カテゴリー [資源・エネルギー]

ただ商売がしたいだけ。

バイオ燃料の小型ジェット機、ブラジルの見本市に出品

【11月20日 AFP】ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)で開かれた国際バイオ燃料会議の会期中に、バイオエタノールを燃料とする小型ジェット機の見本市が開催された。ブラジルの航空機メーカー、エンブラエル(Embraer)が、混合燃料ではなくバイオエタノールだけで飛行可能な小型ジェット機を出品。ブラジルは、サトウキビを原料とするバイオエタノールの世界最大の輸出国で、米国に次ぐ世界第2の生産国だ。(c)AFP

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……なんだろうなあ、と。

まあこの場合、
バイオエタノールの使用云々以前に、
小型ジェット機以外でのエコロな移動手段を選択するとか、
ほかのやりようももうちょい検討したら? と提案をしておこう。


◆ ◆ ◆

に、してもまあ、
商売をするにあたって、エコとか二酸化炭素排出抑制とかって、
今、ものすごくモノゴトを動かしやすいキーワードだな、と。
ニホンに限らず、世界のあちらでも、こちらでも。

それが事実であるかどうかは置いといて、
耳に快いコトバとしてその手のことが聞こえてくればOK、
という場面も結構ありそうな。

そのもの(なりサービスなり)が
本当にエコなのか、あるいは二酸化炭素排出抑制につながっているのか、
そこのところを検証する前に思考停止している例も、多そうだ。


◆ ◆ ◆

さらに。
コトはバイオエタノールに限らないのだが、
温室効果ガス削減ということになると、途端に
代替エネルギー等の技術的な解決方法に走りがちなのも、
この問題をややこしくしている面があると思う。

んでもってその場合、
まず先に排出の抑制という方法、
つまり省エネに代表される、元々の温室効果ガスを出さないという部分が
すっ飛ばされることが多い。
どういう訳だか。

できることをやらずに怠惰な自分を甘やかしたまま
科学技術に解決を求めるとは、順番が逆だろう。

やれることやってから、それから
バイオなり何なり、技術的な解決策を進めればいい。

浪費は無視して需要を賄おうとは、ムシが良すぎることこの上ない。
あるいは、本質論から目を背けているに等しい。


◆ ◆ ◆

だいたい、バイオエタノールとなるのそのバイオマスの出所によっては、
エタノール化する段階で温室効果ガス出しまくりのものとか、
あるいはバイオの成長段階で別の環境破壊をしているとか、
はたまた食糧とかち合うがための競合だとか、
いろいろな問題が引き起こされているものも多い。
(このブログでも、ヤシアブラのプランテーションによる環境破壊など、
散々取り上げてきた通り)

昨日、hatenaの方(カメのてブログ)でもちらっと書いたんだが、
バイオマスによっては、わざわざエタノール化をしなくても
その形態のまま燃料として使う方が効率よくエネルギーを取り出せるものも
ある。

何でもかんでも「これが環境対策」「これで二酸化炭素を減らせる」
と言われて、
それをそのまんま鵜呑みにしてしまうのは、あまりにも間抜けだ。

こう言われて思考停止をすることなく、
もうちょっとだけ疑って、裏づけを取るなり調べるなりして、
それから判断をすることは、
別段そんなにおかしなことではない。

.

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登録日:2008年 11月 22日 23:17:18

エネルギーこそ地産地消

クリーンエネルギーの実験場、岩手県葛巻町の挑戦

【7月29日 AFP】岩手県葛巻(Kuzumaki)町は、町全体がクリーンエネルギー作りの実験場だ。
≫続きを読む…
(c)AFP

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ま、お題にした通りの結論なんだが。

岩手県葛巻町での、果敢な挑戦の経過をまとめたレポート。
その動機付けが、過疎化における財政難、というのも興味深い。(※別資料による)

ここで取り組まれていることは、
・風力発電
・牛糞の有効利用(バイオガス)
・太陽光発電
など、など。
あと、このテキストには出ていないが、
同町には、森林管理の際の廃棄物である樹皮を使った
ペレットの生産を行っている会社もある
(これはストーブなどの燃料に活用できる)
など、地元の幅広い自然素材を適切に活用している。

このどれもが、自然由来のエネルギーであり、
そしてどれもが、「地元産のもの」というところは、注目に値する。


同町は、古くから酪農の歴史があるという。
多くの牛たちが毎日せっせと出す排泄物を「なんとかしたい」「もったいない」
と思うのも、自然な成り行きだろう。

木質ペレットについても、同町は林産地であり、
このペレットの話も
間伐材や端材などの有効利用という「もったいない」的観点から
話が進んだということだ。※

風も、太陽も、森も、牛も、全て、地元にあるもの。
これを活用して、電力を起したり、燃料化を図ったり、というものたち。
地域の自然に、ほんの少しの手を加えることで、
そのおすそ分けに預かっている、という構造だ。

もっとも、※によれば、
資金的な面はかなり苦しいという話も、まあちらりと出てはいるが。

地域にあるもの、しかも自然のもので回しているから、
当然「オイル・マイレージ」や「バイオ・マイレージ」は相当低いと考えていいし、
毒物もほとんど発生しないのも魅力だ。

遠くで森林をつぶしてバイオマスのプランテーションをこさえて
そこで油を作って持ってきて(持ってくるにも油は使う)、
というようなことをしなくても、
地域の宝に目を向ければ、まだまだたくさんの資源が眠っている。
ここにも、そこにも。
政府の助成金などについても、こうした地元でできること、
地元の力、といったものを、もうちょっと信頼した方針にならないものか、と
思うんだが。

※:2007年5月刊行の冊子『21世紀の日本を考えるvol.37国産バイオ燃料の実現を!』(農文協)66P~より。個人的には、静岡県の「菜の花トラック」の話がかなり面白かった。

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登録日:2008年 08月 13日 23:59:35

今年も報道が少ない。チェルノブイリから22年。

チェルノブイリ原発事故から22年、追悼式典

【4月27日 AFP】チェルノブイリ(Chernobyl)原発事故から22年目の26日、ウクライナの首都キエフ(Kiev)で追悼式典が行われた。
≫続きを読む…
(c)AFP/Oksana Grytsenko

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2006年(20年目)、2007年と続けてきたが、
今年も去年同様、報道は極端に少ない。

ニホンの報道で拾えたのは、AFPBB以外では、これだけ。

04月27日 中國新聞(goo経由)
脱原発訴え80人が座り込み
 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200804270025.html

それと、日経の経済記事で。
04月28日 日経新聞
G8、チェルノブイリ安全対策に490億円追加支援
 http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M2601L%2028042008&g=G1&d=20080428

と、表題写真のAFPBB。

でもまあ、今年のAFPの写真は、少数ながらも粒揃い。なかなかいい。
追悼の顕花をするひとびとあり、
アピールをするひとびとあり、
式典に出る地元首長あり、と。ツボを押さえて紹介している。


◆ ◆ ◆

気になるのが日経の記事で、
事故から22年も経っている現在において、なおも、
G8(含むニホン)が、その安全対策のために
総額3億ユーロ(約490億円)もの金額を支援している、という事実。

その用途はというと、
使用済み核燃料の処理施設や放射能防御壁といったものの
整備資金という。

たかだか20年そこらで劣化するようなコンクリで囲っておくとか
そういう手法で隔離し続けるしかない毒物であるところの放射性物質を
(放射性元素によってさまざまだが、親子三代隔離し続けても
その毒性が半分も減らない、てな物質もざらだ)
どうして燃料にしようなどと思うのか、
(しかも温暖化防止になるだなんて、どうみてもただの口実つきで)
この報道ひとつでそのリスクのでかさ加減が理解できると思うのだが。


報道の方々も、
馬鹿の一つ覚えみたいに原発が温暖化対策だなんて言い募る暇があったら、
チェルノブイリの現状でも見てきたらいいと思う。
(特に、今も健康被害を受けている人びとの、その苦しみを)


あと、座り込み云々の報道が広島の平和記念公園しかないってのも
なんか手抜き感が漂っているというかなんというか。
東京や大阪といったような大都市でも、その手の集会はやっていると思うのだが。
まあ、地味で地道すぎて、しかも事前の勉強もいるから、
報道側が、やめとこ、となっただけのような気もする。


と、論評している自分も、今年何もしていないのだけれども。
(と、いうか、この日は自分の所属している森林保護団体の集まりの
裏方をしていた)


◆ ◆ ◆

>ウクライナ政府の統計によるとこの事故処理に当たったウクライナやロシア、ベラルーシからの「解体業者」と呼ばれる作業員2万5000人以上が死亡した。2005年9月に発表された国連(UN)の統計では犠牲者は4000人とされているが、この数字については複数のNGO(非政府組織)から疑問の声が上がっている。
>ウクライナだけで230万人が「後遺症に苦しんで」おり、事故当時子どもや若者だった約4400人が被ばく者に典型的な甲状腺がんの手術を受けている。

これらの多数の犠牲者の方、
そして今も苦しんでいる人びとに、正義がもたらされんことを。
祈りをこめて。


※:報道本文は<続きを読む>に収納。

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登録日:2008年 04月 29日 19:02:51

多様な選択肢がある、ということ

松下、世界最高効率の家庭用燃料電池新システム開発

【4月16日 AFP】松下電器産業(Matsushita Electric Industrial)は14日、4万時間の連続使用が可能な、実用化レベルの家庭用燃料電池コージェネレーション(熱電併給)システムを開発したことを発表した。世界最高の発電効率を実現。耐用年は10年以上が想定されている。6月から生産を開始する。(c)AFP

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正直、10年はちょっと短いかなーとも思ったりするが。

まあ、今の家電の想定耐用年数がそのくらいだから、
家電の延長で考えればそのあたりが妥当なのかもしれないけれども。

と、いっても、コージェネレーション(コ・ジェネレーションとも言う、略してコ・ジェネ)は、
別に家電ではなく。
家庭で発電するときに、その廃熱をさまざまに利用していく、という
エネルギー効率をアップさせる仕組みであったりする。
詳しい仕組みをよく知りたい方は、環境gooの用語集あたりが便利。
 →環境goo 用語 「コージェネレーション Co-Generation」

自分が大阪を離れる2000年頃に、大阪ガスが、
ニホン初の家庭用コ・ジェネの製品化を、とかってやっていたけれども、
今では大阪ガス、東京ガス以外に家電メーカーまで参入とは。
時代も進んだものだな、と、しみじみ。

この松下のものについては、
日経エコロジー(日経BP経由)でも取り上げられていた。
04月21日 松下電器、発電効率と耐久性高めた家庭用燃料電池コジェネシステムを開発

また、企業サイトの告知はこちら。
 松下電器産業 プレスリリース
  http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080414-1/jn080414-1.html?ref=news

14日に、大掛かりな記者会見・プレス発表を行ったっぽい。


◆ ◆ ◆

実はコ・ジェネ、現時点ではまだそれほど浸透度が高くない(、と思う)。
たぶん、エコアイスやオール電化などよりもマイナーだろう。
エコ関係の記事でも、普及率で電力会社に水をあけられているだとか、
その手の話をいくつか見たことがある。

元々、コ・ジェネは家庭用というよりも業務用など
大規模なものに向いている技術であったということもあり、
家庭用の製品開発がかなり遅れた。
が、一番大きい要因は、やはり
広告の上手さでは電力会社の方が上だった、
というところじゃなかろうかと踏んでいる。

確かに、発電のために熱エネルギーを使うという点については
火力や原子力の発電と同じである。
だが、それを小さく、コンパクトに、各家庭で行うことで、
家庭のような小さい規模であれば、
発電の際に生じた廃熱を給湯や冷暖房のエネルギーとしても利用して、と
熱エネルギーを2度、3度と転用していくことが可能になる。

大規模発電所で、発電だけして後は捨てられている廃熱のエネルギーや
(温暖化対策云々の宣伝に言われている原発でも、廃熱は捨てられている。
でっけー矛盾だよな) ※
送電によるエネルギーロスを考えると、
コ・ジェネの考え方はそれほど難しいものでもないし、
環境配慮面からしたらかなり理に適っている。


逆に考えれば、
こんな簡単な発想が、どうしてそれに見合った広がりを持たないのか、
ということが不思議に思えてくるような。


◆ ◆ ◆

ともあれ。
エネルギーを作ったり使ったりといった分野において選択肢が増えることは、
暮らしの中でエネルギーをどう有効活用していくか(含む省エネ)、というような
現実的な面から見ても意味があるものだと思う。
たとえば、新築や増改築を考えているような人には、特に有効な情報だろう。

それに、コ・ジェネに限らないけれども、
複数の選択肢があること、
それらをよく調べて、厳選して使っていくこと、
そうした努力を手を抜かないできちっと行っていくことは、
それが何の問題にせよ、問題解決における基本だろうと思うし。


※:原発で二酸化炭素排出削減を、ということを言うヒトから、原発から出る廃熱を直接利用しようとかなんとかいうような話を聞いたためしがないんだが。それをやるとなると、原発はやはりもっと都市部にないといけないんだけれども。それともやはり、放射能汚染が怖いんですかね?

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登録日:2008年 04月 21日 23:45:18

問題は、「バイオ」よりも「グローバリズム」、つづき

バイオ燃料の排斥こそ「人道に対する罪」、ブラジル大統領が反論

【4月17日 AFP】国連(UN)の特別報告官がバイオ燃料の大量生産は「人道に対する罪」だと発言した問題で、ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ(Luiz Inacio Lula da Silva)大統領は16日、開発を促進する原動力と成り得るバイオ燃料を「排斥することこそが本当の意味での人道に対する罪」だと反論した。
≫続きを読む…
(c)AFP

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ここで言う人道とは、たぶん自国の大規模農家たちのことを指しているのだと思う。
それはさておき。


先日拾ったロイターの記事(原文:Terry Wade)に、
ちょっと面白い指摘があったので、
その一部を引用・紹介する。
記事そのものに全部賛同、というわけではないし、また
記事はバイオ燃料について取り上げているものでもない。 ※

けれども、これはバイオ燃料(エタノール)を考える際の、ヒントのひとつになる
と思う。


◆ ◆ ◆

04月18日 ロイター
世界各地で食糧価格が高騰、見直される「ジャガイモ」の魅力
 http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-313843.html

このロイターの記事では、ジャガイモの利点がいくつもあげられている。

たとえば、安価で栽培できること、
栄養価が高いこと、
水分をあまり必要としないこと(水資源確保の心配が減ること)、
最短で50日と短い時間で生長すること、
収量が大きいこと(記事では麦や米の2-4倍としている)、などなど。
そうして、食糧不足問題に対する解決策のひとつとして、
ジャガイモの見直しをすすめてる。
また、バイオエタノールの原料としての可能性も含めて語られている。


◆ ◆ ◆

少し話がずれるが、
ニホンでも、米によるバイオエタノールの研究は開始されている。

実際、ニホンには休耕田がいっぱいあり、
また減反による農業者のモチベーションの低下など、
農業は大きな問題をいくつも抱えている。

米によるバイオ、というとまた
「食べものを燃やして……」という抵抗感を持つ向きもあるだろうが、
少なくとも荒れるに任せた休耕田の有効利用や
農業者の事業性という観点も含めて見た場合、
感覚的な理由で頭ごなしに全否定するのは時期尚早だと思う。

さらに、休耕田を利用した他の作物、菜種によるバイオディーゼルならば、
既に実用には何ら問題がないところにまできている。


と、まあ、バイオ燃料の原料生産については、
その地その地に合わせたそれ相応のやり方がある、ということを
もう少し見て、ということなのだが。


◆ ◆ ◆

話を元に戻して、ジャガイモの記事から。

>ジャガイモ消費量が拡大すれば、その多くを栽培する発展途上国の農家の収入増加にもつながる。前述のアンダーソン氏は「(発展途上国は)ジャガイモを食糧安全保障と収入創出の両面で選択肢の1つと見ている」と語った。

アンダーソン氏とは、ペルーのリマにある
「国際ジャガイモセンター(CIP)」の所長さんである。
そのアンダーソン氏が、ジャガイモを単なる農作物としてだけではなく、
地域の経済発展や、さらには国家の安全保障という観点から提示しているのは
とても興味深い。

さらに個人的に興味深かったのが、記者自身の記述部分となる以下の点。

> <投機マネーに縁薄いジャガイモ>(←記事の小見出し;引用者注)
 ジャガイモの価格が高騰していない理由の1つに、小麦などと違って国際的に取引されてないため、投機マネーを引き付けていない点が挙げられる。
(中略)
>これにはマイナス面もある。一部の国では、ジャガイモの価格が農家にとって魅力的ではなく、作付けの動機になりにくいことがある。

この記者個人の意見、あるいはロイターの記事のトーンとして打ち出しているのは、
だから科学の進歩で長期の流通に耐えうるジャガイモの開発が待たれる、
ジャガイモも国際市場に、
という流れで、実際の記事はそうした視点で締めくくられる。
だが、この欠点と思われている部分は、逆に利点に取れなくもない。

それは、グローバリズムへのアンチテーゼともなり得る。

もちろん、投機に縁の薄い作物だからこその問題点もあることは理解している。
儲けが薄い、作付けの動機付けがなされにくい、という指摘は、
販売だけを考えれば確かに強いマイナス要因でもある。

けれども、半ば自給、そして地域の食糧として、
さらには国家(あるいはより小さく地域だけでもいい)の安全保障として
位置づけた場合、
必要最低限の収穫さえ維持できれば、いわゆる「食糧問題」に対して
これはとても大きな力を持つものになり得る。

逆に、投機に煽られるような作物というのものは、
経済的価値だけに重きが置かれる分、
暴落による経済危機などの危険性にもさらされる。
リターンも大きいが、より大きなリスクもつきまとう。
地域で、投機筋から縁遠い作物としてあるだけならば、
こうした大きなリスクからもまた逃れられる。
まさに、安全保障、だろう。

トウモロコシやサトウキビといったグローバリズムに則った農作物は、
思いっきり投機に左右され、それゆえに暴落などの不安にもさらされている。

そして今、その投機行動を動機付ける要因のひとつとして、
バイオエタノールが相応の位置づけにある。
温暖化が語られ、さらにはその被害が大きく言われることで、
または新たなエネルギー源としての期待が囁かれることで、
そうした投機はまたさらにどんどんと大きく動く。

そりゃ、大統領も必死になるでしょう、といったように。


ジャガイモの例に限らず、
ニホンでも米や菜種、さらに木質バイオマスといったように、
投機からは縁遠いけれども
その分政府のフォローなりコントロールがあること、
そしてそれがきちんと立ちゆくものであれば、
食糧との競合を避けられるバイオ燃料の原料は
いくつもある。

バイオ燃料問題と食糧問題を単純に結びつけて
コインの裏表として捉えるだけでは、その全体像が見えてこない。
そうではなく、世界経済と社会構造の流れも丁寧に見ていくことで、
道はきっと拓ける。

だいたい、温暖化対策、そして石油等地下資源の枯渇ということで言えば、
省エネやエネルギー効率の向上といったすぐにできるようなことこそ、
まず先に考えなければいけないことのはずだし。


※:特に、記事の結論で、ジャガイモの病気の防止策として遺伝子組み換えを例に出すのは、単なる信仰としての科学を妄信しているだけだと思う。

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登録日:2008年 04月 20日 23:55:42

問題は、「バイオ」よりも「グローバリズム」

ロンドンで抗議デモ、バイオ燃料導入義務制度に反対

【4月16日 AFP】英国ロンドン(London)の運輸省前で15日、同日実施された再生可能燃料導入義務制度(Renewable Transport Fuel ObligationRTFO)に反対する活動家らが抗議デモを行った。

 RTFOは温室効果ガスを削減するため燃料販売事業者に自動車用燃料販売量の2.5%をバイオ燃料とすることを義務づける措置だが、活動家は食糧を燃料にすることなどを問題視している。(c)AFP

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写真のねーちゃんがかわいい。
んなことはどーでもいいんだが、このねーちゃんの持っているプラカードは、
「パームオイル」、つまり「ヤシ油」に注視せよ、ということ。
(ヤシ油の二酸化炭素の排出は化石燃料よりも悪いぞ、というこっちゃな)

緑を身にまとっていることから想像するに、恐らくは
ヤシ油をつくるための大規模な開発・プランテーション化に対する抗議のアピールかと。
プランテーションを造成するには、
とにかくものごっつい面積の森林を伐採して裸地にして植林せなあかん、
という工程が必ず必要だから。最初に。

ヤシ油は、食料にもなっているけれども、それ以外にもいろいろと使われている
(たとえば洗剤だとか口紅だとか)
ため、ここでアピールされていることは、
単純に「食べものを燃やすな」ということではない、
というか、そういう単純化された話だけではない、ということは
知っておいた方がいいと思う。

今日は別のニュースも出ていたようだけれども、
(04月16日 バイオ燃料生産は「人道に対する罪」、国連報告官
食料を燃料にすること云々の言い分の方が、比較的スムーズに訴えやすいし、
理解もしやすい。
と、同時に、簡単なことを見落としてしまったりもする。

けれども、この問題の本質をきちんと理解したいと思うのであれば、
トウモロコシやダイズといった食品から燃料(エタノール)を作る愚、
という側面だけではなく、
それらが産業としてどういう方向性を持っているのか、という視点が必要だ。

たとえば、ヤシ油(アブラヤシから作る油)の環境破壊性への理解は、
食料問題(人権問題と言い換えてもいいが)という視点だけでは抜け落ちる。
厳密には、プランテーションの開発によって先住民族をはじめとする地元民への
人権侵害は起こっているので、
狭義の人権問題という視点を持つことは可能ではある。

逆にバイオ(生物由来)燃料全部をひとくくりにしてダメだと切って捨てることは
廃油利用や木質バイオマス(その多くが廃材や間伐材などの廃物利用)といった
他の角度から見ても環境負荷が低くて、実際に二酸化炭素の排出量も抑えられる、
(もちろん食料とは競合しない)
という素材に対して、無駄な逆風ともなりかねない。

この手の話はこのブログで何度も取り上げてきているので、
過去記事にお目通しを頂きたいのだが、
(左の「資源・エネルギー」のタグなど。最近の記事なんかだとこれとか)
今、食料問題を引き起こすと言われていたり、
二酸化炭素の排出量以外の環境負荷がいわれていたり、
あるいは計算上その二酸化炭素すら化石燃料以上に必要だったり、
というものに共通しているのは、
「どこか遠くで」
「(原料を)大量につくって」
「(製品も)大量生産で(そうしないとコスト的に割が合わないから)」
「(原料か製品のどちらかまたは両方が)長距離の輸送をしないと手元に届かない」
といった、グローバリズムに則った方針を持っているものだったりする。
この点、石油や原子力のような地下資源と、全部が全部ではないけれども
とてもよく似ている。
最後の長距離輸送に至っては、
フードマイレージならぬオイルマイレージを考慮しないといけない。
が、それを考えることで、むしろ
その物質の環境負荷がかなり明確に意識できると思う。

逆に同じバイオマスエネルギーと言われるものでも、
地元で採れる農業廃棄物(麦わらなど)を燃料に加工して地元で消費する、
というようなモデルであれば、
上記のグローバリズムの構造からは大きく外れるけれども、
環境負荷は恐らく相当小さいものと予想できる。

とまあ、ここで問われていることは何か、
問題は「食料問題」なのか(あるいは「食料VS燃料」なのか)、
「二酸化炭素排出削減(=とにかく化石燃料を減らせ)」なのか、
それらを含めた広義の環境負荷全般なのか、
まずはそこんところをきちんと頭の中に整理整頓していかないと、
なーんも問題は解決しないと思うんだがな。


また、この件に関していくつか関係しそうな最近の報道のコピペを
<続きを読む>に残しておくので、
ご興味がある方はぜひご一読を。

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登録日:2008年 04月 16日 23:07:09

こ れ は す ご い

風力発電大国スペイン、全電力供給40%超の過去最高を記録

【3月26日 AFP】スペインで国内の全電力需要に占める風力発電量の割合が一時、過去最高の40.8%を記録した。
≫続きを読む…
(c)AFP

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見事だ、と思う。
バードストライクやその他開発による環境負荷増大がなければ、
もう褒めるしかないだろうな、これは。
2020年までに3倍にするという目標など、
大きい将来像を描いているところもなんとなく好印象。

スペインというと樹木がない国というイメージが強いので、
(行ったことないからイメージだけ。映画などの)
そういうところも風力発電に向いているんだろうか? などと
よくわからない想像をしてみる。
いや、樹木が少ないと風がよく通るとか、建てる場所を確保しやすいとか。
(的外れだったらすまん;;てか、スペインに詳しい人、ツッコミ頼む)


ニホンも対抗して、太陽光発電や、あるいは地熱発電なんかで、
このくらいを目指してみてはどうだろうか。
もちろん、開発しても問題にならないところは風力も。
企業の工場の屋根部分を全部太陽光にするなどのことだったら、
相当簡単にできそうだし。
壁面は緑化して。
予算というか資金というか投資や補助などお金関係は
原発に回す金をこっちに投資すればいいだけだから、
やろうと思えば簡単にできそうだけどなぁ……既得権益の方々が
駄々をこねなければ。

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登録日:2008年 03月 26日 23:58:34

何を言っているかよりも誰が言っているか、についつい目がいく

「バイオ燃料増産が食糧危機まねく」、ネスレ会長が警告

【3月24日 AFP】食品最大手ネスレ(Nestle)のピーター・ブラベック・レッツマット(Peter Brabeck-Letmathe)会長兼CEOは23日、バイオ燃料の原料として小麦やトウモロコシなどの穀物需要が増加しているため、世界が食糧危機にさらされていると警告した。
≫続きを読む…
(c)AFP

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ネスレの会長。ある程度んところはやはり計算づくというか、
折込済みの、この発言じゃなかろうか、と。

でもまあ、確かに言っていることは(基本的には)正しい、と思う。

そうは言っても、おそらく本音のところで想定されているものは、
ただ単純に貧しい人びとに食料が行き届かなくなるとかいうことよりも、
おそらく自社商品の原料のコストが跳ね上がることへの懸念とか、
それを価格に上乗せしたときの販売の落ち込みを回避したいとか、
そういう動機も考えられそうな。

でもまあ、動機に純・不純のあるなしは問うということもまた
別の意味で問題のある思考方法だと思うので、
とりあえずは影響力のあるニンゲンが比較的意味のあることを言い
それを世に知らしめることができた、という部分の方を評価する方が、
この問題を考えていく上では妥当なものと思う。


それと「バイオだから」というだけで単純にすべてを否定するのもアレなので、
最近の比較的興味深いバイオマス・エネルギーの取り組みをサクッと紹介。

02月28日 環境部.com (環境goo経由)
農林漁業バイオ燃料法案を国会に提出―環境、農水、経産の3省が共同で
 http://eco.goo.ne.jp/news/law/law_20080228_86.html

03月19日 京都新聞(yahoo! 経由)
稲わらからバイオエタノール 月桂冠など、スーパー酵母使い成功
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080319-00000045-kyt-l26

03月21日 毎日新聞(yahoo! 経由)
<バイオ燃料>食料と競合しない「日本型」を…若林農相
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080321-00000102-mai-pol

03月25日 毎日新聞(yahoo! 経由)
伊賀市:バイオ燃料の精製工場、新年度中に稼働へ 家庭廃油が原料 /三重
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080325-00000303-mailo-l24


いずれも記事本文は、<続きを読む>に収納。
それと、当ブログの過去エントリ(左タグの「資源・エネルギー」)あたりも
参考にしていただければ。

.
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登録日:2008年 03月 25日 23:54:45

「地球にやさしい」は思考停止の合言葉

「地球にやさしい」風力発電地帯、希少種鳥の脅威に

【3月5日 AFP】北米に生息する希少種のアメリカシロヅルは60年以上も前から絶滅の危機に瀕しているが、現在、「ウィンドファーム(風力発電地帯)」という新たな脅威にさらされている。
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(c)AFP/Karin Zeitvogel

AFPBB News


写真はアメリカの事例だが、この件、つまり
風力発電の設置によるバードストライクの問題はニホンでも言われている。
被害者は、アメリカシロヅルだけではない。

知人に愛鳥家がいたり、日本野鳥の会あたりに友人がいる人は
訊いてみるといい。
バードストライクということばがあるが、
これは航空機に追突する鳥のことだけではなく、
こうしたウィンドファームに突っ込む鳥の問題も意味している。
(自分も、野鳥の会の人からこの話を聞いたが、
 それももう10年位前のことだ)

なんせ、ニホンは渡り鳥の中継地点となっている地がたくさんある。
そうした渡りのコースというものは、得てして風の、いい通り道でもある。
つまり、風力発電の設置にぴったり、ということで、
地理的にも鳥たちと競合するわけだ。
もっともバードストライクに関する話を聞いてみると、
渡り鳥に限らず、留鳥たちもまた巻き込まれているが。

こうした軋轢が言われているところの中には
裁判に持ち込まれたところもあったような気が。アセス止まりだったか。
(鳥の中には絶滅の危機に瀕している種も多くいるものだし、
そうした種類の鳥が被害を受けている例も聞くので)

風力発電そのものは、逆に、
場所を選びさえすれば、充分環境配慮になりうるエネルギー源だと思う。
だから、この写真のような話を聞いて、一元的に、
 やっぱダメじゃん、
的な、白かクロか、100か0かの考え方で結論を出すものではないと思う。


太陽光や、またこのブログでも散々言い続けているバイオマスエネルギーでもそうだが、
なんでも「地球にやさしい」と言われてしまうと、
もうそれだけですべて解決した、と判断するような、
そうした頭の悪いことはもう止めにしたほうがいいと思う。

「誰が」それを「地球にやさしい」と言っているのか。
「地球にやさしい」の内訳は一体何なのか。
そこまで見ていくと、だいたいのもんは一長一短であることがわかってくる。
し、
バカと鋏は使いよう、ではないけれども、
使い方、運用の仕方を配慮すれば、
相応に環境への負荷を減らせる技術であったりするものなのだ。
(まあ、アブラヤシ由来のバイオエタノールは一切認める気はないが;;
これはむしろ、「誰が」の方を見ていくべき問題だろう)

風力発電に関して言えば、個人的な見解としては、
大規模なものを目指さないとか補助電源としての位置づけにするとか、
社会への組み入れ方そのものから見ていけば、
それ相応の将来性・環境負荷の軽減性があるものと考えている。
これはもちろん、
鳥類の命が最優先になるように手が尽くされ考慮がなされた、
その上で、だが。


※:過去記事
 2006年03月19日 「やさしい」のまやかし
  http://www.actiblog.com/yamaneko/4125

.

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登録日:2008年 03月 05日 23:58:27

単なる企業の宣伝だろ、これ

英ヴァージン航空、バイオ燃料で初飛行

【2月25日 AFP】(写真追加)英航空大手ヴァージンアトランティック航空(Virgin Atlantic Airways)は24日、バイオ燃料を一部使用した旅客機のテスト飛行を行った。
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(c)AFP

AFPBB News


この件はとりあえずこれとセットで読むといいと思う。
2月8日 AFPBB
バイオ燃料生産目的の土地開墾で温暖化が加速、研究発表


◆ ◆ ◆

何故
「バイオ」由来の燃料だと二酸化炭素の排出が抑制されると見なされるのか。
その答えは、そのバイオ、
つまり生物的組織が、
成長する過程において二酸化炭素を吸収して成長した、
その部分を「プラスマイナスゼロと見なしましょうね」という
取り決めをしたからである。

植物の場合であれば、二酸化炭素を吸収して成長する。
その吸収された分が、燃料となったときに出てきているだけだ、
という「解釈」である。


◆ ◆ ◆

ただし。
植物であれば、その栽培をするために
開墾したり肥料や農薬をまいたりする必要性もあるし、
そうなれば当然その分のエネルギーがかかる。
さらに。
収穫、そして、燃料として製造する過程でも
またエネルギーが発生する。

そう、そこの部分では二酸化炭素は排出されるが、
その分は吸収された二酸化炭素の中にカウントされていない。

それらも含めてトータルでの二酸化炭素の排出と吸収をカウントすると、
 モノによっては温室効果ガスの抑制にもなる、
 けれどもそうじゃないものもあるよ、
というのが現状だろう。


◆ ◆ ◆

それと、この「解釈」「みなし」には重要な視点の欠落がある。

まずは、
ここで考えられている環境負荷の対象が、二酸化炭素だけである
ということ。

温室効果ガスは別に二酸化炭素だけではない。
メタンガスや各種フロンなども、地球温暖化に加担している物質で、
それぞれノ物質においてもまたそれぞれの対策が必要となる。
ちなみに京都議定書では
メタン、亜酸化窒素(N20)、ハイドロフルオロカーボン(HFC)、
パーフルオロカーボン(PFC)、六フッ化硫黄
の6つの温室効果ガスが排出削減の対象である。


それだけではない。
地球の環境悪化を考えた場合、
負荷の原因は何も地球温暖化だけが問題なのではない。
もちろんこれは大きい問題ではあるのだが、
そのほかさまざまな環境破壊の問題があることも、
それらがニンゲンの活動にかかっていることも
忘れてはならない。

たとえば、
原生林を開発してトウモロコシなり大豆なりアブラヤシなりのプランテーション
を造れば、
いくら二酸化炭素の吸収源を生産しているとはいえ
原生林に生きていた生物種にすんげー悪い影響を与えているのは当然のこと。

プランテーションの造園で
ゾウやサイやオランウータンのような動物の棲み処がなくなり絶滅の危機にある、
という話はこれまでこのブログでも何度も取り上げてきたし ※2
AFPですら何度か報道してきている。
(過去記事関係は左のタグで
「絶滅危惧種」「森林」「資源・エネルギー」あたりで見て欲しい)


また、バイオ燃料といっても、その由来する生物によっては
文字通り ピンきり だ。

バイオ燃料の原料と見なされているものの中には、
トウモロコシやアブラヤシのように大量生産と大量消費を前提に
遠方で作って運んでくる、という仕組みのものもあれば、
逆に近県の間伐材を燃料に使うといったような
そういうルートとは別の仕組みを持つバイオのものもある。


◆ ◆ ◆

ま、バイオ燃料を使うことについて、
「誰か」から「それがエコになる」と言われて丸呑みするのは
あまりにも考えが浅すぎる。

てか、「誰が」それを言っているのか、
もうちょっと気にした方がいいんじゃねーか、と思うんだが。

バイオエタノール用のトウモロコシ関係で言えば、
種苗会社がえらく株価を上げたという話は日経にも出ていたし。

(一方で、近県の間伐材で木質バイオマスやったって
どこの株価も変動しないから
話題にするのはほん一部の人びとだけになる、という構造があるわけだ)

大きな開発やって大量にこさえて大量に流通させれば、
そのときにどんなにエネルギーを使っていようとも
儲かるヤツは出ているから、まあ、
「ここの部分がありますからわが社はこーんなにエコですよー!」
と広告的に使うヤツは使うよな、と。
てか、自分がその関係者だったならそうするけどな。


この飛行機会社の話に関しては、まあ
 石油の代替燃料の話もいいんだが、飛ばす量を減らす方がもっとエコでっせ
てな提案をしてみたいと思う。

必要な旅行を止めろとまでは言わないけれども、
無闇に飛行機を使わなくてもいいケースはそれを控える方が、
確実に二酸化炭素の排出を減らせるのは確かなことなのだから。


それと、細かい部分なんだが、
>使用されたバイオ燃料はババス油とココナツ油を混合した燃料

とあるが、不勉強すまんがババス油がよくわからないのと、
あとこれココナツ油なのか。ヤシ油じゃなくて。 ※1
ヤシ油はココナツ油とちゃうで。

ちなみに上の2月8日のAFPの写真はアブラヤシのプランテーションだから、
ココナツ油ではない。
アブラヤシの油・ヤシ油もまた化粧品などにも使われているのは
ココナツ油と一緒。


※1:読売の記事なんかもココナツと言っていたから、おそらく現場の記者が間違えていなければココナツなんだろうけれども。

※2:
関連する当ブログの過去記事のうち、とりあえず幾つかのリンクを
1月23日 ペンギンとトウモロコシ
2007年
12月19日 金持ちはどこでも皆 同じことを言う
12月 5日 森を潰して油をつくる、というハナシ
11月30日 ごみ発電やナタネ油の車も、バイオマス・エネルギーだぜ
9月17日 まさかと思うけど、アブラヤシとココヤシを取り違えていないよな?

.

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登録日:2008年 02月 26日 23:39:38

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◆環境カウンセラー兼フリーランスのライター・編集業の「山猫通信社」については、上のHPをぽちっとどうぞ。ブログをみてのご連絡は、sorano_ki@yahoo.co.jpへ。
◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
◆トラックバック、どうも故障中の模様(早く直してくれAFP)。
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