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森のねだん

「アマゾン全体は500億ドルで購入可能」、英首相アドバイザーの発言がブラジルで物議

【5月27日 AFP】スポーツ用品メーカーHeadの経営者で、ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相の森林破壊についてのアドバイザーでもあるスウェーデン生まれの富豪ヨハン・エリアシュ(Johan Eliasch)氏(46)が、ブラジルのアマゾン全体は500億ドル(約5兆2000億円)で購入可能だと発言しブラジルで物議をかもしている。
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(c)AFP

AFPBB News


この金額の根拠がよくわからない。
言い値? っぽい感じなんだが、どうだろうか。

この件、一度ニュースクリップ ブログの方で簡単に紹介しているので
 カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
AFPブログの方ではスルーしようと思っていたが。
ちょっとだけ触れたくなったので、以下少し取り上げてみる。


◆ ◆ ◆

記事のトーンがちと微妙というか誘導的なので
注意深く見ていきたいのだが。

>報道によると、エリアシュ氏は、熱帯雨林の保護のために自身が共同創設した自然保護組織クール・アース(Cool Earth)の責任者の地位を利用して、土地売買を促していたという。

これは、いわゆるナショナル・トラスト運動的な、
私有地にすることで開発から環境を守る、という手段での買い取りなのか、
それともそれ以外の目的による売買だったのだろうか。

続く、

>グロボに掲載されたブラジルの情報機関ABINの報告書によると、エリアシュ氏は「2006-2007年にかけて実業家らと会合をもち、その際にアマゾンの土地を購入するよう提案した。さらに、『わずか』500億ドルもあればアマゾン全体を買い取れるだろうと発言」したという。

からするに、どうもマネーゲームの素材として見ている、というのが
ブラジルの情報機関の分析のようだが。


◆ ◆ ◆ 

んでもって。
ここには、微妙な心理的な影響もありそうだ。

>これはブラジルにとって微妙な問題だ。以前にも、英国の政治家らが、アマゾンは人類にとって非常に重要なのでブラジル政府のみに管理を任せるべきではないとの声明を発表し、ブラジルが強く反発したことがある。

VS

>クール・アースは、英国や米国では一般的に評価が高い組織だが、一部では「グリーン・コロニアリズム(環境植民地主義)」とも呼ばれ、アマゾンの先住民にさまざまな問題を引き起こしていると批判されている。

環境保護の現場にいると、
この手のパターナリズム的なことを平気で行う欧米の活動家は
やはり目に付く。
それを考えると、たぶん
この批判は、それほど的外れではないものと思われる。

もちろん、
ブラジルが開発によってアマゾンの森林を切り売りしていることは
批判すべきだが、
同じことは
その森林を買っている(買っていた)ニホンやアメリカ合州国、欧米諸国の
各ユーザーに対しても、
同じだけの強さ、もしくはそれ以上の強い力で言っていく必要が
あると思う。

だいたい、需要がなければ供給も止まるのだし。

んでもって、そこには
貧乏な途上国につけこんで安い金で買い占めている、という構造も
あるわけだし
(そこで賄賂なんかで儲ける途上国のニンゲンがいることも
忘れてはならないが。コトは、強者と弱者というような
単純な二項対立の問題ではない)


◆ ◆ ◆

ところで。

05月31日 朝日新聞
森の多様性壊れると500兆円損失も 国際会議報告
 http://www.asahi.com/international/update/0531/TKY200805310075.html

森林の多様性、という言い方からもわかるように、
これはアマゾンだけに限定された数字ではないが、でも
そこでの「値段」の思考法の参考になるだろう。

確かに、
森林を買い取って、そこの森林を全部お金に換えてしまったら、
確かに一時的な儲けにはなるかもしれないし、
支払っただけのお金はすぐに回収できるだろう。
けれども、そこの森林が永続的に続いていたことで収穫できていた
さまざまな林産物(籐だとか香木だとか)の補償も発生する。

あるいは、
そこの希少種から難病に抗する薬を開発できたかもしれない可能性等を
金銭に換算してみた場合、
それは果たして金額がつけられるのだろうか。
ましてや、そこに暮らしている生物種を絶滅させてしまったら、
その償いはどうやってすればいいものか。
金銭に置き換えられないとしても、とりあえず(ムリムリでも)置き換えて、
絶滅から回復させるための研究費用を試算した場合、
どのくらい巨額の資金がいるのかは、想像できない。

さらに言えば、
温暖化問題の話題をするのが大好きなニホンで
多くのヒトがすぐに思いつくと思うのが、
森林の持つ、二酸化炭素の吸収源及びそのストックとしての価値だろう。
そうしたものを金銭に換算したらどうなるのか、そしてさらに
森林の出す酸素については、どうやって試算するのだろうか。
逆に、
二酸化炭素の排出による環境被害の補償も加えたら、
どうなることやら、という話だろう。

アマゾンの価値を考えた場合、
少なくともそういった金額を想定していけば、
とてもではないが大赤字になることは間違いないと思う。

その意味では、元からお金を求めない
ナショナル・トラスト的な、
 保護区として維持していよーん、
という発想のもとにあるのであれば、まだわかるのだが。

ともあれ。
この発言者の言い分が、どこにあるのか、
AFPBBの記事のトーンがバイアスが強すぎてどうもわからないのだけれども、
少なくともこのくらい、と言い値をあっさり言うような行動は
すげー頭が悪いよなあ、とだけは言えると思う。


※:朝日の記事は<続きを読む>に収納。

.
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登録日:2008年 05月 31日 22:59:57

どこまで本当かな?

ラオス、まきを使った調理が環境問題の一因に

【3月8日 AFP】ラオスの大半の家庭では、依然まきを調理に使っている。同国で発生している環境問題の多くは、天然林の急速な減少と関係している。(c)AFP

AFPBB News


と、そんなに確証があるわけではないけれども。

天然林が減少している理由のうち、
どの程度が薪や炭などの生活のためのものなのか、
それ以外の理由はどうなのか、
そこらへんの比重をちゃんと調べてから
こういう記事を起こしたんだろうか。


◆ ◆ ◆

と、いうのも。

その昔、80年代とか90年代とか、
マレーシア、さらにインドネシア、ソロモン諸島やパプアニューギニアなどで
森林破壊の問題が言われた頃、
よく悪者として名前を挙げられていたのが
「地元民による焼畑」
だった。

でも、実際のところ、
それが森林減少の要因として大きい比率を占めていたのかというと、
そうとも言えない例が結構あったのも事実。

バブルの頃のニホンって、いっぱいコンクリート打ちっぱなしの
オシャレなビル建ててただろ。
あのコンクリートを美しく固めるための型枠が、
ぜーんぶ
マレーシアだとか、そういう森林破壊が言われた地で採れた木を使って
造られていたんだよな。
現地の木が伐られていたというのも、なんてことはない、
海外で需要があったから伐って売って(輸出して)いた、ということだった。

確かに、移入者による無秩序な焼畑があるなどの問題もあることはあった
けれども。
それがひどくなったのも、
コンクリート型枠になるための森林を伐り出すための道路を
森林にこさえてから、人びとが入り込みやすくなったから、
そういうことが増えていった、ということも
あるんだよねー。 ※

政治的に力を持たない人びとに原因をしわ寄せして、
本当の破壊の原因をもたらしていたヒトビトは
責任から目を逸らしていたんだよ。


今、それらの伐採跡地を、さらに皆伐して
(コンクリート型枠用の木材の場合はまだ択伐だったんだが)
アブラヤシのプランテーションにしてしまっているしね……
そこで作られた油をバイオエタノールにして「エコ」だなんて、
ブラックジョークもいいところだよな。


それと。
その森に住んでいたアジアサイは、どこへ行ってしまったんだろう。
その森に住んでいたオランウータンは、どこへ逃れていったのだろう。


◆ ◆ ◆

と、いう過去の話は別として、 ※2
21世紀の今、アジアの別の地域とはいえ、
同じように森林破壊が言われているそのシチュエーションで、
また
 地元民が云々、
というのをすぐに真に受けていいものかどうか。

ソースがこれだけだとどうにもなあ。

家具材や建築の内装材などでは、まだまだアジアの森林の需要はあるのだし、
そうした大手の消費者(その多くは先進諸国だ)の消費動向も調べてから
こういう話を聞いた方が、いい気がするんだが。

重ねて言うが、決して確証があるわけではない。
けれども、
こういう場合、「どこを悪者にするとハナシが通じやすいか」という視点から
メディアが情報を流してしまう場合も多々ある。
ヒトってやつは、分かりやすさとか整合性とかにすがりたいという性質を持つものだし。

ともあれここでは、
無批判に言われたことを鵜呑みにするのはちょっとなー、ということで
軽くツッコミを入れておく。


※:ちなみにもともとの先住民族(ネイティブな地元民)たちの焼畑は、実はそれほど森林破壊を引き起こしていないということは、90年代に学術的にもきちんと証明されている。森林破壊型の焼畑を行っていたのは、それまで森林のある場所に住む経験を持たない外部の、移住者によるもの。インドネシアなどは、そうした移住を強制的に行っていた。

※2:厳密に言うと、過去の話としてすべて終わってしまっているわけではない。

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登録日:2008年 03月 09日 23:13:17

木さえ植えれば何でもエコか?

優雅なハクチョウも大あくび?

【2月21日 AFP】スロバキアの首都ブラチスラバ(Bratislava)で20日、湖を泳ぐハクチョウの姿が見られた。(c)AFP


AFPBB News


写真はぜんぜんお題とは無関係のハクチョウのアップ。
まるでpya! さんの写真のようにオモロイ。


さて。
今日取り上げたいのは、先月の報道にあったこの件について。

1月25日 日経エコロミー
偽装したパルプ分を植林――環境省、古紙対策で検討
 http://eco.nikkei.co.jp/news/article.aspx?id=2008012802813n2

まあ、内容はだいたい見出しの通りなんだけれども、こんなこと言ってる。
>偽装を行った製紙メーカーに対し、古紙と偽って配合した新しいパルプの量に相当する植林を求めるなどの対応策について検討を始めた。(以下略)
(※:記事本文は<続きを読む>に収納)

例の古紙配合率の偽装問題、
その落とし前を、「植林」で埋め合わせさせよう、というアイデア。
なのだが。

当ブログとしての問題提起は、お題にも上げたとおり。
と、いうか、まあこれまでも何度か話題にしてきているが。

それにしても、
ニホンジンって、植林というか、「園芸」が好き過ぎ。
エコ対策としてすぐに植林をしたがるという発想の、その根っこのどっかには、
この園芸好きの発想が入り込んでいるような気がしてならない。

木さえ植えれば環境配慮になる、というのもまた非常に乱暴な話で、
この環境省の言う「植林」がどこの土地で、どのような樹種を植林し、
それを誰が管理するのかというところまで具体的に考えていかなないと、
 木を植えた、しかし森は死んだ、
ということが起こらないとも限らない。

たとえば今ニホンの国土の67.4%が森林であり、
そのうちの4割が人工林なのだが、
その4割を占める人工林の多くには満足な人手が入っていない。 ※1
つまり植えっぱなしで面倒をみていないことから、
 ニホンの山林は荒れている、死んだ森が累々と広がっている、
というふうにさえ言われている。

自分のところの森の面倒も満足に見られないような国のニンゲンが、
さらに何を植林しようというのだろう。
多くの場合、
人工林というものは、最初に人為によって植えた以上、
その後もある程度はきちんと面倒をみないと
その地の環境を悪化させる危険性の方がずっと高い。
(もちろん植林の仕方、森の作り方にもよるが、
基本は「木の畑」のようなもんと考えた方がまだ間違う可能性が少ない)

ちなみに、ニホンの人工林は製紙原料には向かない樹種がメインだから、
この問題(製紙会社の偽装問題)に対する贖罪行動の対象としては
不向きであることは指摘しておく。
(ニホンの人工林問題は紙の問題と分けて考えるべきこと、という意味)

で、ハナシを元に戻すと、
製紙会社の偽装の贖罪としての植林って、
いったいどういう植林を考えているんだろうか。
別に、世界中すべての植林が悪いというような極端な話をする気はさらさらないが、
中には産業植林をいかにも環境配慮のものだといい含めている例が
あるのも事実。
製紙原料ではないが、ヤシ油を採るためのアブラヤシプランテーションなどは、
その分かりやすい例だ。
(とりあえず過去記事のこの例なんかを参考に;
 オランウータンが絶滅しても、わたしは二酸化炭素の排出量を減らしたいんです

製紙会社がかかわってきた場合、
さらに製紙原料になる樹種を、というような選択になる可能性を
どこまで無視できるのか。
たとえばインドネシアなどでは、上記のアブラヤシのほかに
そうした製紙原料向けの樹種の植林のハナシも聞くし、
あとはタスマニア(オーストラリア)での移入種・外来種となるユーカリの植林なども
報告されている。


まあ、環境省が上手く手綱を操ってくれるのであれば
ここまで露骨な産業植林とはならないだろう、とは思うのだが、
贖罪行動の前に、どのような原因でこのような事態(=偽装)が起こったのか、
という部分の解明すらまだおぼつかない状態であるということを
忘れてもらっちゃー困る。

2月22日 毎日
再生紙偽装:「調査は不十分」環境相が批判
 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080222k0000e040032000c.html

贖罪行動の前に、再発防止と適正な流通(含む適正な生産)の回復、
責任者の処罰といったものの方が先だろう。
もともとの発端が、
古紙の高騰と品薄による入手の難しさだとか、技術面での課題だとか、
そういう部分に因るものが大きかったと考えられている以上は。

てか、やっぱり結論が
「ニホンジンは園芸が好きなんだよな」というオチでいいのか、これ。
(↑たぶんちがう)


※1:森林問題の基礎知識の参考になるサイト。実はこの原稿、自分の仕事(照。
 http://www.nou-taiken.net/atoz/agriculture/index.htm
ちなみに元となるデータ類はすべて『森林白書』ほか、ニホン政府の正式な統計データから起こしている。

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登録日:2008年 02月 24日 23:56:57

「プナン人」の言い方の方が

ボルネオ島、風前のともしびのペナン人文化を守る孤独な戦い

【2月7日 AFP】マレーシア、ボルネオ島(Borneo)の熱帯雨林にチェーンソーの音がこだまする中、かつて遊牧生活を営んでいたペナン人のAjang Kiewさん(54)は、固有文化を絶やすまいと勝算の低い戦いに挑んでいる。
≫続きを読む…
(c)AFP/M

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日本語的には流通度が高いかと。

あと文中の「バリケード」は正確には「ブロッケード」が正しい。
それに日本語訳を当てはめるとしたら、「道路封鎖」が一番近い概念となる。
日本語のバリケード(立てこもり)とは、かなりモノが違う。
伐採をさせないがための、トラックを通さない、という手法のことを指す。

「ペナン」人という訳語だが、ひょっとして、
マレーシアには景勝地として知られるペナン島(Penang)があるから、
それとごっちゃになってこっちの訳語を取ったのかも? などと推測。
綴りも最後に「g」がつくかどうかだけの違いだし(確か)。

ただ、昔からこの地の原生林破壊に心を痛め、
何とかしたいと取り組みをしている人はニホンにも多くいて、
その中には現地に何度も足を運んでいたり、
プナン人(Penan)に直接インタビューしたり交流したりという人もいる。
その人たちがいずれも「プナン」と言っているところから推測するに
日本語でカタカナで表記するとしたら「プナン」の方が現地の発音に近いものと
思われる。


◆ ◆ ◆

マレーシア国の中でもサラワク州は ※
人口の半数が地元の先住民族で占められているが、
その先住民族(ダヤクと総称される)の中でも少数派なのが
このプナン人。
少数派とは、人数的にもそうだし、政治的立場としても少数派である。

先住民族の多くは農耕民なのだが、プナン人たちは狩猟採取を行っており、
それゆえ森林破壊による環境影響が生活へ直結する。
暮らしが成り立たないという意味でも、その打撃はより深刻だ。

写真テキストにある「伐採会社」の最大手クライアントはニホンの消費者だし、
「伐採道路」を造った金も日本のODAから出ている。

このことに関して、わたし・たちは「善意の第三者」の立場に立つことは
できない。


◆ ◆ ◆

写真テキストにも取り上げられているブルーノ・マンサー氏は
元々スイス人、つまり白人で、
にもかかわらずプナンの生活に共鳴し、彼らと共に暮らしていた。
移動しながら狩猟する、というプナンのライフスタイルを、である。

ちなみにブルーノは
ニホンにも何度かこの森林破壊の問題を訴えにやってきている。
というか、自分が環境NGOというものに本格的にコミットしたきっかけとなったのも、
このブルーノの存在が大きいんだけども。
(その話はまあ置いといて)


◆ ◆ ◆

失踪、とあるが、これは政府というか森林をお金に換えたい立場の方々による
暗殺説が濃厚。

マレーシアだけではないが、東南アジア諸国の中には
ニホンのような、あるいは欧米諸国の考える、
いわゆる「民主主義」的価値観があんま通用しない国も多い。
マレーシアも同様なので、
こういうことがあってもおかしくはない。

ちなみにこの国では予防拘禁
(悪いことをする「かもしれない」とお上が目をつけたら
勝手にしょっ引いていいという法律のこと)を可能にしている
国家治安法も存在する。
ニホンが戦前に使用していた治安維持法と同じようなもんと考えればいい。
「誰」が悪いことををする「かもしれない」という判断は、
お上が恣意的に決められる。
んでもって、そのほかに凄いのが、
3人以上集まっての集会も、法律違反になる、という。


このテキストを上げた記者が「闇の中」などとぼやかした書き方をしたのも、
はっきり書いちゃうともう次には入国許可が下りなくなるとか、
そういう政治的な判断が働いた可能性も考えられる。

ちょっとでも政治の悪口言うと、引っ張られたり、
外国人だと追放と入国拒否となる、
それがこの国だったりする。


◆ ◆ ◆

写真の中にロングハウス(いわゆる「長屋」)の写真もあったように、
プナンに対しては
政府による定住化政策が進められており、
多くのプナンが移住生活を放棄した、とも言われている。
けれども、ちょくちょく森に狩猟に出かけたりするらしいけれども。

こうした世代間の文化的な伝承が途切れるのは、
彼ら彼女らが望んだという面だけではなく、
社会がそう追い込んだという面も意識したほうがいい。

もちろんこれは、プナンだけではなく、
ここ日本でも全く同じこと。
ニホンのグローバル化の凄まじさは、
ニホンの伝統的生活をどの程度営んでいるか、
自分たちの暮らしを振り返ってみれば分かることだろう。
中国の手づくりギョーザ、などは
食のグローバル化が進んだなれの果てでもある。

んで。

そのグローバル化によって、
ニホンはたくさんの熱帯材をこのサラワクから輸入してきている。

現地で伐採企業が原生林を伐りまくり森林破壊を行っているのも、
ニホンがその木材を購入することでそれを助長しているのだともいえる。
先に出した道路の話にしても同様だ。

かように、「風前のともしび」とか、滅びの美、的な、というかお涙頂戴的観点から、
数ある報道の中のひとつとして消費しておしまい、というわけにはいかないのが
この問題なのだ。

元記事のAFPはフランスの通信社だから、
ある程度こういった他人事的な書き方・伝え方が可能なんだろうけれども、
実は、読み取るわたし・たちは
ニホンの文脈で受け止めないとならない話なのである。

  
プナンについて、ウチのブログの過去テキストがあったので、それを紹介。
 2007年3月15日 森の香りをかいできた
 http://www.actiblog.com/yamaneko/31529

あと、この問題に明るい環境NGOなど
 サラワクキャンペーン委員会
 http://www.kiwi-us.com/~scc/


※:マレーシア国は、マレー半島の一部と、そこから飛び地となるボルネオ島の北3分の1の地域とを合せて「マレーシア」国。マレー半島側になると人口比率は一変し、先住民族の比率はかなーーーり減る。マレー人、中華系、インド系(ゴムプランテーションの労働者としてイギリス統治下の時代に強制移住させられてきた人びとの子孫)の合計で9割越え、のはず。金持ちの中華系(華人)の影響を制限しようとして、政治的に「マレー人優遇政策」を導入している。文化的にも、マレー系はムスリムが多数派、けれどもサラワクの先住民族たちは、イギリス統治の影響が濃くキリスト教(に、地元の地付きの宗教をプラスしたもの)がほとんどとされる。

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登録日:2008年 02月 09日 13:34:16

その紙、原料は何ですか?

再生紙偽装、業界各社への批判相次ぐ

【1月20日 AFP】製紙大手各社による古紙配合率の偽装が相次いで発覚したことを受けて、メディア各社は19日、業界各社の態度を批判する記事を掲載した。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


きっかけとなった日本製紙株式会社については、以前別のエントリでも触れたが、
 2007年6月26日 大手マスコミはちゃんと取材をしとるんか
 http://www.actiblog.com/yamaneko/38239
それと内容がかぶっていそうだ。
特に、
>古紙100%配合でCO2は増加? 日本製紙が再生紙を見直し
 (日経の報道の見出しより)
とかいうけれども、日本製紙の言うこと(古紙100%だとCO2が増加)も
どこまで本当のことやら。
データの恣意的なチョイスとか、しとるんじゃなかろーか、などなど。

この件、報道がものすごく多いのだけれども、
とりあえず一番報道が薄そうな部分の情報をフォローするつもりで。


先週1月23日、この古紙の表記偽装問題について、
環境NGO5団体が共同で声明を発表した。

内容は、環境大臣に対して、
グリーン購入法の基準についての見直しを提案しているというもの。

そこで指摘されていることは、
古紙配合率の偽装だけではなく、
フレッシュパルプ(純パルプ)の出所についても偽装の可能性がある、
というもの。
提案した5団体は、
古紙問題市民行動ネットワーク/日本消費者連盟/ナマケモノ倶楽部/熱帯林行動ネットワーク/ レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)日本代表部
の5つ。

以下に、その本文をすべて転載する。


◆ ◆ ◆

環境大臣にグリーン購入法・基準の見直し案の撤回を求めます。
エコ偽装の徹底的真相究明とその上での基準の抜本的・総合的検討が必要です
-古紙配合率のみならず、フレッシュ(バージン)パルプでも「エコ偽装」の疑惑が-


1月8日夜、TBS「NEWS23」で内部告発と実証実験による「日本製紙の古紙配合率40%の再生紙・年賀はがきが、実際の配合率はわずか1%」というスクープが、製紙業界全体の再生紙偽装が露呈する始まりでした。16日には、再生紙・年賀はがきの偽装を王子、大王、三菱、北越の4社も行っていたことが明らかになり、日本製紙は、印刷用紙や情報用紙等多種類にわたって高い古紙配合率を偽装していたことを報告、社長の引責辞任を発表しました。続き18日には、王子、三菱、大王、北越各社があいついで年賀はがき以外の紙製品でも古紙配合率偽装があった事実を発表し、製紙業界において古紙配合率偽装が常態化していたことが明らかになりました。
 日本製紙をはじめとした製紙業界の古紙配合率偽装は、製品から配合率を測定するすべがない私たち消費者やユーザーの信頼を完全に裏切る詐欺行為です。16日に発表された日本製紙の「弊社製品に関する社内調査結果について」を読んでも、継続的な契約違反、「グリーン購入法は努力目標だった」という法令無視、さらに違法状態を隠蔽したまま、グリーン購入法の基準を引き下げて合法化せんと主導した一連の動きは、企業として非常に悪質と言わねばなりません。今後、他社ともども偽装の事実をきちんと解明した上で、公的な処分を求めるものです。

また、日本製紙の「エコ偽装」は古紙配合率のみならず、フレッシュパルプでも疑惑が持たれています。日本製紙はホームページ上で「原生林保護」「原生林ではないチップによる紙」をうたっています。その根拠として一部顧客企業に「タスマニアにおいては保護価値の高い原生林は既に保護されておりチップの原料となることはあり得ません」と説明していましたが、当時の豪州政府担当大臣も、書簡で「オールドグロス林の伐採が年間2500ha行われている」ことを認め、「RANの調査レポート」(※1)で示された豪州政府及び業界関係資料でも、日本製紙が購入を継続しているタスマニアの天然林木材チップ(豪州林業規格:AFS認証材)には、オールドグロス林や原生林の木材チップが多数含まれていることが示されており、絶滅危惧種動物への重大な影響も指摘されています。ある日本製紙顧客企業の用紙調達方針の規定には、保護価値の高い森林(1.オールドグロス林、2.原生林、3.絶滅危惧種の生物が生息する自然林)の保護が定められていることから、こうした規定遵守違反にあたる可能性もあります。(※2)

グリーン購入法の改定案では、30%引下げの代替に「環境に配慮した原料」も利用可能としていますが、その基準が低水準であいまいなため、危うく、これらタスマニアの天然木材チップなどの環境破壊的に生産された原料すらも、合法的に利用可能になるところでした。

従って、私たちは以下のことを要求します。
(1)日本製紙や日本製紙連合会が昨年6月に提案した内容を踏まえて環境省が昨年11月に出した基準の改正案は、検討の延期ではなく、即時取り下げて白紙に戻してください。
(2)新聞報道によれば、環境省は「グリーン購入法に基づく古紙配合比率の検証手段や表示方法など、同法の問題点を洗い出すため月内に調達品目検討会を臨時開催し、作業を始める」とありますが、その検討委員会を公開とし、現検討委員だけでなく、NGOも含めた幅広い関係者も加えることを要望します。
(3)偽装の事実を徹底的に解明した後に、幅広い立場の関係者をそろえ、抜本的で総合的な視点からグリーン購入法の基準を見直すことを求めます。

※ 1.「RANの調査レポート」とは、国際的NGO「レインフォレスト・アクション・ネットワーク」の調査レポート『誰がタスマニアの森を切っているの?買っているの?タスマニア森林破壊と日本紙業界の隠された真実』のこと。
※ 2.タスマニアで伐採された木材の約9割(数量ベース)が木材チップ。豪州企業のガンズ社(Gunns Ltd.)が2006年に生産した木材チップ約350万トン(この内の約8割が日本向け輸出と想定され、天然林木材チップ供給業者として最大規模)に対して、日本製紙株式会社は140万トン購入(2006年計画値)する最大の購入企業。ガンズ社の木材チップ購入量の第二位は王子製紙で、日本製紙同様、ガンズ社の天然林木材チップを購入。他に天然林木材チップを購入しているのは中越パルプ工業。大王製紙、三菱製紙はガンズ社から植林木を購入している。北越製紙はタスマニアから木材チップは購入していない。

提出団体:
古紙問題市民行動ネットワーク
日本消費者連盟
ナマケモノ倶楽部
熱帯林行動ネットワーク
レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)日本代表部


◆ ◆ ◆

この件については、どうやって解決していいものか、
買い物の段階でかなり悩んでいる方も多いと思うのだが、
少なくとも代替案を取る場合に、
新たな環境負荷、環境破壊に加担しない、
という視点もぜひとも大事にしてもらいたいと思う。


それにしても、技術的に白色度が保てないとかなんとか、
業界の輩はいろいろ理由を言っているけれども、
これを機会に、
 そこまでの白さを紙に求めなくてもいいんじゃね?
とか
 環境破壊をしてまで紙に安さを求めなくてもいいんじゃね?
的な理解が世の中に広がってほしいと
思わずにはいられない。

100%再生紙をつくるにあたって古紙の確保が難しいのならば、
それ相応の対価をさらにきちんと払えばいい。
そうすれば中国に流れていっていた古紙を国内で使うことができる。
その分、製品の値段が上がるのだとしても、
今回の嘘つきさんたちの給与や弁償で埋め合わせしてもらえばよろしいし。
同時に、消費者・買い手の側も
それ相応の対価をきちんと支払うということを、
これを機会に理解すればいい。

そもそも、古紙0%の紙の方が安いとしたら、
その価格構造に何か問題がある可能性を疑ったほうがいい。

ちなみに古紙でない環境配慮紙もある。
たとえばFSC認証のように、原生林ではなく二次林(植林木)を使うことで
環境負荷を低減した(とされる)紙の場合は、
相応の高いお値段で取引されている。
(認証もピンきりなので注意がいることも忘れてはならないが)

純パルプなのに安い、という製品の場合、
どっかしらにしわ寄せが行っている可能性が高い。
(原生林を皆伐してほったらかしにしていたら
そりゃ原料安くて済むしな、というような場合、等)
なので、ここんところは逆に分かりやすいと思う。


同時に、強く思うのが、
そもそも紙の白さ・色目、厚さなど、クオリティを高めることに対して
 それが本当に必要なのかどうか
という点。
こここそ、をきちんと議論していかなければならない点だろう。

まあ、ここんとこ、
少なくとも自分に関してはそんなクオリティいらねぇ、と
割と結論がはっきりしているんだが。

んでもって、これは決して少数派ではないと思うのだが、
いかがだろうか。


※:この件、毎日の報道があった分は<続きを読む>に収納。
1月23日 毎日新聞
再生紙偽装:国にグリーン購入法の見直し要望 市民5団体
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登録日:2008年 01月 30日 23:13:29

ニホンに来ている熱帯林

インドネシアの希少動物、大手製紙会社の違法開墾で絶滅の危機

【1月9日 AFP】環境保護5団体は8日、アジアの大手製紙会社による違法開墾で、インドネシアのスマトラ島(Sumatra Island)に生息する希少種のゾウ、トラ、オランウータンが絶滅の危機にさらされていると発表した。
≫続きを読む…
(c)AFP

AFPBB News


写真はインドネシアのスマトラ島の森林破壊が希少種を危機に追いやっている
というハナシだが、
このスマトラ島の森林(その多くが原生林)はニホンにもやってきている。

と、いうハナシは去年でもあるつい先ごろエントリを立てたばかりなのだが
 2007年12月28日 他人を責めるのは楽なのだ~森林問題について
今回ははっきりと加害企業名が出ているので、
ついでにその会社の製品がニホンでどういうふうに流通しているのか、という話を。

またもネタ元は熱帯林行動ネットワーク(JATAN)なのだが、
 http://www.jatan.org/index.html
その解説ページの中に(熱帯林破壊たっぷりのコピー用紙
 http://www.jatan.org/ipp/index.html
ニホンで見かけることのできるAPP社と、
同じくインドネシアの原生林破壊に加担しつつパルプ製品を作っている
APRIL社の製品のビジュアルが出ている。
こちら
 http://www.jatan.org/ipp/packages.html
あとは、このページの写真なども。
 http://www.jatan.org/ipp/sales.html

それだけではなしに、
森林環境に影響を与えない買い物をしたいというときに役立つ
マークの説明などもある。
ので、参考にして、大いに役立てていくのが、いいと思う。

いっとき、二酸化炭素排出のみの論点から語られた
(しかもそのデータにかなり偏りのある)
再生紙100%のマイナスみたいなハナシが昨年ちょろっと流れたけれども、
それも以前のエントリで紹介した通り
(2007年6月26日 大手マスコミはちゃんと取材をしとるんか
非常に一面的な見方であることは間違いない。
少なくとも原生林を伐り続ける可能性があるのであれば、
再生紙100%の紙製品や
JATANの紹介にあるようなマークを購入の際の目印として考えていく方が、
トータルな環境負荷という視点ではまだずっと問題が少ない。
原生林に生きる、数を減らしてしまったゾウやトラ、オランたちのためにも。


◆ ◆ ◆

それからまた、インドネシアの経済発展があるからだとかどうとかいう
相手を責めるだけの論調もあるようだが、
要は需要がなければ供給もなされない、ということは忘れてはいけない。

製品が売れなければ、そんなシステム
(この場合はAPPのような企業がインドネシアで操業し続けるということ)
なんぞ続くはずないのだから。

こうやってつくられている製品が儲からなければ、
インドネシアの現地の人びとはまた別の儲けの手段を考える。

もちろんそれがまた
森林破壊や生物多様性への負荷といった環境破壊につながるようであれば
困りモノだけれども、
そうでない手段を一緒に考えていけばいいだけのハナシではないのか、と。
それこそが、経済で言われるところのWin-Win
の本来あるべき姿ということになるのだろうし。

(10日、語尾一部訂正)


※:あと、5団体の共同宣言ということで、一瞬、2006年2月に出されたもののことかと思った。
こちら→森林生態系に配慮した木材調達に関するNGO共同提言
 http://www.jca.apc.org/jatan/lib/paperprocurement.pdf
ら、どうもちがうようで。
まだWWFジャパンのサイトにはこの写真の件についての情報がないっぽいので、それが出されたらまたこの件情報補足する予定で。

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登録日:2008年 01月 09日 18:47:44

他人を責めるのは楽なのだ~森林問題について

インドネシア、森林伐採が一因で世界第3位の二酸化炭素排出国に

【12月28日 AFP】インドネシアの広大な森林地帯は長い間、政府や企業によって膨大な利益を生む資源と見なされ、乱伐されてきた。

 森林伐採は広範囲に広がり、その結果、同国は世界第3位の二酸化炭素排出国となるに至り、スマトラ(Sumatra)やボルネオ(Borneo)などの島々では毎年のように森林火災が発生するようになった。(c)AFP/Ahmad ZAMRONI

AFPBB News


海外の森林破壊の情報に接した場合、
よく、その土地のヒトタチだけを責めている場合が見受けられるんだけれども、
ことインドネシアやマレーシア、はたまたパプアニューギニアやソロモン、
また古くはフィリピンなどに関しては、
わたし・たちニホンジンも同じ穴の何とやら、だ。

と、言うよりも、ニホンはそれ以上に悪質なクライアントであったりする。


◆ ◆ ◆

このインドネシア、写真はスマトラ島のリアウ州とのことであるが、
そこで伐られた木の多くがニホンにやってきている。
ソースはこちら。
 熱帯林行動ネットワーク、当該情報のページ
 http://www.jatan.org/ipp/index.html

ウェブ上のデータはやや古いものの、
熱帯林行動ネットワークではだいたい毎年1、2回は現地に行っている。
今年もこの件についての学習会が行われるなど、
(そのときは2007年3月訪問の最新データに基づいて報告された)
状況的にはあまり好ましい変化は見られない模様。

一部の企業が
インドネシア材パルプのコピー用紙の取り扱いを止めていたり、
具体的な代替品にはどういうものがあるかなど
(再生紙100%コピー用紙の紹介や
「環境負荷の少ない製品」であることを第三者が認証したマーク
のついた製品を買うことを提案するなど)
の情報がわかるので、
インドネシアの森林について、嘆いている暇があったら
これらの情報を入手して、
「ニホンにいてもできること」をさっさと開始したほうがいい。


◆ ◆ ◆

インドネシアの原生林は、何も紙になっているだけではない。
それ以外の「モノ」としても、
ニホンにたくさんたくさんやってきている。

写真説明にも出ていたボルネオ島は、
北3分の1がマレーシア領、南の広い方がインドネシア領だが、
この島からも原生林が伐られ、ニホンに木材として輸出されている。

その昔、1980年代はむしろマレーシア側からの輸出(伐採)が盛んだったが、
その頃の最大の得意先は、我がニホン国。
しかも、質の良い原生林(木材)が枯渇してきてから、
伐採の比重はインドネシアにシフトしていった。
と、いっても、今でもマレーシア側もまだ伐採は続いているし、
それに伴う環境破壊は続いている。

で、それらは紙の原料というよりも、
建築用の用途が一番の目的。

80年代から90年代のニホンの様相といえば、
知っているヒトは知っているとおり、バブル時代の真っ盛り。
コンクリート打ちっぱなしのオシャレなビルが
どんどんと建てられていた時代だ。
そのコンクリートを流し込んで固める「型枠」、コンクリートパネル(コンパネ)、※
その原料の出所を辿っていくと、
実はマレーシア、インドネシアの原生林だった、というわけだ。

ちなみに、このコンパネ用材をニホンの森林で代替すると、
コンパネの値段がとんでもなく跳ね上がるので、
なかなかシフトは変わっていかない。
一部、がんばっている例もあるけれども、
全体の流れとしてはごく一部に留まっている。

けれども、もしもニホンの材であれば、
それらはほとんどが植林木からの調達になると考えられる。
植林木を適度に使うことによって逆にニホンの人工林の健康度が保てる、
より環境配慮型の森林経営がなされる、という循環も生み出せる。

でも。

海外から、やってくる材の方が、
 安 い ん だ よ ね ぇ
と、いうことだ。

インドネシアやマレーシアの森林は、このコンパネのほか、
建築の内装材や床材、また家具などにも結構使われている。
家具などは、直接ニホンに輸出するのではなく、
一度中国などに材として出荷され、そこで組み立てられ、
さらにニホンにやってくる、といった例も多い。


◆ ◆ ◆

現地の森林がなくなることで、
たとえばオランウータンやスマトラサイやアジアゾウの亜種が
絶滅の危機に追いやられていることや、
沈香などの林産物の品質が落ちて
今後手に入れられなくなるのではないかという不安が高まったりという、
生物多様性やその他諸々の課題は
このブログでも時折エントリとしてあげてきた。
ので、今回はそれらの背景は端折ることにする。
(参照は左の「森林」「種の多様性」「絶滅危惧種」等のタグで)


また、このブログではこれまであまりフォローできていなかったけれども、
こうした森林伐採や「開発」というものが、
現地の人びとに対してどのように作用してきたのかと言えば、
あまり好ましくない変化がたくさん起こった、ということが挙げられる。

普通、こういう環境vs経済発展、という図式で見ると、
現地人は儲けている、という目線になりがちだが、
なんてことはない、
儲けが落ちるのは現地の一部の有力者や政府関係者たちだけで、
多くの庶民、特に先住民族など政治的に周辺に追いやられている人ほど
割を食っている。

自分が80年代後半~90年代にかけて
こうした情報を知ることができたのも、
現地で暮らす先住民族が
「森林伐採によって原生林が破壊され、
自分たちの生活が営めなくなった、
それどころか健康被害や死亡事例すらある」
ということを、必死の思いで世界に情報発信をして、
それをマスコミがある程度きちんと取り上げてくれたから、でもある。

今、報道はパッタリと止んでいるけれども、
こうした状況は別になくなったわけではなく、
マスコミが飽きたから報道されなくなっただけのこと。

この写真記事のタイトルもそうだが、
今は「温暖化」がらみでないとマスコミはなかなか取り上げることをしない。

それはさておき。


◆ ◆ ◆

と、これ以外にも
70年代にはフィリピンの森林を同じようにして丸裸にして
ニホンは高度経済成長の仕上げをしていたとか、
マレーシアやインドネシアでは木材の商業伐採が入ることによって
今度は跡地をアブラヤシプランテーションとして開発して
環境破壊の悪循環をつくりだしていたりとか、
いろいろなハナシがあるんだけれども。


まあ、年末にあまり暗いハナシを続けてもしゃーないから、
とりあえず
 他人を責める前に、その根本の原因がどこにあるのか、
 需要と供給の構造を見ないで一方だけに原因を押し付けていないか、
といったことをもっときちんと見ることのできる目を養ったらどうじゃろか?
とだけ提案をしておく。
見る目を養う、だなんて、新年の抱負にもちょっと使えそうな言い回しだし。


※:現在では、このコンパネの一部には中国やロシアといった材が使われていて、これまた現地の森林破壊を招いている可能性が高いということで問題になっている。

(今回時間に余裕がないので、当ブログの過去エントリや他社報道記事リンクの整備は、おいおい暇を見てやっていく、予定……すまん)

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登録日:2007年 12月 28日 23:06:16

森の茶話会のご案内

インドネシアで泥炭湿地林が激減

【11月3日 AFP】世界自然保護基金(World Wildlife FundWWF)の報告によると、インドネシアのリアウ(Riau)州では、毎年約18万ヘクタールの泥炭湿地林が姿を消している。パルプ材の原料ややし油を採るための植林、また不法な伐採が森林破壊の主原因とみなされている。(c)AFP

AFPBB News


ニホンでもこの問題に対して取り組みをしているNGOはある。
というか、自分のかかわっている団体もその一つなんだが。

6月にアップした、7月の学習会の案内エントリが、
まさにこの内容を主題に据えていた。

紙問題の学習会への誘い
 http://www.actiblog.com/yamaneko/38537

この学習会を行った、熱帯林行動ネットワーク(JATAN)
こちらのページにより詳しい状況があるので、
 http://jatan.org/ipp/index.html
ご興味のある方は参考になるかと思う。


で。
もう1週間後と間近なのだが、
このJATANの事務所(東京都渋谷区・代々木)で
環境をテーマにした茶話会を予定している。
 http://jatan.org/sawakai1.htm

 ◇ ◇ ◇

(以下、転載)

JATANでは、この秋、森についてもっとゆっくりみなさんと話したいと思い、
茶話会を開きます。
この前新聞でみた森林の記事で、感じたこと。
普段から思っていた森にまつわる小さな疑問、などなど。
森のことで知りたい、話したい、と思っていたことならなんでも。
森のことを長く勉強している人も、最近初めて森の問題を知った人も。
ほっこりお茶を飲みながら、森についてあれこれ話をしてみませんか。
森の不思議に驚いたり、いろんな新しいことを知ったりできる、
楽しく実りある時間にしたいと思っています。

*日時* 11月17日(土)15時ごろから1時間半くらいを予定
*場所* JATAN事務所 (代々木駅西口から徒歩3分)
    NTTドコモタワーを左手に道なりに進み、GSのある交差点の
    横断歩道を渡って左へ、床屋さんのあるマンションの8階801号です。
*参加費* 無料。事前申し込み不要。お茶、お茶菓子をご用意します。
*内容* JATAN運営委員が夏に訪ねた現地(タスマニアかインドネシア)
      の最新の写真をみんなで見ながら、のんびり歓談しましょう。

*問い合わせ* 熱帯林行動ネットワーク(JATAN)
〒151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷5-29-7-801
TEL 03-5367-2865 FAX 03-5367-8379
E-mail jatan@jca.apc.org
http://jatan.org/

(紹介ここまで)

 ◇ ◇ ◇

関東圏の方でご興味があれば、こういう場で
 この団体、使えるかな? 
と探りを入れるのもアリだと思う。
気に入ればカンパをするもよし、相性が合えば会員になるもよし、
そうでなくても情報源として活用するもよし、
という感じで。

ちなみにこの日にみんなで見ようと考えている写真は、
この、インドネシア・リアウ州の写真だったりする。
(場合によっては写真がタスマニアの破壊地のものになるかも。
どうしてもインドネシアの写真が見たいという方は
このブログのコメント欄かJATANにリクエストを入れてくれれば
対応できるかと)


もちろんJATANに限らず、WWFさんとかFoEさんとか、
この問題に対して取り組んでいたり提起をしているグループや団体はあるので、
そうした方を支援するのもアリだと思う。

コトが遠く外国の環境破壊、森林破壊の問題であったとしても、
自分の暮らす場所いてもまあそれなりにやれることがあるのだ、
ということの紹介として。

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登録日:2007年 11月 10日 21:20:03

まさかと思うけど、アブラヤシとココヤシを取り違えていないよな?

代替エネルギーとしてヤシ油が注目集める

【2007年9月17日 AFP】図は、ヤシ油の抽出過程を示したもの。ヤシ油は代替エネルギー源として太平洋諸島で再び注目を集めている。(c)AFP

<ニュース解説画像一覧へ>

AFPBB News


この図解と説明だけでは情報が少なすぎるので確証は持てないのだが、
ちょっと驚いた、というか「まさかとは思うが、勘違いしてねーか、これ?」
という危惧をおぼえたのでエントリを立てる。

「代替エネルギーとしてヤシ油が注目を集める」というタイトル。
ここで代替エネルギーを求めている、の主語が、
(ココヤシが自生しているような)太平洋諸国であるとすれば、
これは正しいと思う。

ただ、代替エネルギーというが、
実際に産業や生活のために化石燃料を大量に使用していたり
温室効果ガスをたくさん出している国は、
以下のpdfファイルのグラフ(環境省の資料より)の通り、
 http://www.env.go.jp/earth/cop/co2_emission.pdf
アメリカ、中国、EU、ロシア、ニホン、といったろころ。
 (これは、二酸化炭素排出のトップ5の順、2004年度)

代替燃料の必要性の高い国と言えば、
やはりこれらの国のことを指すのが一般的だろう。
もちろん、太平洋諸国もまたエネルギーを必要としていることは
事実ではあるけれども。

で。

近年、バイオエタノールの原料として大きく話題になることが多いのは、
ココヤシではなく、アブラヤシ。
パーム油、パームオイル、と言われているのは、
アブラヤシから絞られた油を指す。

当ブログでも散々取り上げてきたとおり、
アブラヤシは、
原生林・天然林を破壊して、更地にして、そこに植林して、油を得るという、
大規模農園(プランテーション)の仕組みに則って生産されている。
森林破壊、地域住民への人権侵害、
さらには狭義の意味での環境汚染(農薬使用等による水資源汚染など)で
 環境にぜんぜんやさしくない 
ことは、よく知られている通り。 ※

これまでいろいろな情報を集めたり各種の報道を見てきた限りでは、
エタノールになるヤシ油の元は
このアブラヤシのことを指す場合がほとんどだったのだが、
自分が知らないだけで、ココヤシのエタノール技術が進んでいる、というのが
この図解記事の趣旨なのだろうか。

ニホンにおける、たとえば
間伐材使用の木質バイオマスや休耕田使用の菜種、
食用油のリサイクルなどのバイオマスエネルギーの利用のように、
地域の産物を地域で活用する技術であるのならば、これはすごく将来性があると思う。

ただし、このココヤシも、
アブラヤシのように
(あるいはトウモロコシやサトウキビ同様に)
グローバリゼーションに飲み込まれて、
世界への輸出を企てて、というようなことになれば、
また話は別のことになってしまうのだが。

今回は、どっちのハナシをしているのか、ほんまわからへん、これ。


※:森林、アブラヤシ(+アブラヤシプランテーション)に関する当ブログの過去記事など
 2006年11月12日 http://www.actiblog.com/yamaneko/20077
 2007年 2月13日 http://www.actiblog.com/yamaneko/29404
       2月26日 http://www.actiblog.com/yamaneko/30609

その他、参考になりそうな方々
 2月27日 FoEJapanニュースリリースより
 http://www.foejapan.org/forest/doc/070208.html
 http://www.foejapan.org/forest/doc/doc_recmndbiofuel.pdf
 http://www.foejapan.org/forest/doc/recmndbiofuel_pamph.pdf
 (最後のは、ファイルが重たいが、一番読みやすいかも。後半にアブラヤシの記述アリ)

なんか、アブラヤシでぐぐれ、という方が手っ取り早い気もするが。

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登録日:2007年 09月 17日 21:56:05

大手マスコミはちゃんと取材をしとるんか

ヤギも木に登る

【5月27日 AFP】モロッコ南西部の町タルーダント(Taroudant)ではこの時期、ヤギがアルガン(Argania spinosa)の木に登り、苦い実を食べる様子が見られる。アルガンはモロッコ南東部の半砂漠地帯に生育する樹木で、8メートルから10メートルの高さまで育ち、およそ200年の寿命を持つ。アルガンの森は80万ヘクタールの範囲に広がり、ユネスコ(UNESCO)により生物圏保護区に指定されている。(c)AFP

AFPBB News


黒ヤギさんたら、木の実を食べた~♪
アップで見ると、こいつ、かなりオモロイ顔をしとる。

ヤギが紙も食う、というのは、いまはもう昔の話。
実際、
今の紙は工業製品として化学薬品なんかをばんばん使って
作られているものだから、
昔の、みつまたやこうぞ、あるいは藁なんかを使っていた頃と
同じように食わせるわけにはいくまい。


で、間が飛んだけれども、
タスマニアの森の、ちょっとだけ続きのテーマから。


前回まで、
タスマニアの原生林を伐り払ってそれを紙の原料にしている、
(んで、そのお得意さんは日本製紙株式会社だという、)
という話を2回ばかりエントリとしてアップしたが、
その日本製紙がニュースソースとなっている新聞記事などが、
この春、何度か「ジャーナリズム」のかたちをとって
ネットなどにも流れている。

たとえば、こんな感じ。
4月24日 朝日
実は燃料大量消費、100%再生紙を廃止へ 日本製紙
http://www.asahi.com/life/update/0424/TKY200704240323.html

6月8日 R25(yahoo! 経由)
100%再生紙やゴミ分別の常識は、エコじゃなかったの?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070607-00000007-rec_r-soci

6月11日 日経BN
古紙100%配合でCO2は増加? 日本製紙が再生紙を見直し
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20070608/126867/


ええっとさ。
別に、タスマニアの原生林に関心がなかったとしても、
これ、
「日本製紙」以外のソースにどこまで取材、ちゃんとしとるのか、
というのがすぐに疑問として浮かんでくるんだが。

特に、日本製紙のニュースリリースと見比べてみたりすると。
4月24日 日本製紙(ニュースリリース)
再生紙ラインナップを再編、古紙100%配合製品を廃止
http://www.np-g.com/news/news07042401.html

裏を取る、というのがマスコミさんの仕事の一部、じゃないんか、
ふつー。


だってさ。
ニホンではいまや、古紙の値段がとても値上がりしていること、
そして古紙の多くが中国へと輸出されていて
ニホンでの古紙は品薄状態にあることなどは、
それなりに新聞を読んでいたら、幾らでも出ているわけだし。


主要な原料の入手が困難になってきている、
(高いから、また品薄だから、という理由で)
という背景がある中で、
こういう記事が出された、ということは、
原料を変えるしかない、その理由付けのひとつに
温暖化云々を使った、
というふうに見るのが妥当なところなんじゃないかな、と。


◆ ◆ ◆

ここまで斜に構えた見方をしていなかったとしても、
同じ疑問を抱いた人びとはいた。
しかも、古紙にずっと関心を寄せていた人びとだ。

古紙問題市民行動ネットワーク(以下「古紙ネット」と略)では、
http://homepage2.nifty.com/koshi-net/
この話の出た頃から
日本製紙の言い分に疑問を持っていたので、
日本製紙に取材に行ったそうだ。

その経過は、古紙ネットの会報(印刷物、ネットはなし)に
詳しくある。
そこから少しばかり紹介するが、
少なくとも、
民間のボランティア団体・NPOの人の取材の方が、
上にリンク張ったマスコミ3社の取材よりも
はるかに充実している、ということだけは強調しておこう。

ちなみに、古紙の値上がりや品薄云々についてのテータも、
この古紙ネットの過去記事に
幾らでも見つけることができる。
http://homepage2.nifty.com/koshi-net/trend/trend.htm


◆ ◆ ◆

取材日はわからないが会報の発行日は6月1日なので、
恐らく5月には話を聞きに行ったものと思われる。
取材とまとめは、同ネット代表の中村さんによる。

ちなみに古紙ネットによる古紙利用の提案、
その土台となる理念は次の6点である。

【環境保全型の紙とは】
・古紙の混入率が高い
・環境に配慮した森林からのパルプを原材料としている
・過度な漂白をしていない
・つや出しのための化粧が少ない
・リサイクルしにくい加工をしていない
・有害性の疑いのある薬品を使っていない

こう定義づけている。

で、古紙ネットは
日本製紙の環境部局の人と広報の人とに話を聞いたのだが、
日本製紙側の結論をすげー簡単にまとめてしまうと、
結局は
「古紙配合によって二酸化炭素の排出が増える」の一点張り
ということに理由が絞り込まれていく。
これ、ニュースリリースでも話はだいたいこの通り。
いいのか悪いのかわからんが、視点にぶれはない(笑。

古紙ネット、取材の中村さんのまとめによると、
>「木材チップだけからつくる紙に比べて、製造工程で黒液を使えない再生紙は石油由来の二酸化炭素排出量が多い」ということに尽きる
とある。

温暖化以外の環境配慮について、どの程度考えているのか
その話は全く出てこなかったようだ。

たとえばそのまとめの中で、
>日本製紙のコンセプトで抜けていると思うのは、環境負荷からの「紙の白色度は高くなくていい」という視点です。
というツッコミもかましている。
流石だ。


◆ ◆ ◆

もちろん、紙の用途によっては
古紙100%では対応の出来ない分野があることも
よく分かっているし、
何が何でも全てが古紙、というのは現実的ではないことも
事実。

でも。

要は、古紙を原料として使いづらくなったから
ちょっと別の原料を入れたいんだけどもー、
というストレートな話を、
温暖化云々と絡めて言っているところが、
おかしいだろ、と。

たとえこれが全部事実で
温暖化対策になっているんだとしても、
じゃあ、その原料はどこからきているのか。
まさかタスマニアの原生林じゃあねぇだろーな?
という疑問も当然あるわけだし。
(だから、驚いて
古紙ネットさんが6月5日に講座に来てくれたわけだ)

これがタスマニアの原生林や
他の地域の原生林などでなかったとしても、
遠くから製紙原料を持ってくるというだけで、その分の
エネルギーは消費しているわけだし、
(伐採や現地加工、運送のための石油エネルギーね)
そうした分の二酸化炭素排出量は
どの程度勘定にいれてるのか、
というのも謎だ。

日本製紙のニュースリリースの図表では、
そこんところ数に入れていないようにしかみえないし。
運送分だけを考えても、
国内の古紙を集めるよりも、海外のパルプ持ってくる方が
石油を多く使っていることは確実なわけだし。


◆ ◆ ◆

さて。

懐事情の厳しい日本のNPOですら、
このくらいの取材はきちんとしている。
一方の、朝日新聞なりR25なり日経BNなりは、
ニュースリリースの孫引き程度で、
裏どりをしている気配すらない。

恐らく、
再生紙100%が温暖化対策にならないかもしれないという
ネタのインパクト、面白さ、新しさに驚いて、
そのまんま飛びついてしまったんだろう、ということも
理由の一つにはあるんだと思う。

既存のありがちなエコネタに飽きているとしたら、
これは「記事としては」面白くなるはずだから。


◆ ◆ ◆

しかし、タスマニアの森の話は聴きにくることなく、
大手企業のニュースリリースから引っ張って書いておしまい、
って、どうよ?
それで銭取って儲けてるとは、楽な商売だよな、これ。
 
こんなニュースリリースからの孫引き記事よりも、
日本製紙に
「タスマニアからのパルプを輸入しているのか
(しているとしたらどのくらいしているのか)」
「現地での原生林破壊のことをどの程度知っているのか」
「取引先のガンズ社が
反対派の議員を告訴・恫喝していることについて、
取引企業としてどう考えるか」
「タスマニアでの種の絶滅の危機や地元の市民の反対に
どう思うのか」
ナドナドのことを一言でも聞けば、
(別の意味で)面白いニュースができるはずなのに。
「タスマニアで燃やしている原生林の二酸化炭素は、
貴社の事業のどの部門で吸収しているんですか」とかさ。


なんだか、ここ2、3年で、
 温暖化対策
と書いてあれば、なんでもエコ、と思考停止するヒトビトが、
マスコミをはじめ、多くなってきているような気がするのは
気のせいか。

このエントリを思い出す。
オランウータンが絶滅しても、わたしは二酸化炭素の排出量を減らしたいんです
http://www.actiblog.com/yamaneko/29404


ちなみに、この古紙ネットさんの記事、ウェブにはないので、
ご興味のある方は
古紙ネットの会員になるなり、カンパをするなりして
支援かたがた情報を入手されることを
オススメする。


※今回、マスコミのニュースについては、過去記事への収納はなし。リンク切れまではリンクを飛んで確認を。

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登録日:2007年 06月 26日 15:09:24

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山猫通信社 篠宮
山猫通信社
カメでも読める のてのて環境ニュースクリップ
このメモは猫のヒゲ
◆環境カウンセラー兼フリーランスのライター・編集業の「山猫通信社」については、上のHPをぽちっとどうぞ。ブログをみてのご連絡は、sorano_ki@yahoo.co.jpへ。
◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
◆トラックバック、どうも故障中の模様(早く直してくれAFP)。
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[05/29] ホッキョクグマは野生のクマ 管理人(山猫通信社)
[05/28] ホッキョクグマは野生のクマ あるる
[04/07] オーストラリアのアジアゾウと森林 管理人(山猫通信社)
[04/05] オーストラリアのアジアゾウと森林 うえ
[02/12] これはいい記事。 管理人(山猫通信社)
[12/19] 発見、即、絶滅危惧指定、とならないように 管理人(山猫通信社)
[10/05] なんかちょっと本質からビミョ~にズレている(ような気がする) 管理人(山猫通信社)
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