カテゴリー [環境与太話]

まれに見るすげえぇぇーーバカ

国際動物愛護団体PETA、「たこ焼きの販売やめて」と日本プロ野球に要請

【3月27日 AFP】国際動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of AnimalsPETA)」は25日、日本のプロ野球のコミッショナーに対し、地球温暖化対策としてホットドッグやタコ焼きの販売をやめてベジタリアンフードの売店を出すよう求める書簡を送った。
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(c)AFP

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もはや存在そのものが「どうぞツッコミ入れてチョーダイ♪」状態のPETAだが、
に、しても こ れ は ひ ど い 。

白人の異文化アレルギー丸出しを恥じないシー・シェパードも
問題っちゃー問題だけれども、
その斜め上を行く、「たこやき」禁止案。
頭がクラクラするな、これ。

確かここ、ケンタのようなファストフードでアピールをやってたと思うんだけれども、
おそらくそのノリで
 ニホンのファストフードをやっつけちゃえ! 
って、あんまよく知らないで「野球場」
(今やナイターはどんどん人気が翳っているってのに)
のファストフードを取り上げたんだろうな、と勝手に推測してみる。

ケンタやマクドのようなグローバリズムに則ったファストフードに対しての
言い分は
好き嫌いで言えばどうしょうもなく大嫌いなPETAの言い分であっても
一理あると思うのだけれども、
ホットドッグはともかくとして、タコヤキはニホンの、
特に関西人にとってのソウルフードだからなぁ。
同じ枠で括っちゃダメだろ、これ。

そこんところで思いっきり滑ってるとしか言いようがないんだけれども。

それに、たこやきで消費されるタコの量って、そんなに多いとは思えないし。
たぶん、ニホンが消費する水産物のトップ10に入るか入らないか、
というところじゃないかな、タコは。
マグロとエビ、サケがトップ3とか、確かだいたいそんな感じじゃないか、と。
あまり自信はないけど。
ま、それはともかくとして、
下位とは言わないが中堅どころの消費量だったとしても、
象徴としては叩きがいがない相手だよな、タコって。

あと、全タコの何%がたこやきとして食べられているんだろうか。
明石焼きを含めても、たぶん寿司による消費の方が多そうだよな、これ。


一番の問題は、こういうバカがたくさん露出することで、
まともな環境NGOの足を引っ張り、
良心的なベジタリアンのイメージを貶めたりしている、
というところなんだけれども。 ※
 


※:てか、AFPに限らず、マスコミはもうこの団体を無視した方がいいと思う。今回はたまたま嗤える「ネタ」だったけれども、時折シャレにならないアホを曝しているときでもなんでかしらんが取り上げていて、「PETA枠でもあるんか?」てなくらい不思議で仕方がない。環境保全の足を引っ張っているのは、こういう独善の塊の団体だけではなく、それを面白がって取り上げるマスコミもまた同じ愚を犯しているのだと思う。もう何回も言ってきているのだけれども。同じ頻度でシェラクラブやFoE、ワールドウオッチや、あるいはせめてナショジオを取り上げるようにしたら、世の中ずいぶんとマシになると思うんだけど。

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登録日:2008年 03月 27日 23:12:20

心洗われる……

樹齢400年の「命の木」、バーレーンの観光スポットに

【2月10日 AFP】バーレーンのマナマ(Manama)南部にある樹齢400年の木が、観光客らが訪れる人気スポットになっている。

 この木は、砂漠の厳しい環境にもかかわらず生き続けているため、「命の木」として知られるようになった。(c)AFP

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なんか、いい話題。
なんか、いい写真。
別の、子どもが笑っているやつも、いい。

ニホンでも屋久島の縄文杉などのようにとんでもないご長寿の木があるけれども、
やっぱり樹木の持つ力にはかなわないな、と改めて気づかされる。

ニンゲンとはまったく違う時間軸を持ち、生きる。
その時間概念を想像してみるということも、
このせせこましい世の中では必要かも、などと思ったり。


この木が何の木なのか、樹種だとか、
できればそういったあたりの情報も欲しかったよなあ。
(ちと残念)

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登録日:2008年 02月 11日 23:57:05

知らないものは存在しない

反捕鯨団体、仲間割れ? グリーンピースがシー・シェパードへの協力拒む

【1月20日 AFP】南極海で日本の調査捕鯨の妨害を試みている米環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」は20日、同じく国際環境保護団体のグリーンピース(Greenpeace)が日本の捕鯨船団の位置を知らせることを拒んだため、グリーンピースを「見掛け倒し」だと非難した。
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(c)AFP

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今日は、クジラの話ではなくメディアについての話を少し。

この写真記事のタイトルに「仲間割れ」とあるが、
そもそもこの2つの団体が本当に「仲間」なのかどうか、
特に調べたり疑問を持ったりしなかったんだろうか、
このテキストを書いた記者は。

あるいはデスクなどから、
 仲間ならどうして別々に活動しているんだろうね?
てなツッコミがなかったのか、などなど。

それぞれの成り立ちをちょっとでも調べれば、
 こういうことになるんだろーなー、
ということはすぐに分かりそうなもんだが。
特に、シー・シェパードのやり口なんかを見ていると。

まあ、要するにこのテキストを上げた記者の頭の中では、
環境NGOというものの理解というのはその程度だったんだろう。
環境団体で捕鯨反対、ということで十把一絡げで見ていたからこそ、
こういうかたちでの疑問がタイトルにつけられたんだろうな、とでもいうか。


◆ ◆ ◆

ニホンにもまた、国内にたくさんの環境団体(NGO・NPO)がある。
とはいうものの、それはそれぞれの得意分野が異なるために
いろいろな団体が別々に存在しているのであって、
別にグリーンピースとシー・シェパードのように
方針が食い違って(←ものは言いよう)袂を別ったわけではない。

また、自分の知っている範囲でのことだが、
そうした異なる取り組みをしている団体同士であっても、
共同で何かを行うということは(少なくともニホンでは)
比較的良くなされていると思う。

最近の例だと、以下のような報道などから理解できると思う。

1月23日 毎日新聞
再生紙偽装:国にグリーン購入法の見直し要望 市民5団体
とか、
1月23日 共同通信
古紙配合率、国がチェックを 再生紙偽装で保護団体要望

など。

一緒に調査や催しの開催などもごく普通に行われるし、
別に他団体だからといって仲が悪いわけでもない。
ただ、団体にとっての目標や取り組み対象がそれぞれ異なるため、
いろいろな団体があるにすぎない。
だから、同じ取り組み対象や共通の接点があると、このようなことが行われる。

余力のあるヒトはそれぞれの記事で名前の出ていた団体のサイトを
訪問してみることをオススメしたい。
それぞれの団体が、どこがどう違い、
にもかかわらずここで同じ取り組みをしているということの理由が
よくわかると思う。


◆ ◆ ◆

上はニホンの例だが、かように
世界中には多くの環境団体があって、
実にさまざまなテーマに対して
かなり多彩な取り組みをそれぞれが行っている。

けれども。

これはAFPだけではないのだが、
大手のマスコミに名前の出る団体、報道される機会のある団体は、
それほど多くはない。
ごく一握りの団体がいつものようにループして登場している(ように見える)。


その昔のエントリで、
2007年7月9日 選んだ理由
 http://www.actiblog.com/yamaneko/39168
上げた通り。
これはたまたまAFPを事例にしているけれども、
別に他の報道がそうではない、というわけではない。
どれも五十歩百歩だ。


報道する立場のヒトビトも、知らないものに関しては何も想像が及ばない、
どころか
知らないものはそのヒトの中には存在していない(というか存在できない)。

そしてその「知らない」は、報道の読み手であるわたし・たちにも
引き継がれていく。
つまり、報道されていない団体なんて「存在しない」というわけだ。

メディアリテラシーなどでよく言われる、
 報道を読むときには、
 そうした「何が欠けているか」「報道されていない部分」を
 意識する必要がある、
ということに注意を払ったとしても、
存在すら知らない団体のことに思いを馳せるだなんて、ちと無理だ。


◆ ◆ ◆

知らないものは、存在しない。
かといって、
 何もかも、すべてのことについて最低限その業界の常識を持っておこう
だなんてことは、物理的にも限界がある、というかあり得ない。
(もちろん、自分も、そうなんだが)


だから。
 少なくとも、世の中には常に「自分が知らないもの・こと」が存在している、
ということと
 それによって割を食ってる立場のヒトビト(なり団体なり)が必ずいる、
ということだけは、
絶えず意識していたい、と思う。

(なんだか弱々しい結びになっちまうんだが、ちと仕方が無いと言うかなんと言うか)


※:引用した国内報道は、次のエントリにて対応。

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登録日:2008年 01月 30日 21:24:05

実行するのは「誰」なのか

「温暖化防止にライフスタイルの変革を」、IPCC議長

【1月22日 AFP】肉を食べない、自転車を利用する、余計なものは買わない-。
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(c)AFP

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まあ、パチャウリ議長が言っていることは正論だとは思う。

けど。


>1キロの肉を生産するには36.4キロのCO2が排出されることが分かっている。さらに、同量の肉の輸送には100ワットの電球を3週間近く点灯するのに相当するエネルギーが必要だという。

よく言われるのが、牛肉1キロを生産するには穀物10キロが必要だとか、
そういう対比。
二酸化炭素で換算すると言うのは、新鮮。
というか、すんげー今風だな。

>そのほかに役立つライフスタイルの変更として、「手に入るからという理由だけで」ものを買わずに、本当に必要なものだけを買うことを挙げた。

たぶん、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」という単語に相応に反応したり、
パチャウリ議長の発言を気にかけたりするくらいの人びとであれば、
もうとっくに実行済みかと。

というか、こういう場合、どうして
結局は「個人の努力で頑張りましょう」
てなところにすぐ着地点を持って行きたがるのかな、と。

国家や地方自治体や企業や団体が努力していないとは言わないけれども、
過剰に個人に責任を押し付けるのも
 あれこれ文句が出ないで済むからか、
などと穿った見方をついしてしまうんだが。


たとえば、
 肉を売らない、
 自動車を作らない、
 余計な買い物をしないよう物欲を刺激する広告を自粛する
といった提案だとしたら、実際にどうだろうか。

アメリカ合州国が兵器産業でしのいでいる国だとしたら、
ニホン国は車を売りまくることを生業としていた国、だと言っても
そう的外れではないだろう。

そういう国々でこういうことを言っても、
誰も実行してくれないだろうなあ、と。
その意味では、確かにモノは言いよう、という面があるのかもしれない。

でも。


◆ ◆ ◆

何も全部企業が(あるいは行政が、等々)悪い、と
他者のせいにするつもりは毛頭ないが、
社会の仕組みとして、
 「消費」(そしてできれば「浪費」も)がないと回っていかないよ、この世界は、
という価値観を前提にしているのだから、
(そういう価値観だから、エコノミーとエコロジーは対立する、などという
言い回しもよく言われるわけで;;そこでよく使われるのが、
エコを実行すると失業者増えるよ、というような脅しが入ったり、などなど)
そうした部分から目を背けて
 個人で頑張り通しましょう 云々と言うてばかりでは
いつまで経っても事の本質にはたどり着けないだろう。


個人が頑張って自転車に乗っていても、
行政が、道路を造って自動車ますます便利だね、てなインフラやっていたり、
(どうせ整備するなら自転車道造れよ)
液晶画面の向こう側で、
自動車が売れて儲かるヒトが増えるのが正しいという価値観が
湯水のように広告として流れ、幅を利かせてる、
そんな世の中が続いていくのならば、
おそらくなーんも変わらない、と思う。


税金のかけ方を変えるとか法律をいじるとか予算配分を変化させるとか、
そういった面も含めての「個人も頑張れ」であれば、充分納得がいくんだけれども。
法律を変えるのだって、まずは個々人が発案をしていかないと
転がっていかないものだし。


ともあれ。
どうかこれが、
結局、ものを言いやすい方にだけ言っている、といったことにならないよう、※
そしてまるでアリバイのようにそういうことに使われないように、と
ふと思いながら。 

※:また、過去エントリで言ったことを思い出すんだが。

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登録日:2008年 01月 29日 23:58:22

天災から人災へ

今年の自然災害の発生件数は過去最悪、気候変動の影響か

【12月28日 AFP】再保険会社の世界第2位、ドイツのミュンヘン再保険グループ(Munich Re)は27日、2007年は自然災害が発生回数でも被害額でも前年を上回ったこと、気候変動の影響で被害額は来年以降さらに増加するとみられることを明らかにした。
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(c)AFP

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ここで写真に使われている柏崎刈羽原発のさまざまな「トラブル」は、
新潟県中越沖地震によって引き起こされたもの。

テキストが伝えたいその内容はよく分かるのだけれども、
気候変動、いわゆる地球温暖化が地震にどの程度影響を与えているのか、
そこんところがちょっと「?」なので、
(もちろん自分が情報を持っていない可能性もあるのだが)
この写真のチョイス、実は微妙な違和感を抱いた。


ま、地球温暖化そのものを人災と考えると、
それによって引き起こされるさまざまな自然災害も
「天災」の範疇ではなく「人災」の範疇へと
その認識が移行していくことも考えられる。

この記事が本当に伝えたい内容がその点だとすれば、
原発事故のようなどう考えても人災の範疇に入るであろう事例を
この記事の写真として選んだのは、
そんなにミスマッチではない、のかもしれない。

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登録日:2007年 12月 30日 23:43:43

ヒトは言いやすい方にだけモノを言い、叩きやすい方だけを好んで叩く。それがヒトだ。

カイロに毎年秋に現れる「黒い雲」、車の排ガスと焼き畑が主因か

【11月6日 AFP】最も汚染された都市の1つに挙げられるエジプトの首都カイロ(Cairo)の上空がまた、毒性の高い黒い雲に覆われている。
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(c)AFP/Alain Navarro

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恐らくこのエントリで取り上げた
 10月23日 えらく情報の足りないものを持ち出して、何が言いたいのやら
 http://www.actiblog.com/yamaneko/46932
件の追加情報だと思う。

野焼きと焼畑は明らかに概念が違うものなのだが
(野焼きは農業以外も指すが、焼畑は農法の一種を指す) 
元記事を書いた記者はどの程度そのあたりを分かっているのか、
どうも怪しい気がするのは、気のせいか。

そこんとこを抜きにしても
当ブログでの結論は上記先月のエントリとあまり変わらないが、
まあタイトルのようなことを思ったんで、つらつらと。


◆ ◆ ◆

この写真記事の添付文章を見る限り、

>毒性の高い黒い雲に(中略)は、なぜか毎年秋になるとカイロの空に戻ってくる

>膨らみ続ける人口に加え、数百万台の車が出す排気ガスと、毎年稲株を燃やしたときに出る高濃度の有毒ガスが、黒い雲の主因とみられている

>厚い「鉛の毛布」は毎年カイロを覆い、1600万人の住人に深刻な健康不安を与えている

>専門家によると、主に排ガスによる二酸化窒素と一酸化炭素は、汚染粒子と混ざり合って、「致死性のカクテル」を生み出している

>カイロに黒い雲が現れ出したのは1999年のこと

>ナイルデルタでは昔から、翌年の収穫のために土壌を肥やす方法として、稲刈り後に残された稲株を燃やす習慣がある。

>稲株を燃やすことを禁止する法律が成立し、違反者には罰金が科される可能性も

てなあたりが、気になる点。


ツッコミどころとしては、まずは、
 毎年稲株を燃やしたときに出る高濃度の有毒ガス
という書き方。

稲株を燃やして出る有毒ガス、がよくわからん。
普通に植物を燃やして有毒ガスが出るというのは、ちょっと考えにくいというか。
可能性としては根株等に残っている残留農薬が真っ先に思いつくが、
(ニホンの「野焼き」でよくあるダイオキシン類発生の問題など)
やはり考えられるとすれば程度問題ではないかという可能性を押したい。
人口増加による耕地の拡大、というような。

特に、この手の煙が発生しだしたのが1999年からという
つい最近であることや、
土壌の肥やしとして稲刈り後に残った稲株を燃やすことが
昔からの習慣であることなどが挙げられている以上、
本来の原因がこの習慣であるというのは、正直考えにくい。

やはり、規模がでかくなった、ヒトが増えた、という人口問題が本来の要因で、
焼畑(もとい野焼き)が本当の原因であるとするのは、
ちょっと本質からズレているような気がする。


◆ ◆ ◆

さらに。
最大の問題は、
たとえばもしも焼畑(もとい野焼き)を全面的に止めたとしても、
人口増加傾向にあるカイロでは車の利用は増大し続けるであろうから、
車の排気ガスに伴う大気汚染は増えることはあっても減ることは無い
(このまんまでは)
だろう、という点だ。

車の排気ガスだけを見てみても、
NOx云々を挙げるまでもなく、
それなりにひどい環境汚染をするものであることは論を俟たない。

でも、そっち方面の規制やらナンやらは、
この記事では全く取り上げていない。
これは、現地が、そっち方面に規制をかけるとか、
そういう動きをとっていないことを意味していると理解していいのだろうか。

今回のタイトルにした、
言い易い方にものを言っていくことや
叩きやすい方を叩くというのはニンゲンの性だと思うし
(自分だってそうだ)
逆に言えば、
いろんな意味で強そうな方、権力のありそうな方、お金を持っていそうな方、
ツッコミいれたら小うるさくネチネチと反論されたりしそうな方に
一向にツッコミを入れていない記事に仕上がっているというのも、
これまたニンゲンらしいといえば非常にニンゲンらしいと思う。


これ、農薬会社とか自動車業界とか、
(しかもそれらのグローバル産業あたりを)
そのあたりに裏を取ったら
また別のハナシが聴けそうなネタなんだがな。


◆ ◆ ◆

前回の写真もそうだったが、
何が言いたいのか、
ただ単に
カイロの空は黒かった、秋は大気汚染がヒドイぜ、
焼畑は悪いんだぜ、
てなことだけを言いたい記事なのかと
やっぱり首を傾げてしまう。

人口増加率や車の利用率の変化に関する数字、
また車の排気ガスの内容など、
もうちょい勉強してから取り上げないと、
環境悪化を嘆いて
読み手や書き手の感情面でのガス抜きをしているだけのことにしか
ならないと思うんだが。

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登録日:2007年 11月 28日 23:58:05

ごみ削減のための、意外なアイデア(かどうかは定かでない)

地球温暖化対策で、イタリアにロバの「ゴミ収集車」登場

【10月31日 AFP】シチリア州パレルモ(Palermo)にある街Castelbuonoでは、収集ゴミの運搬手段にロバが利用されている。動物を使うことでトラックよりも低コストになり、温室効果ガスの削減にもつながるという。(c)AFP

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今夜はハロウィン(たぶん)、
ロバはカボチャ料理も食うもんかな? などとどうでもいいことを思いながら。

アイデアとしては、悪くないと思う。
ロバは元々使役動物だし。
諸事情が違い過ぎるだろうから
このまんまのやり方でニホンに導入というのはちょっと考えづらいけれども、
地形や交通渋滞の有無、集落の密集度によっては
これに似た手法をまちづくりの一環として検討してみても
面白そうだ。
(ロバでなくても、その地域に向いた使役動物を導入するというのはアリかも)※


それと、
「ロバに重たい荷物を背負わせるのはかわいそう」ということで
排出されるごみが減る、かもしれないし。
……
と、いうのはまぁどこまで期待できるかどうかはわからないが
(というか、自分の願望でしかないのかもしれないが)、
温室効果ガス排出の削減といった物理的な効果だけではなく、
まちなかにニンゲン以外のいろいろな生きものが
いろいろなかたちで共に生活をしているという暮らしは、
そう悪いもんじゃないと思う。

※余談:動物ということで糞害への対処も必要になるかもしれないが、飼育員(兼収集員になるのか)がその場で対応すれば案外簡単に済むのではないかと予想。この読み、甘いだろうか?

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登録日:2007年 10月 31日 22:37:17

えらく情報の足りないものを持ち出して、何が言いたいのやら

収穫後の野焼きは環境汚染の原因

【10月21日 AFP】収穫期の終わったエジプトでは、来年の種まき期にそなえて畑の野焼きが行われているが、この行為がエジプトにおける環境汚染の原因の1つと考えられている。(c)AFP

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なんかツッコミどころが満載なので、軽く取り上げてみる。


まず、野焼きがどう環境に悪い(説明内では「環境汚染」)のか、
という解説がすっぽり抜けているのはどうしてなんだろう。
温暖化促進なのか、煙の汚染・煙害なのか、ダイオキシン類みたいな
毒物の発生なのか。
汚染というからには煙害関係か毒物関係だと思うのだが、
どのように環境に悪いのか、漠然としすぎてて、
記事としては非常に焦点のボケたものとなってしまっている。

ニホンの野焼きが法律で規制されているのは、
ダイオキシン類という毒物を発生させるからであって、
(煙害もあるけれども)
それと同じことがここでも起きているのかどうか、
これだけでは全くわからない。


野焼きをしている人びとは
肥料にするためというような感じで農業生産の一環で行っている模様。
だとすれば
野焼きを止めても生産性を維持するための代替案を提案できないこともまた
問題だろう。


◆ ◆ ◆ 

「汚染」とはやや異なる概念なので的外れかもしれないが、
野焼きが温暖化の促進になっている、という可能性はどうか。

で、温暖化促進というレベルであれば、
相当な広範囲の野焼きがなされていないといけないが、
そういう状況にあるのかないのかもこの写真と説明文だけでは不明。

すまん。やはり、考えるには判断材料が足りなすぎる。


◆ ◆ ◆

検証する上でもうひとつ大切な点が、
この野焼きの習慣がいつごろから始まったのか、ということ。

過去数百年、数千年のオーダーで行われていたことだとすれば、
ここ数年、数十年で急に「悪いこと」になるというのもおかしな話。※

逆に、たとえばナイル川にダムをこさえたことで農業生産性が落ちた、
その代替案としての野焼きが始まったということであれば、
多少はうなずけるのだが、
そういう情報もないので、
野焼きが悪いのかどうか、これだけではやっぱり判断材料が足りなすぎる。

一つ考えられるのは、
人口が急に増えたことで、これまで小規模なら問題のなかった野焼きが
結果的に環境破壊となってしまった、というようなパターン。
けれどもそうした掘り下げやツッコミも皆無だから、
やっぱり結論は同じで、判断は保留するしかない。

野焼きという行為が悪いのか、それともその規模の問題なのか、
という点はとても重要な情報だ。

行為の質といったことのほかに、時間軸と規模、その両方を検証することは、
どんな問題にせよ問題点を明確にするためには不可欠なことだと思うのだが。


◆ ◆ ◆

それから、
>この行為がエジプトにおける環境汚染の原因の1つと考えられている。

考えている、そう見なしている、その主体は誰か。

学術研究者たち、あるいはその問題の専門家なのか。
それともエジプト政府なのか。
国内の者か、あるいは外国の者たちなのか。

つまりは、
 誰が、どういう意図でこういう話を展開しているのか
というハナシ。
これもまた、よくわからない点。

誰が、がはっきりすれば、
もっと大きな問題から目をそらすために野焼きを口実にしている可能性はないのか、
といったあたりのこともぐっとはっきりする。

実は個人的に、そこが一番気になっている。

記事にする前に、そこんところきちんと裏づけを取ってほしかったんだが。


※:マレーシアやインドネシアで焼畑(野焼きではない)による環境破壊が言われるが、これも状況と人による。たとえば先住民族が行っている焼畑は5千年前に歴史が遡れるもので、つまりは5千年間は環境破壊ではない焼畑だった(現地の自然の摂理に則している)ということが、既に学術的に証明されている。問題なのは、そうした自然の摂理をよく知らない、移住者たちが行う焼畑であったり、あるいは企業が広い土地を確保するために(アブラヤシ等のプランテーション造成のため)行う焼畑。これは、歴史的には新規の行為であること、また規模が大きいこと、という2つの相違点があることに注目。

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登録日:2007年 10月 23日 01:07:18

文化的教養に欠ける行い

環境活動家が大英博物館展示の兵士像にマスク、中国大気汚染に抗議

【10月16日 AFP】ロンドンの大英博物館(British Museum)で9月から開催されている兵馬俑の展覧会で、環境保護活動家が中国の大気汚染を批判し、展示されていた兵士像の2体にマスクをつける騒ぎが起きた。
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(c)AFP

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シルクロードの貴重な歴史遺産のひとつでもある兵馬俑に、まさかの悪事。
こういうことをやらかす輩と、同じ「環境派」なんかには絶対に括られたくない。


兵馬俑の文化的な素晴らしさ、遺産としての価値、歴史的学術的な貴重性
といったものについて、その片鱗でも情報を持っていたら、
とてもではないがこのような行為を思いつくはずがないと思う。
人並の教養の持ち主であれば。


◆ ◆ ◆

兵馬俑に傷がつかなかった(らしい)ことは幸運だったが、
それは単に今回まぐれだっただけのこと。
欠けたり割ったりしようもんなら、
この加害者は一体どう落とし前をつけるつもりだったのか。

写真の説明文では粗野に扱う素振りはなかったかのように書かれているが、
根本的にパフォーマンスの対象に文化財を選ぶという発想、
場合によっては破損の可能性もある行為を平気で行えるその神経は、
もう何をもってしても言い訳にならないほど
非文化的・野蛮なことこの上ない。
思うくらいは自由かもしれないが、行動に移した時点でアウトだろう。


◆ ◆ ◆

それと、この自称「環境保護活動家」、
同じ、温室効果ガス排出で世界ナンバーワンのアメリカ合州国
(国家としても個人レベルで見ても最大の排出源だ)
の文化財について、
これと同じようなことをしでかそうという発想は持たなかったのだろうか。

言いたくないが、
黄色人種のものだから軽んじて扱っても構わない、というような意識が
なくはなかったか。


◆ ◆ ◆

中国の温室効果ガス排出の問題についても、
その責任を負うのは、文化財ではなく、
現在生きて、活動しているニンゲンのはずだ。

シルクロードの遺産が、温暖化のために何かをやらかしたとでもいうのか。


自国の文化財を軽んじられて、そのことを面白く思う人は、まずいないだろう。

むしろ、多くの人は次のような行為に個人として強く共感するのではないか。

10月10日 中国人コレクター、侵略で失われた文化財を落札
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2295605/2225209

人並みに誇りがあれば、
こういう思いは自然に湧き出てくるものではないのか、と。 
別に中国に限らず。それどころか、国境線の問題ではなく。 ※


◆ ◆ ◆

どんなに正しいことを主張したとしても、
その過程において野蛮な手段を選び行うのであれば、
それはそれで一時的な注目は集めるかもしれないが
決して説得力を持つことはない。


というか、
 この加害者、ただ単純に目立ちたかっただけじゃね?
説も捨てきれないのだが。

※:このエントリでも思った→http://www.actiblog.com/yamaneko/45418

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登録日:2007年 10月 22日 23:40:21

肖像権使用料、でしょ?

ホッキョクグマのクヌートの動物園に、グミキャンデーのメーカーが寄付

【2007年10月3日 AFP】グミキャンデーで知られる独菓子メーカーのハリボー(Haribo)が、世界で最も有名なホッキョクグマ、クヌート(Knut)の形をしたグミを販売して得た利益の一部、4万ユーロ(約650万円)を、クヌートが住むベルリン(Berlin)の動物園に寄贈した。
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(c)AFP

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チョイ前の写真だが、ヘンなポーズのクヌートをチョイス。
すっかり大きくなっとる。

写真説明だと
クヌートグッズの会社が動物園側に寄付をしたということだが、
これ、寄付というよりは単にクヌートの肖像権使用料を払いましたよ、
というだけのハナシじゃなかろうか。

もともと、クヌートがいなかったら、その菓子はそんなに売れてへんだろうし。
素直に、肖像拝借料を払いました、ということで
別に美談でも何でもないと思う。

どうせ寄付云々言うのであれば、
こういう関係なんかでも良かったのに。
9月9日 ホッキョクグマ3分の1に減少か、米地質調査所が予測
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2279405/2112541

WWFはじめ、野生動物の保護をしている堅実な団体はいくらでもあることだし。

そのほか、温暖化による北極の氷の溶解なども
ホッキョクグマ減少の要因としてあるのだから、
温暖化関係の団体でもいいかもしれん。

もはやクヌートばかりを可愛がっている場合じゃないと思うんだが。

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登録日:2007年 10月 15日 23:52:34

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プロフィール
山猫通信社 篠宮
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このメモは猫のヒゲ
◆環境カウンセラー兼フリーランスのライター・編集業の「山猫通信社」については、上のHPをぽちっとどうぞ。ブログをみてのご連絡は、sorano_ki@yahoo.co.jpへ。
◆屋号の「山猫」は宮沢賢治から。大阪に長くいたので時々関西弁が混ざることあり。
◆07年3月、ブログタイトルを一部変更。今後も、カメだけでなく、ワニやラクダやトカゲからも いろいろと学べるもんだろうと思いつつ、のてのてと更新中。
◆トラックバック、どうも故障中の模様(早く直してくれAFP)。
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