お風呂と温泉(その2)

醸造所が「ビール温泉」を開始 - チェコ

【チョドワプラナ/チェコ 9日 AFP】チェコ最新の「治療」サービスとして、同国初の「ビール温泉」がマリアンスケラーズニエ(Marianske Lazne)近郊のチョドワプラナ(Chodova Plana)に登場した。
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(c)AFP/MICHAL CIZEK

AFPBB News


 私ごとで失礼なのだけど、つい先日、自宅の近くにゴミ処理施設の廃熱を利用した温水プール併設の温浴ができたので、早速子供と行ってみた。全体的にはなかなかモダンで素敵な設計なのだが、肝心なお風呂がどうもそっけない。浴槽のまたぎがいやに大きいところがあったりと、バリアフリー的にも問題じゃないのかなというところを感じた。裸の空間だけにそういう寸法感覚はよりデリケートに感じてしまうものだ。このようなお風呂と人間のスキンシップ感覚というものは、建築的にはさほど面白くない民間のスーパー銭湯のほうがやや手慣れた感じがする。
 ところで上の記事のビール風呂だが、ひょっとして高濃度炭酸泉みたいにプチプチと炭酸気泡が気持ちよいのかもしれない。匂いが気になるだろうが、どんな感じだろうか。一度試してみたいものだ。
 前置きはこれくらいにして、前回は主に入浴の話になってしまったので、今回は「温泉」のことを中心に書いてみたい。ちょうどゴールデンウィークなので温泉地でリフレッシュという人も多いのだろうか。

<温泉とは>

 海水浴とプールが微妙に違うように、お風呂と温泉も微妙にちがうが、近年ブームのスーパー銭湯の中には天然温泉のところもあったり、限りなく温泉の雰囲気を味合わせてくれるところが増えている。温泉とは一体何なのか、ちょっとおさらいをしておこう。
 まず温泉の定義を調べてみた。「温泉法」という法律があり、第2条に「この法律で「温泉」とは、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、別表に掲げる温度又は物質を有するものをいう。」とあり、
 別表(物質と含有量の表があるがここでは省略)
 1.温度(温泉源から採取されるときの温度とする)25℃以上
 2.物質(下に掲げるもののうち、いずれか一つ)
となっている。つまり、25℃以上あれば成分がなくても温泉、温度が低くても成分があれば温泉であるらしい。500mも掘削すれば地下水の温度は25℃以上になるらしいので、法律上は十分温泉ということになるようだ。このあたりが、そこらのスーパー銭湯や健康ランドで天然温泉をうたっている秘訣ということだ。ただし、温泉掘削の許認可にはかなり時間がかかるので天然温泉にする場合にはかなりの事業的覚悟が必要になるだろう。
 ちなみに25℃以上で物質が基準に満たないものは、「単純泉」と表記される。実は日本の温泉で一番多いのがこの「単純泉」なのだが、首都圏で掘削した温泉はほとんど「塩塩」みたいだが、これは大昔の海水のようだ。

<温泉は無添加か?>
 以前どこかの温泉で問題になったが、ここでいうのはそのことではなくて濾過のことだ。源泉から来る温泉水をかけ流ししている場合は無添加だろうが、循環プラス足し湯の場合は、基本的に濾過を行い殺菌をする。この殺菌の方法として塩素を入れている場合もあるので、温泉=完全に天然と考えないほうが良いだろう。

<銭湯・スーパー銭湯・健康ランド>
 蛇足になるが、似て非なる関係にあるスーパー銭湯と健康ランド、なんとなく違いはわかるがどうも明快でない。これまた調べてみよう。法律的には「公衆浴場法」に規定されている。スーパー銭湯と健康ランドも「公衆浴場法」上は許可対象になる(ちなみに温泉旅館などの風呂は対象外)が、普通の銭湯は「一般公衆浴場」に分類され、都道府県の条例や物価統制令の規制を受けるためが、スーパー銭湯は「一般公衆浴場」によって許可を受ける場合と「その他の公衆浴場」ということで許可を受ける場合があるようだが、一般には後者だろう。前者の場合は法的に低料金となるが、後者の場合は戦略的銭湯並低料金と言える(500〜800円程度)。銭湯のほとんどない郊外なら問題ないが、銭湯の残っている都市部に大型のスーパー銭湯が進出してくると既存の銭湯にとってはスーパー銭湯の低料金は脅威であり、死活問題にもなる。一方健康ランドやヘルスセンターは、「その他の公衆浴場」ということで、保養や休養の施設が併設されており、規模も大きく、料金も高めの設定となっている(2000〜3000円程度)。スーパー銭湯も乱立の状況になり、高付加価値化の中で限りなく健康ランドに近いところも出来つつあるが、まぁ今のところ利用者からみれば料金の違いが一番大きいところだろうが、穏やかに住み分けされるべきなのかもしれない。

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登録日:2006年 05月 06日 09:35:00

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