういったラブロック個人のことはさておき、
今回はこの写真記事の中で書かれていることを見ていきたい。

ここで提唱されている温暖化防止の方法とは、
>二酸化炭素を吸収し、空の雲の生成を媒介する硫化ジメチルを排出する能力を持つ藻類の成長力を回復させる方法
として、
>海水が一方通行するフラップ(ふた)をつけた直径約10メートルのパイプを、一定範囲で自由に移動できるよう鎖でつなぎ止めて海底に垂直に設置する
という手法だ。
ちなみに、硫化ジメチル云々のくだりは、
それによって雲の発生を増やし、雲に太陽光を反射させることで温暖化を防ぐ、
というもの。

だが。

まず一点め。
これは要するに、
 二酸化炭素の吸収源として木を植えよう、
という文言の「木」の部分が「藻類」になっているとも取れるわけだが、
植林の事例でも「温暖化防止を目的とする植林による環境破壊」があるように、 ※
「藻類」だけを無闇に増やしていいのかどうか、
藻類が増えた場合の海中の生態系、海中生物等がどのような影響を受けるのか、
その辺の配慮をどの程度行っての提言なのかが、よく分からない。


次に。
>直径約10メートルのパイプを、一定範囲で自由に移動できるよう鎖でつなぎ止めて海底に垂直に設置
とあるが、
そんなもん作るとしたら、
そのためのエネルギーがものすげー莫大なものになることは素人目にもわかる。
で、そのエネルギーの収支も勘定に入っているのか否か。
鉄鉱石を掘り出したり、それらを輸送したり精錬したり、
さらには出来上がったパイプを輸送して海中に打ち込むという、
それぞれの過程で
莫大な化石燃料の使用(と二酸化炭素等の温室効果ガスの排出)が
前提となるんだが、それ、大丈夫か。

また、そんなオブジェを海中に作ったとしたら、
その地域を回遊する海中の生きものたちに
どのような影響があるのか(あるいはないのか)、
そこのところをどこまで考えているのか。
海流が変わることによる多方面への影響はどうシミュレーションしているのか。
これもまた、不明な部分だ。


3つめとして。
>炭素排出抑制に対する国際的努力だけでは、地球の原状回復さえも十分にできない
という発言が本当だとして。

ここはインタビュアーのニュアンスの取り違え、
あるいは翻訳のニュアンス違いという可能性も含んで考えるべきかもしれないが、
排出抑制への努力は、たとえそれだけでは現状回復が難しいとしても、
そもそも根本の原因がそこにある以上、
こればかりは四の五の言わずに努力せにゃあかんことだろう。
他の努力とあわせて。

こういう言い方、本当にしたんかなぁ。
ここだけ、というか、この記事だけ、この結びだけ読むと、
排出抑制への努力に対する評価が非常に小さいように思えるのだが。

もっとも、原子力賛成という当人の思想背景を考えると、
何か困ったことがあればとにかく科学技術で解決すればいいんだ、
という科学万能主義の思想が根底にある可能性もあるので、
こうしたニュアンスで言ったのかもしれないなぁ、とも想像してしまう。
う~ん、どっちなんだ。


変な話、この部分だけを拡大解釈して、
 排出抑制はさておいて、技術的に頑張ればいいじゃん、
という考え方が、これを機会に主流になっていくのも、
環境配慮の面からはあまり好ましいこととは思えないんだが。
本質はほったらかしで対症療法だけやっているようなもんで。

※たとえばこのエントリとか。
 http://www.actiblog.com/yamaneko/29404

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登録日:2007年 09月 30日 20:25:31

一人一日26キロ出してます。

世界の二酸化炭素排出量の分布

【9月26日 AFP】世界の1人当り二酸化炭素排出量の分布を示した図。24日の国連地球温暖化会合で、欧州諸国は2050年までに二酸化炭素の排出量を半減させる目標を掲げた。(c)AFP

<ニュース解説画像一覧へ>

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数字の出所はIEA(世界エネルギー機関)のよう。
よくある国別の排出量ではなく、
一人頭ナンボ、というところが何気にガツンと来る数字。

ニホンの数字、9.5トン(9500キログラム)を365日で割ると、
一人あたりだいたい26キログラムとちょっと/日。
これだけの量を自分が毎日出しているのかと想像すると、
正直メゲるというか、滅入るというか。
(ウチの猫たち3匹を合わせるとだいたい12キロなんだが、
その倍の数飼育してもお釣りが来るような重量の二酸化炭素を毎日出している
というわけだ←ものすごくヘンな想像の仕方)

しかもこれ、温室効果ガスの中でも二酸化炭素だけの数字だから、
その他のガス、メタンやフロン類などは別立てだ。

時と場合によっては他国を責める必要がある場合もあるかもしれないが ※
京都議定書がつくられた1997年のCOP3から10年、
その間、排出を減らすどころか増やしてばかりのニホンがこれでは、
やはり、
 他人様のこと言っている場合じゃぁねえだろ、オイ
という返しにあうしかないような。

まあ、できることからコツコツと、というのもなんだが、
 http://www1.odn.ne.jp/yamaneko/sakuhin05.htm
個人が今からすぐにできる二酸化炭素の排出抑制の手法を紹介しているので、
かなり昔の原稿だが、リンクを貼っておく。

あと、温暖化問題をかな~り噛み砕いた原稿なども。
 http://www1.odn.ne.jp/yamaneko/sakuhin08.htm
こちらも少々古いな。
まあ、このあたりは知っている人が多いハナシかもしれないが、参考までに。


※:正直、オーストラリアの数字には驚いた。 人口が少ないからさほど目立たなかっただけなんだな、というかなんというか。

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登録日:2007年 09月 26日 22:10:16

温暖化を口実にすれば何でも宣伝になる時代

環境省サイトもダウン、「150円ビッグマック」で温暖化防止

【9月5日 AFP】環境省のウェブサイトに5日、アクセスが集中し、システムがダウンする事態が発生した。
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(c)AFP

AFPBB News


環境省は、マクドナルドに協力してもらうべき「分野」を間違えていると思う。

てか、これ、いい宣伝になってるよな。
マクドとしては、万々歳、というか。


◆ ◆ ◆

家でいくらでも省エネをやることは特に問題はないと思うが
だからといってその分安くなったマクドナルド製品を買ったら、
またまた二酸化炭素は排出される。
自分で弁当でもこさえた方が、ずっと省エネ的だ。

商品を入れている容器類や、持ち帰りに使うポリ袋の製造などはもちろん、
物流のために使うトラックの排気ガスやら石油消費やらも
膨大な二酸化炭素の排出が前提となる。
この業態を成り立たせようという時点で、
多くの二酸化炭素の排出を欲望しているということは、紛れもない事実。

それとまた、牛肉の育成そのものが温室効果ガスをバンバン出す。
(牛のゲップは二酸化炭素ではないが、温室効果ガスの一部となっている。
温室効果ガスは何も二酸化炭素だけではない。) ※1


◆ ◆ ◆

マクドナルドのようなファストフードの事業形態そのものが、
温暖化を推進する要因の一部を構成している。

もちろん、企業が儲けること、そのものを否定するのではないが、
儲けるために地球環境へ何がしかのしわ寄せをしているのであれば、
まずはその負担を軽くするように行動を取るのが先なんじゃあないか、と。
消費者の自己満足を煽るよりも。 ※2

環境省も、
企業に努力するよう言うよりも、消費者にばかり行動を求めるというのは、
これは要するに言いやすい方にだけ言っている、ということではなのか、などと
穿った見方をしたくなるんだが。


※1:オーストラリアなどの酪農国が京都議定書に冷たいのは、酪農の分の温室効果ガス輩出の削減をツッコまれたくないからじゃね? と思う。

※2:ついこの間の「エコバッグ売り切れ騒動」を思い出す。
 http://www.afpbb.com/fashion/1790880

.

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登録日:2007年 09月 07日 16:23:03

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